北上次郎の作品一覧
「北上次郎」の「冒険小説論 近代ヒーロー像一〇〇年の変遷」「活字競馬 馬に関する本 究極のブックガイド」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「北上次郎」の「冒険小説論 近代ヒーロー像一〇〇年の変遷」「活字競馬 馬に関する本 究極のブックガイド」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
北上次郎が旅立ってすぐ神保町の本屋さんでコーナーが出来ていて、そこで見つけた本です。逝去のニュースと「黒と誠」を読み始めたのが同時くらい…「本の雑誌」を読まなくなってから著者の文章に触れることはずっとなかったけど、縁あってページを開きました。圧倒的な読書量から来る知識をネタバレせずに上手に伝え読みたくさせる文章、天才的。ずっと忘れていたけどすごい!さすが本を読む時間が無くなると言って会社辞めた男!「本の雑誌」を作っている名前としては目黒孝二、ミステリー評論家、文芸評論家としては北上二郎、競馬エッセイストとしては藤代三郎、三つの名前で文章書きまくっているので、いつ本読んでいるのだろう…という生活
Posted by ブクログ
急逝した目黒さんを偲んで、手にとった一冊。考えてみたら、北上次郎名義の文章はたくさん(まったくたくさん)目にしてきたけれど、単著のものはあまり読んでいなかったような気がする。今は大人になった息子さんたちを思いながら、家族を切り口にした小説評を綴った本書。しみじみと良かった。小説を読むというのは、単にプロットを追うことではなくて、細部に現れる人の姿を味わうことなのだと、あらためて教えてくれる。目黒さんは、そういう読み方をずっと身を持って示してくれた。深くこうべを垂れて感謝します。
本書には、目黒さんの息子さんたちへの思いがあふれていて、それが読みどころだ。同じく成人した子どもを持つ身としては、