和田春樹の作品一覧
「和田春樹」の「レーニン・セレクション」「北朝鮮現代史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「和田春樹」の「レーニン・セレクション」「北朝鮮現代史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「即時和平論」ではなく「即時停戦論」だという含みが大切と思うし、これまでの著者の経験と実績から、日本外務省、各国大使館、国内外の研究者に働きかけていく行動力も素晴らしいと思う。一部ではあるが、2022年2月以降の国際的な停戦に向けたアクションが紹介されたことも評価できる。日本の「護憲派」が、ウクライナの戦争に曖昧な態度しか示せていないという批判もその通りだろう。
だが、それでも著者の議論には首をかしげざるを得ない点もある。すでに指摘されている通り、著者が重視する2022年3月末のウクライナ側の和平提案は、ロシア軍のキエフ侵攻の失敗が明らかになった段階で提起されたものではないか。また、停戦の
Posted by ブクログ
金日成は日本による朝鮮併合後の1912年平壌生まれ。満州事変後の抗日戦線に参加。旗色は悪くソ連に逃げる。日本敗北後祖国に帰る。米ソにより朝鮮は南北に分断。ソ連支援の下朝鮮共産党責任秘書となり、党トップとなる。この座は死ぬまで49年間手離さなかった。
土地改革、司法制度の整備、大学設立、男女平等法案の成立、選挙の実施、軍の創立など行う。
南北朝鮮は米ソが五年仮統治し統一するとされていたが、米ソに交渉は難航。南北共に相手国は傀儡国家と敵視し朝鮮戦争となる。米中戦争に転換し統一は失敗した。金日成の独裁体制は強化された。60年代には党イコール国家体制が確立。
チュチェ思想(ソ連や中国の真似ではなく朝鮮
Posted by ブクログ
北朝鮮研究者でなくとも、朝鮮半島研究をする者なら必ず知っている著者の新書であるが、ポイントは彼が1998年に『北朝鮮—遊撃隊国家の現在』で、金正日体制を「遊撃隊国家」が継承された、と書いた部分を訂正したことにある。彼は、金正日の新しい体制を「正規軍国家」とみるとしているが、多くの韓国研究者はそれを支持しなかったという。
新書の内容は、金日成時代(1932年から)から金正日の死までを丁寧に追って書かれている。
国の政策ばかりでなく、重要な役割についた人の名前なども細かく書かれているため、資料としての価値も高い。
ただ、よく知られているように和田春樹氏はもともと「ソ連」の研究者であり、ロシア