さくらえびちまの作品一覧

うわっちゃー、個人的にどストライクだった、ドタバタコメディな四コマ漫画がまた一つ終わってしまったかあ
悪魔っ娘が絡んだ作品らしく、エグさとグロさがありつつも、妙に明るいノリはクセだったんだが、残念
けど、ある意味、『魔界から来たメイドさん』とルコっぽい終わり方で、一ファンとしては大満足っちゃ大満足
テンポ良く進んだストーリーもさることながら、ルコと和真の仲が、安易にラブコメにならなかったトコは特に高く評価している
ルコとみけの、パラドックス能力のパワーアップの仕方には笑うしかねぇ
チートってレベルを超え過ぎである
けど、それを本人らが大袈裟に考えず、悪用するって思い至らないトコが実に好ましい
...続きを読むさくらえびちま先生は、今現在、『ごーれむ』を連載していて多忙だろうが、もし、一段落したら、もう一度、集英社の漫画誌で連載を始めて欲しいもんだな、そう、ファンとしては期待してる
お勧めの回は当然、大円団っぽさが、ルコの天然さであやふやになってしまった、最終話「五十嵐家のメイド」だ。これからも、五十嵐家や学校は、ルコの巻き起こすドタバタで楽しさと笑いと鮮血が尽きないんだろうな
この台詞を引用に選んだのは、みけの前途多難さに同情するのも忘れて、つい、「なるほど」と納得してしまったから。これからは趣味は普通に言えそうだが、特技は何？と聞かれたら、「まだありません」と答えるしかあるまい。果たして、私の特技は何になるのかな

じわじわと面白くなっている内容に、トリコになっている自分を自覚
メチャクチャなように見えて、存外、この四コマ漫画のバランスが整っている、と感じているのは私だけでないはずだ
起承転結もしっかりしてるし、キャラも立っているし、絵柄も可愛い
きわめて、レベルが高いと言えるだろう
この巻から、学園編に突入したのもポイントが高い
このまま、五十嵐家内とその周辺を舞台にしたままでも、十分に面白かっただろうが、あえて、ルコちゃんに和真の同級生って新しい設定を加え、辛うじて平穏が保たれていた校内をもハチャメチャに巻き込んだ事で、若干、漂いかけていたマンネリ感を一気に拭い去った
力技を感じながらも、見事と言うべ...続きを読むきだろう
また、ハニエルの問題を無駄に伸ばさず、まさかの手段で解決に落とし込んだ点や、ルコちゃん級にズバ抜けた能力を持った新キャラ・蓋箱みけを話中に放り込んできたトコも、高評価だ
シュレディンガーの猫を、こんな厨２病を患った読み手の心をくすぐる能力に仕立て上げるとは、やはり、油断ならないな、さくらえび先生（笑）
今のままでの十分に笑えるが、あえて、一読み手として我儘を一つ二つ言わせてもらおう。女好きだけど決めるべき時は決めて人気を高めるベルゼブブ様の登場をもっと増やして欲しい。あと、ラブコメ要素が滲み出てくれると嬉しい
この台詞を引用に選んだのは、一巻の時と同じで、中々に印象に強く残るリアクションだったからだ。リアクションで読み手にインパクトを与えるのも、コマ数が決められている四コマ漫画だからこその魅力だ

中々、いいモノを持っている四コマ漫画家だな、と私は読みながら思った
起承転結、ボケ役とツッコミ役の距離感、オチの切れ味、四コマ漫画における重要な要素を全て満たした上で、レベルの高さを感じさせる
もちろん、まだまだ荒削りな部分もあるが、その粗がむしろ、面白可笑しさを自然な色合いにしているのだろう
絵柄っつーか、キャラクターの顔を描き分けている点も高評価。目鼻立ちがしっかりしている時に画の上手さを十分に感じさせているので、“へちゃ”顔になっただけでつい、笑ってしまう。何となしに、世界的に高名な、×印の口が印象的であるウサギのキャラクターに見えるのは私だけだろうか
タイトルが内容と、主ヒロインである...続きを読むルコの正体をものの見事に表している
魔界から来たと言えど、ルコは一見すると、多少、不思議かつ電波系の美少女メイドにしか見えないだが、肉体的なダメージを負った際の、彼女の便利を通り越して、メチャクチャな能力を目の当たりにすると、悪魔と認めるしかないだろう。さくらえび先生、『消失代用』なんて、ある意味、少年漫画らしい能力をよくも思いついたもんだ
また、彼女を取り巻く五十嵐兄妹や、グソちゃんにコバトちゃん、とある秘密を抱える金星さんなど、他のキャラの個性も強烈なので、読んでいて実に楽しい
今後、どんな新キャラが登場するのか、ルコと和真の関係はラブ方向に進むのか、色々と期待できるな
お気に入りの回は、第１３話「ルコのカバンの謎」
この台詞を引用に選んだのは、このリアクションが最も衝撃的だったので。意外でもないだろうが、普通に納得する名言より、謎の擬音の方が読んだ後もしばらく記憶に残っちゃうもんだ