作品一覧

  • 明日のひこうき雲
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    14歳の等身大の、恋、友情、葛藤を描く青春ラブストーリー! 家族の問題を抱え、晴れない心の遊は、偶然見かけたサッカー部のキンちゃんが見せた鋭いまなざしに、惹かれていく。そこから、遊の生活が変わりはじめる。10代の繊細な心をみずみずしく描いた成長物語。
  • 団地のコトリ
    3.8
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 美月はバレーボールに青春をかける中学3年生の女の子。部活の仲間たちや同じ団地に住む愛梨に囲まれ、幸せな毎日を送っている。 ある日、飼っているインコのピーコが逃げ出し、階下の独居老人・柴田のじいちゃんが住む部屋の窓辺に挟まっているのを発見する。じいちゃんに助けてもらおうと声をかけたとき、そこにいるはずのない女の子の気配を感じて……。 居所不明児童の問題を、中学生の視点から描いた著者渾身の意欲作。
  • ぼくらの山の学校
    3.0
    1巻1,300円 (税込)
    ある事件がきっかけとなり、学校にも家にも居場所がないと感じはじめていた、小学4年生の壮太。ある日、偶然テレビの特集で取り上げられていた「山村留学センター」に目がくぎづけになり、川遊びや祭りに歓声をあげる子どもたちの笑顔が忘れられなくなっていた。「――ぼくの居場所って、ここじゃないのか?」そう感じた壮太は、センターに行くことを決意。小学2年~6年生の13人が在籍するセンターでは、親元をはなれたメンバー自らが食材となる魚を釣ったり、地元の人と協力しながらお祭りを運営したりと、のびのびとした毎日が待っていた。家族関係や進路、学校での悩みをそれぞれ抱えながらも、大自然を舞台に成長していく小学生たちの物語。実際の山村留学センターを取材した著者が書き下ろした渾身の1冊。

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  • わたしの、好きな人
    3.3
    1巻1,155円 (税込)
    小学6年生のさやかの家は、小さな町工場。母親はさやかの幼い頃に出奔したため、父と兄の3人家族だ。母親と入れ替わるようにして工場に現れて以来、父を支えて一緒に働いてきた杉田も、もはや家族の一員といえるかもしれない。さやかは二回りも年の離れた杉田に、ひそかに想いを寄せていた。その気持ちは家族愛に近いものなのかもしれない。しかし、さやか本人にとっては、ひとりの女性としての真剣な恋心なのだった……。
  • 明日につづくリズム
    3.8
    1巻616円 (税込)
    瀬戸内海に浮かぶ因島。 千波は、造船所で働く父親、明るく世話好きな母親、血のつながらない弟・大地と暮らす中学三年生。 親友の恵と一緒に、同じ島出身の人気ロックバンド・ポルノグラフィティにあこがれている。 島を出るか、残るか――高校受験を前に心を悩ませていた頃、ある事件が起こり・・・・・・。
  • いのちのパレード
    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    万里は中3、バレー部のセッターだ。エースのセナから、とつぜん「妊娠した」と告白を受ける。セナは、黙って転校していった。市民病院で看護師として働いている万里の母、万里に思いを寄せる勇馬、仕事で忙殺される中で妊娠した勇馬の姉……、みんなの命の物語が並行して進んでいく。万里は修学旅行先の京都で買った土産の小箱を胸に、久しぶりにセナに会いに行く。そして……。
  • 団地のコトリ

    Posted by ブクログ

    主人公は中学3年生の女の子。

    話の進む中で、主人公の正直な気持ちが差し込まれているところが良いなと思いました。
    バレー部で一番背が低い美月が背の高い後輩に対する嫉妬心、仲間外れにされた親友の気持ちが分かるのに声をかけられない迷いなどです。
    実際に自分がとる行動や発する言葉と、内心の正直な気持ちは同じじゃないことが多いと思います。何かを肯定する気持ち、否定する気持ち、そういう風に考えてしまった自分に対する気持ちなどが、グルグル渦巻いた結果、ある行動が生まれるものです。それはいつも正解とは限りません。
    主人公が悩みながら、いろんな気持ちが混ざりながら生きているのが読んでいて分かるところを、中学生

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    2021年06月04日
  • 団地のコトリ

    Posted by ブクログ

    じいさんが悪人だったらどうしようと思ったが杞憂だった
    出てくる人皆キリスト教的価値観を持っていたのは意外

    0
    2020年10月09日
  • 明日につづくリズム

    Posted by ブクログ

    湊かなえ氏のエッセイで知った本書。湊かなえ氏と同じく因島出身の作家・八束澄子氏の作品。因島出身の音楽ユニット・ポルノグラフィティの歌詞や曲に刺激や勇気をもらいながら、悩みつつ成長する中学3年の女子2人が主人公。
    「青少年読書感想文全国コンクール 中学生の部」の課題図書でもある。

    0
    2020年01月25日
  • 明日のひこうき雲

    Posted by ブクログ

    この本の主人公は「遊」という女の子で、「遊」の家族の話を知っていく上で、こんな家族もあるんだと気づいた。
    この本の登場人物は、どの子もとてもかわいくて、私が一番いいなと思ったのは「キンちゃん」という男の子だ。まっすぐなところとかがすごいいいなと思った。いろんなことが起こる中で、主人公の「遊」の気持ちに結構共感できた。
    本の最後に「十代のときに出会いたい本」と書いてあって、いろんな本が紹介してあったので、その本も読んでみたいなと思った。

    0
    2019年12月26日
  • 明日につづくリズム

    Posted by ブクログ

    久しぶりに素敵な読後感を味わえた。一言で「思春期」とまとめるのは簡単だけど、島に住む中学3年生ならではの悩みや葛藤、素敵な景色に彩られたキラキラ輝く瑞々しい日々がやわらかく綴られていて、とても良かった。いつか必ず訪れてみたいと思うような風景描写も好き。
    作中に出てくる二人に比べたら自分なんてファンでもなんでもないけど、それでも知ってる歌詞が出てきたときにふと口ずさんでしまうのはご愛嬌。きーみがむーねを焦がすーからー

    0
    2016年10月29日

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