作品一覧

  • アディクション・サイコロジー 依存・嗜癖問題からみた人間の本質
    5.0
    1巻3,080円 (税込)
    アルコールや薬物の依存・嗜癖の問題は多様化・蔓延化しており、ギャンブルやゲームなど、薬物によらない嗜癖の問題も顕在化するにつれて、心理職の関与も大きくなった。加えて、急速な高齢化の進行や職域でのストレス増大など、メンタルヘルスの危機は高まり、依存・嗜癖問題の拡大が懸念される。従来のように違法薬物の使用を規制し、規範意識を高めるだけではこうした問題には対応できず、問題の背景にある「人間の姿」を理解することがますます重要になった。  本書は、個別の検査法や治療・介入技法の解説には重点を置かず、人間の了解的な理解を試みる心理学の原点に立ち返って、依存・嗜癖(アディクション)問題とどのように向き合うかを考える。実験心理学、神経科学、薬理学を専門とする著者が、アディクションへのひとつの試論を、軽妙な語り口で臨床・支援の現場に投げかける力作。
  • アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか?~心をつかむニューロマーケティング~
    3.5
    消費者への聞き取りやモニタリング調査のマーケティングは終わった。今や「脳」を見て無意識のニーズを探る科学の時代だ。商品開発の鉄則は人々が自分でも気が付いていない「欲求」を呼び覚ますモノを提示すること。そのための、より確実で効率的な戦略がニューロマーケティングである。「新奇性」と「親近性」、「サプライズ」、「計画的陳腐化」、「単純接触効果」、「他者の力」。最新の認知研究によるヒットの方程式を大公開。
  • 依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る?
    4.3
    誰の心にもあるやめられない気持ち、欲しくてたまらない気持ちが依存症の始まり。薬物依存症、ギャンブル依存症、買い物依存症、ネット依存症……。あなたの心にも、いろいろな依存症の「根」がひそんでいる! 依存症のしくみと、回復への道のりをわかりやすく解説。
  • 動機づけと情動
    -
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書はこの分野の他の本に比べると、生物心理学に重点が置かれている。これは著者の専門が生殖や生存など、生物学的動因の進化心理学的、生理心理学的研究であるからだけでなく、最近の研究動向を反映したもので、この分野の研究を志す者が情動と動機づけの問題を概観し全体像を掴むには最適な本である。
  • 「ヤミツキ」の力
    3.0
    やみつきとは元来は病だが、他方、アスリートの巧みな動きや、渾身の芸術作品、熟練した職人ワザなど、あらゆる分野のプロの技術は、ある種、やみつきの賜物と言えるのではないか。本書は、やみつきを前向きに捉え、人間の成長にはやみつきが必要だと説く、“健全な”やみつきのススメ。心理学・薬理学の専門家と、現在進行形でマンガ・アニメ・ゲームにやみつきになっているライターの二人の著者が、やみつきを縦横無尽に論じる。【光文社新書】
  • アディクション・サイコロジー 依存・嗜癖問題からみた人間の本質

    Posted by ブクログ

    嗜癖の問題を、心理学に軸足を置きながら社会学・哲学・文学など多方面から考察することで、人間の心のあり様を知り、囚われから脱出するためのヒントをもらえる本。

    ギャンブル性のある「遊び」は文明の「根」であるが、再現性が強まればアディクションの「芽」になるという指摘は、目からうろこだった。
    自助的なグループのお世話っぽいこともしている私としては、お互いが依存しあわないように、肩の力を抜いて向き合っていきたいと思った。

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    2023年09月07日
  • 依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る?

    Posted by ブクログ

    酒、薬物のような「モノ」だけでなく、ギャンブルやネット依存などタイトル通り様々な依存症の原因や事例と、そこから脱け出すための治療法から社会の受け入れ体制まで総合的に語り、問題提起をしている。

    依存症は人どころか動物すべてがかかる可能性があるもので、精神的なところでは哲学の領域に、そして突き詰めて行けば「種の保存」にたどり着くものだ。

    医学的な観点から本書は書かれている。海外の事例も紹介しながら、日本の依存症対策が防止、しかも「依存症に負けない強い心身を作る」など精神論や「禁止されているからダメ」に傾きがちであることに異を唱えている。誰もが何らかの依存症になる可能性はあり、そこから立ち直れる

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    2022年08月19日
  • 依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る?

    購入済み

    とても勉強になりました。

    「依存症は特別な病気ではない」ということが、分かりました。

    普段の日常生活の大切さを再確認させていただきました。
    衣食住を基本に、きちんと生活すること。

    変なものや人には手を出さない勇気。
    そして、できることから努力して、成長していくことの重要性を学ぶことができました。



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    2021年01月08日
  • アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか?~心をつかむニューロマーケティング~

    Posted by ブクログ

    ジョブズがアップルに復帰する少し前、アップルはドナルド・ノーマンという認知科学者を招聘し、ヒューマン・インターフェース・不ガイドラインを作成した。
    ノーマンは「情報処理心理学入門」をあらわし必読書。
    今は、よい気持ち、快感がキーワード。
    ものを買うとき、別に合理的な意思決定ばかりではなく、最後はエイやで買うわけで、そこを脳認知学で読み解いていきたい。
    好きなほうを見るというより、見たほうを好きになる。
    保守派はリベラルよりも脳の扁桃体がおおきい。
    閾下感情プライミング:
    新規性と親近性のバランス
    意外性:よい方向で期待を裏切る
    認知的不協和を生んで、納得したい
    ほしいはあせり、好きは安らぎ。

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    2018年11月11日
  • 依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る?

    Posted by ブクログ

    依存症予防啓発について考える上で、自己効力感、心の居場所など、認識すべきことを整理することができた。同時に、依存症そのものへの正しい理解を促し、いま依存症に苦しむ人々とご家族に対する偏見を解消し、理解と受容を図るには…。誰にとっても暮らしやすい社会をデザインするというチャレンジは簡単なことではないけれど、「~だったらいいよね」とやり過ごしてはいけないよなぁ。

    0
    2013年11月01日

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