作品一覧

  • カタロニア讃歌
    4.8
    ファシズムの暗雲に覆われた1930年代のスペイン、これに抵抗した労働者の自発的な革命として市民戦争は始まった。その報道記事を書くためにバルセロナにやってきたオーウェルは、燃えさかる革命的状況に魅せられ、共和国政府軍兵士として銃を取り最前線へ赴く。人間の生命と理想を悲劇的に蕩尽してしまう戦争という日常──残酷、欠乏、虚偽。しかし、それでも捨て切れぬ人間への希望を、自らの体験をとおして、作家の透徹な視線が描ききる。20世紀という時代のなかで人間の現実を見つめた傑作ノンフィクション。共和国政府の敗北という形で戦争が終結した後に書かれた回想録「スペイン戦争を振り返って」を併録。
  • ブラウン神父全集
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    1巻2,420円 (税込)
    ホームズものとは一味ちがう、短編ミステリーの名手チェスタートンのブラウン神父もの51編を収録した初の全集。黒い大きな帽子とこうもり傘、丸顔でずんぐりした体型の神父が、どことなくユーモラスな雰囲気を漂わせながら意表をつく推理を披露する。
  • ブラウン神父の秘密1
    -
    1~2巻330円 (税込)
    チェスタートンによるブラウン神父ものミステリー第4巻。冒頭の「ブラウン神父の秘密」と末尾の「フランボウの秘密」によって神父の探偵方法が明かされ、その実例を8編あいだに挟んで紹介するという新しい趣向の傑作短編集。本巻には「ブラウン神父の秘密」「判事の鏡」「顎ひげを二つもつ男」「飛ぶ金魚の歌」「俳優とアリバイ」の5編を収録。

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  • ブラウン神父の懐疑1
    -
    1~2巻330円 (税込)
    「懐疑」は短編ミステリーの名手チェスタートンが第一次世界大戦をはさんで十年あまりの休止の後に著わしたブラウン神父物短編集の第3巻。この巻には「ブラウン神父の復活」「天の矢」「犬のお告げ」「ムーン・クレセントの奇蹟」の名作4編を収めた。意表をつく推理はますます健在!

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  • ブラウン神父の知恵1
    -
    1~2巻330円 (税込)
    「知恵」は短編ミステリーの名手チェスタートンのブラウン神父物第2巻。「消えうせたミスタ・グラス」「盗賊の楽園」「ヒルシュ博士の決闘」「通路の人影」「器械の間違い」「シーザーの顔」の、奇抜なトリック、ユーモアと逆説にあふれた6編を収録。

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  • カタロニア讃歌

    Posted by ブクログ

    『Hommage to Catalonia』の訳本は複数社から出版されているが、一部が省かれた版も多数存在するので、原語の内容を溢さず読みたい人には、本書をお勧めする。

    未だかつて、こんなにじっくりたっぷり読み込んだ本は無い…。大学のゼミで取り上げる題材だったから、という理由なのだけれど、そもそもは原語で読んでいて、途中あまりに複雑で心折れそうになり、論文書くうえでは母語で読まないことには先に進めず、何度も読み返しては線を引いて付箋貼っての繰り返し。

    オーウェルの生い立ちや思想とか理想というものは彼の著作を読むほどによく理解出来ると思うが、この作品は、ある意味、彼の人生のクライマックスのよ

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    2020年08月18日
  • カタロニア讃歌

    Posted by ブクログ

    ★欺瞞の時代において真実を語ることは革命的な行動だ



    ジョージ・オーウェルは、今から62年前の1950年1月21日にわずか46歳で亡くなったイギリスのジャーナリスト・作家。

    彼との接近は、ご多分に漏れずSFにどっぷりとのめり込んだ中学生の頃に手にした『1Q84』じゃなかった、未来の管理された醜悪な世界を描いたディストピア小説『1984』が最初でしたが、その後もカール・マルクスの『ルイボナパルトのブリュメール18日』やジョン・リードの『世界をゆるがした十日間』、エドガー・スノーの『中国の赤い星』『アジアの戦争』やアグネス・スメドレーの『中国の歌ごえ』、そしてE・H・カーの『ロシア革命』など

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    2012年09月20日
  • カタロニア讃歌

    Posted by ブクログ

    まだ読み途中だったのですが、母が読みたいと言い出しまして、ちょうど中間だし譲ったのでした。
    なので完全にはよんでませんが、それでも言葉の端々に重いものを感じます。
    私は本当に無知だ。

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    2009年10月07日

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