作品一覧

  • いつも夢をみていた よく食べよく歌いよく生きた巴里東京ぐらし
    -
    1巻880円 (税込)
    没後10年。華やかなステージや、あたたかな料理エッセイ――しかしその背後には、大変な苦労と悲しみがあった。秘めた恋、多忙な仕事、愛する人の死。現代の女性を勇気づける自叙伝。解説=川上弘美
  • 私の小さなたからもの
    4.5
    1巻704円 (税込)
    使い込んだ料理道具、女らしい喜びを与えてくれるコンパクト、旅先での忘れられぬ景色、今は亡き人から貰った言葉――私たちの「たからもの」は無数にある。名手による真に上質でエレガントなエッセイ。
  • バタをひとさじ、玉子を3コ
    4.0
    1巻693円 (税込)
    よく食べよう、よく生きよう―元祖料理エッセイ『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』著者の単行本未収録作を中心とした食エッセイ集。50年代パリ仕込みのエレガンス溢れる、食いしん坊必読の一冊。
  • パリ仕込みお料理ノート
    3.6
    1巻693円 (税込)
    なぜかしら音楽家には食いしん坊が多いのです とろとろのチーズトーストに、二時間煮込んだシチュー、たきたてご飯にバター、しょうゆ、おかかを混ぜ、おみそ汁のお豆腐をのせた現代版ウツミ豆腐……戦後シャンソン歌手としてデビューしたパリで“食いしん坊”に開眼した著者が、人生で出会った忘れがたい料理と世界の友人たちを自在に綴るエッセイ集。
  • いつも異国の空の下
    3.7
    1巻660円 (税込)
    身ひとつで飛び込んだ米国から、第二の故郷ともなるパリへ。欧州各地、ショービジネスの本場ニューヨーク、革命前の狂騒のキューバまで――。大きく変貌してゆく時代と社会のなかで、戦後の占領下に日本を飛び出し、日本人歌手として女ひとりで異国に暮らし、生きるために歌い、契約書一枚で世界を三周した八年間の移動と闘いの日々の記録。

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  • 女ひとりの巴里ぐらし
    4.7
    1巻660円 (税込)
    キャバレー文化華やかな一九五〇年代のパリ――戦後の芸術文化が華やかに咲き誇った街で、日本人歌手としてモンマルトルのキャバレー<ナチュリスト>で一年間、主役をつとめた著者による自伝的エッセイ。楽屋生活の悲喜こもごもや、まだ下町らしさの残るパリでの暮らしを、女性ならではの細やかな筆致で生き生きと描き、三島由紀夫にも絶賛された「貴重な歴史的ドキュメント」。

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  • 東京の空の下オムレツのにおいは流れる
    4.4
    1巻660円 (税込)
    初めての料理エッセイ出版以来、<シャンソンの石井さん>あらため<オムレツの石井さん>と呼ばれるようになった著者。あるときはスペインの浜辺でパエリャに舌鼓をうち、またあるときはカポーティのベイクドポテトに想いを馳せ、なべ料理に亡き夫を思い出す――食べることの歓びがあふれる素敵な一冊。ベストセラー『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』の姉妹編。

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  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる
    4.1
    1巻660円 (税込)
    料理エッセイの元祖、読まれ続けて半世紀。戦後まもなく渡ったパリで、下宿先のマダムが作ってくれたバタたっぷりのオムレツ。レビュの仕事仲間と夜食に食べた熱々のグラティネ――一九五〇年代の古きよきフランス暮らしと思い出深い料理の数々を軽やかに歌うように綴った名著が、半世紀を経て待望の文庫化。第11回日本エッセイスト・クラブ賞受賞作。

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  • 東京の空の下オムレツのにおいは流れる

    Posted by ブクログ

    前作から20年を経て書かれた料理エッセイ。旅先で美味しいと思った料理を自分で再現してしまう探求心が素敵。文章もパリ編より深みがあるように感じました。いい人生の重ね方をされた方なんだと思います。

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    2024年05月26日
  • 女ひとりの巴里ぐらし

    Posted by ブクログ

    憧れの街、巴里に惹かれて古本屋で購入。買って良かった!!!三島由紀夫の前書きの言葉を借りれば、本当に下町の人々の『息いきれ』を感じた。
    パリへの憧れは尽きないが、華やかな面だけでなく『横道に逸れたパリ』も知ることができた。
    生き生きと、生々しいほど描写が巧みで、歌を商売とする女、体を売る女…様々な女性たちの生きる姿にページを捲る手が止まらなかった。
    著者は謙遜して書いているようだが、時代が時代なだけに海外で一流の歌手として生計を立てることができた女性は本当に凄い。
    藤田嗣治はじめ有名な人々の名前も多く出てくる。

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    2023年06月12日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

    Posted by ブクログ

    (抜粋)
    オムレツは強い火でつくらなくてはならない。熱したバタにそそがれた卵は、強い火で底のほうからどんどん焼けてくる。それをフォークで手早く中央に向けて、前後左右にまぜ、やわらかい卵のヒダを作り、なま卵の色がなくなって全体がうすい黄色の半熟になったところで、片面をくるりとかえして、火を消し、余熱でもう一度ひっくり返して反面を焼いて形を整えたら出来上がる。

    いやあ、朝ごはん食べたばっかりなのに、またお腹すいてきちゃったな。石井さんがパリに渡られた(1951年頃)ばかりのころ、下宿されていたアパートの白系ロシアの未亡人に作ってもらっていたオムレツは特別美味しかったらしい。
    フランス人は卵は肝臓

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    2023年04月14日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

    Posted by ブクログ

    漫画で紹介されていたので、購入した本。
    全く知らない方でした。終戦直後にこんなすごい女性がいらしたとは知りませんでした。

    最近は、日本でも普通に食べられるようになったメニューなどもあり、時代を感じました。
    また、豪快(?)な方で、様々なエピソードが掲載されていて、面白かったです。

    0
    2022年11月23日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

    Posted by ブクログ

    挿絵がなくてよかった。
    こんな料理かな、こんな風に作るのかなって想像膨らませながら読むのが本当に楽しい本だった。読書の醍醐味がつまってたなあ。

    0
    2022年01月22日

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