新井潤美の作品一覧
「新井潤美」の「日本文学史 近代・現代篇」「〈英国紳士〉の生態学 ことばから暮らしまで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「新井潤美」の「日本文学史 近代・現代篇」「〈英国紳士〉の生態学 ことばから暮らしまで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
英国紳士と言われると、スーツを着こなす、表紙の絵のような物腰柔らかな人物を想像していました。
しかし、彼らの中には、はっきりと階級を意識した、均一化した世界があるのだと冒頭で著者は述べています。
「紅茶にミルクを入れるタイミング」などの細かいところまで異なる社会は、想像できませんが、それは差別的なものではなく、あくまで「階級に応じた振る舞い」だそう。
しかし、その階級の中でも、「ミドルクラス」は幅が広く、ロウアー(下流)とアッパー(上流)のあいだでは、歴史的に大きな溝があり、アッパーに憧れる「ロウアーミドルクラス」はいつも嘲笑の対象となっていたようです。
『「ロウアーミドルクラス(下
Posted by ブクログ
非常に勉強になった。与党が変わるたびに教育のあり方(パワーバランス)が変わるっていうのは日本ではあまり考えられないこと。
文中で引用されていた本にもおもしろそうなのがいっぱい。ただ、日本では訳されていないものもあり残念。検索の問題かもしれないので、巻末リストに原書だけでなく日本発行の題名も付けてくれたら、なおうれしかった…というのは単なるわがままですが。とにかく日本語で読めるものは読んでみたい。
また、自分が行っていた私立校はどの階級に属していたのか知りたいと思った。
本書を読んだ後に「美しき英国パブリック・スクール」を読むとイメージが湧きやすく理解が深まる。