作品一覧
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3.9
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
アリストテレスは、弁論術を「どんな場合でもそのそれぞれについて可能な説得の方法を見つけ出す能力」と定義しており、本書では聴き手を如何にして説得するかを体系立てて解説された書籍である。本書は、説得の三種(3手段)とされる①人柄にかかっている説得、②聴き手の心が或る状態に置かれてること(感情)によるもの、③言論そのものを説明した3巻構成となっている。換言すると、弁論家は、①言論に着目して、それが証明を与え、納得のゆくものとなるように配慮するだけではなく、②自分自身を或る人柄の人物と見えるように、そして同時に、③判定者にも或る種の感情を抱かせるように仕上げをしなければならないとする主張に対し体系的な
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Posted by ブクログ
正直、1巻の前半以降は、ちとだれてしまった。
古典であり、堅苦しい感じかと思っていたが、1700年も前に弁論についての骨格が出来上がっていて、今もそれほど変わらないなんて!という気付きを得られた。
読んでいて面白かったのは、議員って以下のようなことを話す必要があるというベースがあったということ。今ニュースで目にするものも大概はいってしまうということに、気付かされた。。。
議会弁論を繰り広げる主題で、最も重要なものは概ね5つ。
・財源に関するもの
・戦争と平和に関するもの
・国土の防衛に関するもの
・輸入品に関するもの
・立法に関するもの
まあ、自分が議員や弁護士になるというのはありえず、 -