シャーロット・マクラウドの作品一覧

「シャーロット・マクラウド」の「おかしな遺産」「蹄鉄ころんだ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 猫が死体を連れてきた
    3.0
    1巻1,018円 (税込)
    身を切るような秋風がたちはじめたバラクラヴァ。新たな騒動の始まりを告げたのは、シャンディ教授の家政婦ミセス・ローマックスの飼い猫、エドモンドがくわえてきたかつらだった。持ち主にしてローマックス家の下宿人でもあるアングレー名誉教授に返却すべくさがしに出かけると、当の本人は博物館(になる予定のクラブハウス)の裏手で冷たくなっていた。第一発見者になったミセス・ローマックスの要請で駆けつけたシャンディ教授が少し調べただけで、不審な点がいくつも見つかり……? 農業大学の町が舞台の、明るく楽しいシリーズ第4弾。/解説=澤木喬
  • ヴァイキング、ヴァイキング
    4.0
    1巻1,018円 (税込)
    バラクラヴァ郡の地元紙記者クロンカイトは、105歳の誕生日をひかえた女性ヒルダのインタヴューに農場を訪れたあと、近くにあるルーン石碑を見にいこうとして、偶然、作男の怪しい死亡事故に遭遇する。その後、彼がくだんの石碑のことを大々的に報じるや、やじ馬が大挙して押しよせ、農場一帯は混乱の極みに。さらに第二、第三の“事故”が起き、石碑をたてたヴァイキングの呪いか? とささやかれるなか、シャンディ教授はまたしても右往左往するはめになりつつも、事件解決をめざす。温かなユーモアが満載の、心の底から楽しめる傑作ミステリ第3弾。/解説=宮脇孝雄
  • 蹄鉄ころんだ
    3.8
    1巻1,018円 (税込)
    バラクラヴァ農業大学は、年に一度の馬の競技大会をひかえてわきかえっていた。鋤競争、裸馬レース、曲乗り、蹄鉄投げ……すべてにおいて常勝を誇っていた大学軍団に、今年は暗雲がたちこめる。何者かが不幸のおまじないとして馬房の蹄鉄をすべて上下さかさまに打ちつけたのが効いたのか、工芸店で金銀の強奪事件が発生、巨大で美しい雌豚ベリンダが誘拐され、殺人まで起きてしまう。これらのめちゃくちゃな情勢に直面したシャンディ教授は、無事に収拾をつけられるのか……? 豊かな笑いに彩られた謎解きが楽しめる快作、大好評シリーズ第2弾。
  • にぎやかな眠り
    4.2
    1巻1,018円 (税込)
    特徴といえば農業大学があることくらいの田舎町バラクラヴァ。この町が活気づく季節――クリスマスが今年もやってきた。ふだんは静かな町全体がクリスマス仕様に彩られ、見物客の大群が押し寄せる季節が。毎年くりかえされる大騒ぎにうんざりしていた大学教授のシャンディは、とてつもなく派手なイルミネーションで自宅を飾りつけて妨害を試みるが、それが事件を招いてしまう。休暇の船旅を早めに切りあげた教授がわが家で目にしたのは、親友の妻の死体だった……! アガサ賞生涯功労賞作家の出世作となった、万人に愛された傑作シリーズ第1弾。/解説=浅羽莢子
  • おかしな遺産
    -
    1巻1,119円 (税込)
    盗まれた名画を捜して海外出張中の夫マックスの留守を預かるセーラのもとに、夫妻にとって因縁浅からぬ「御殿」ことウィルキンズ美術館にて、またしても変死事件が発生したとの連絡が入る。犠牲者は美術館職員で画家のドロレスだった。その翌日、ひとり事務所に立ち寄ったセーラは何者かの襲撃を受け、被害を届けに赴いた警察署ではドロレスの件にまつわる意外な事実を知らされる。美術館一筋だった彼女の死には、思いもよらぬ複雑な事情が秘められているのか……?古都ボストンを舞台に、美術品専門の探偵夫妻の活躍を描く人気シリーズ。
  • にぎやかな眠り

    Posted by ブクログ

    新版の表紙イラストが激好み!
    ジャケ買いはハズレてしまうことが多いのだけど、これは大丈夫だったー。
    昔はこの手のコージーミステリよく読んだけど、今は翻訳ミステリとか読み切れないかもと不安になりつつ・・・シャンディ教授がとても魅力的で文章も読みやすく(登場人物はこの人誰だっけ?しょっちゅう人物一覧見てたけど)最後まで楽しく読めました。

    0
    2018年05月17日
  • ヴァイキング、ヴァイキング

    Posted by ブクログ

    シャンディ教授シリーズ第三弾。

    いやはや、大学教授たちのお茶目さが相変わらず炸裂。
    下院議員の一団にお下劣な冗談を言ったり、
    発見されたヴァイキングの石碑を大学が誇る雄牛に守らせたり、
    重輓馬やガチョウも狩り出され、
    照明を求めて人の車の配線をいじってライトを点けっぱなしにしたりと、
    かなり笑わされる。

    それでいて、農業を愛し、農地を守ろうとする姿勢にはなぜか胸が熱くなる。

    そしてこのシリーズのもう一つの美点、
    妙齢のカップルが誕生する点においても今回は最高齢!
    しかも言葉も通じない異国の花嫁になるとは。
    面白すぎる。

    0
    2016年05月26日
  • 蹄鉄ころんだ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    シャンディ教授シリーズ第二弾。

    前作でプロポーズしたと思ったら、
    もう結婚してましたシャンディ教授とヘレン。
    年に一度の輓馬競技会が近づく中、
    買い物に出かけた銀食器店で強盗に遭ったり、
    大学一の出産待ちの豚が行方不明になったり、
    そして殺人事件。

    前作でシャンディ教授が魅力的な理由が謎だと書いたが、
    その理由の一部は、この大学が楽しそうだからかも。

    なんせその豚を捜すために、土曜日の朝五時四十五分に全学集会を開くぐらいだから。
    学長が「農業はビジネスではない、文化だ!」と卒業式でオーク材の演台を真っ二つにするぐらいだから。
    大学中が輓馬競技会や鋤競争や蹄鉄投げに血道をあげるくらいだから

    0
    2016年04月24日
  • にぎやかな眠り

    Posted by ブクログ

    シャンディ教授シリーズ第一弾。

    なぜだろう。
    背が高くもなく低くもなく、
    太ってもいないがやせてもいない。
    ハンサムでもないが醜くもない。
    白いものが増えつつあるし、
    頭頂部ははげかかっている人畜無害なおひとよしなはずの、
    大学教授シャンディ。
    そのシャンディ教授に入れ込んでしまうのは。

    それまで無視していたクリスマスイルミネーションをいきなりド派手にかますという、らしからぬお茶目さを発揮したからか、
    急にモテモテになったことに戸惑っているせいか、
    大学町にやってきたヘレンにほぼ一目ぼれしたうえ、会って二日でプロポーズしたせいか。

    いや、かなり冒頭の部分で、みんなシャンディ教授を好きなっ

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    2016年04月20日
  • にぎやかな眠り

    Posted by ブクログ

    うっかりシリーズ2冊目を先に手にいれてしまって、気がついて、1冊目を手にするまで我慢しました。その甲斐がありました。1冊目から読むべきです。

    というのも、まさにこれは「コージーミステリ」だから。

    1冊目で「ライフイベント」があり、生活が変わったあの人この人は、その後どうなったのかしら? もちろん2冊目で語られます。2冊目で新しく登場した人物は? 3冊目で語られるはずです。

    つまり、2冊目を読んでから、1冊目を読んでしまうと、
    「あれー? この人、2冊目には出てこなかったよ。つまりこの人は・・・?」
    加害者や被害者ということですね。話まるわかり。
    くりかえしますが、1冊目『にぎやかな眠り』

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    2016年01月24日

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