水谷淳の作品一覧
「水谷淳」の「科学文明の起源―近代世界を生んだグローバルな科学の歴史」「「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「水谷淳」の「科学文明の起源―近代世界を生んだグローバルな科学の歴史」「「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
でかまま的に、大当たりな一冊でした。
構成が素晴らしく、タイトルとは一見無関係な事柄が有機的に絡み合い、取りこぼされることなく、総括されていく様は見事としか言いようがない。
著名な物理学者たちが、猫という不思議な存在と意外なところで結ばれていたり、自然というか、進化の賜物を前にして戸惑ったりしている様がありありと伝わってくる。
そして、科学というものが新しい技術による観察によって大きく動くこと、いまなお謎のままになっている事象があり、知り得ていることは存外と限られていること、それを改めて痛感する一冊だった。
オッカムの剃刀が通じない世界を前にして、それでもそのもろい剃刀を手に挑むしかないのかも
Posted by ブクログ
宇宙に関する調査研究の最前線を、分かりやすくかみ砕いた語り口調で平易に読むことのできる一般書。
サブタイトルにある「この世で一番おもしろい宇宙入門」というのがこの本の読者層を一番親切に伝えているが、メインタイトルもよく本書の内容を伝えている。
つまり、いま現在の科学で、宇宙について「わかっていないこと」を語ることで、必然的に「ここまでは分かっている」という研究の最前線(限界)の案内になっている。
宇宙は何で出来ているの?
から始まり、物質とは?空間とは?時間とは?次元とは?光より速く動けるのか・・・?等など
物理学と量子力学と一般相対性理論とが、この宇宙について説明できている限界範囲を、楽し
Posted by ブクログ
親しみやすい口語調なのでテンポよく読める。
堅苦しい説明はなく、一緒に考えてみようよ、というスタンスの本。
前作 "We Have No Idea" は、分かっていないことの説明で、
本作 "Frequently Asked Questions About the Universe" は、よくある疑問に答える内容だ。
質問者は9歳から99歳と幅広く、本書の対象者も同様の年齢層だ。
文字だけでも読み易いが、ほぼ全ページにあるマンガが理解の手助けになっている。
タイトルに「この世で一番わかりやすい」とあるが、この手の読み物としては本当にわかりやすいと思