石田勇治の作品一覧
「石田勇治」の「ナチスの「手口」と緊急事態条項」「ヒトラーとナチ・ドイツ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「石田勇治」の「ナチスの「手口」と緊急事態条項」「ヒトラーとナチ・ドイツ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
本書では、1933年のヒトラー内閣成立から1945年のドイツ敗戦までの「ナチ時代」が扱われている。冒頭にて、ナチ体制とは、「民族共同体」という情緒的な概念で絆を作り、それは暴力による一方的なドイツ国民の支配体制でなく、当時の国民を受益者、積極的な担い手とする「合意独裁」であったと要約されている。
第1章から第5章はナチ体制の成立からナチス政権下の内政と外政、第6章と第7章はレイシズムと反ユダヤ主義、ホロコーストが取り扱われている。ナチスに関する書籍としては、比較的新しい本であり、最新の研究成果をふんだんに取り込んで書かれているのが特徴だ。
第5章の「ナチ体制下の内政と外交」では、ナチスに関
Posted by ブクログ
1:緊急事態条項を利用したナチスの手口
・ナチスは国民の圧倒的支持ではない。少数派政党。
・第一次世界大戦の敗戦と世界恐慌で政治が混乱し、ヒンデンブルク大統領が大統領緊急令を多用した。議会制民主主義に国民が絶望していた。
・ナチスは突撃隊という暴力装置を持っていた。その組織がイチャモンを付けて逮捕していった。議事堂炎上もナチスの自作自演。
2:なぜドイツ国民はナチスを支持したか
・敗戦と世界恐慌で、失業率30%。ワイマール帝国は見放されていた。共産党とナチが受け皿だった。
・第一次世界大戦で旧ロシアから、東方ユダヤ人が難民のようにドイツに来ていて、独特の存在だった。民衆は風変わりさに恐れてい