作品一覧
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-全1巻647円 (税込)奈良時代下野国、横根山に一人の僧の姿があった。名は藤糸、のちの勝道上人である。 都では奈良の大仏が建立された頃であり、人々は疫病や天変地異のため救いを求めていた。万民の魂の救済を目指し、修行を続ける藤糸は名を厳朝、その後、勝道と改めて、十人の弟子とともに二荒山に旅立つ。 二荒山、現・日光山を開いた勝道上人の生き様とは!?
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ終わってしまった……末法の世で、ふたりは今も祈り続けているんだという終わり方で良かったです。
空海さまは亡くなってなくて、今も高野山の奥之院にいらっしゃるので……街を見下ろしてるラストカットしびれた。
死の前日に悲願達成するのって。
朝廷は「正しすぎる光は毒になる」といって最澄を退けてたけど、上手くやれる空海は重用してた。
上手くやってても、「人は金剛じゃない」って弱音吐いてたりしてたんだな。遍照金剛なのに。
母の旧姓が横大路で千年家(横大路家住宅のほう)が本家なので、圧倒されつつ楽しく読み進めてきました(母の実家は新宮ですらないので分家も分家の端の方)。
伝承だけど、こういう伝 -
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空海がなるまでの巻。何度も言うが、表現が凄まじい。言葉に命が宿り、空海が単なる渦巻でできてるような体、そしてなによりも個人的にぞっとしたのは、海に大魚が泳いて来た場面。心に刺さって、なんて原始的だろう。自分的に全漫画のトップ1のシーン。
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おかざき真里の凄さなら他の作品でも知っているけれども。けれども!それでもこれは凄まじい。元の歴史は知らないけどページから圧と迫力で飛ばされて、続きが読みたい。