高月まつりの作品一覧

懐かしい

唐突に思い出し衝動的に購入。
当時すごく好きな話で何度も読んでいたけど、
久しぶりに読んでもやっぱりよかった。
内容も重すぎなくて良い。

祖父とレストランを営む宏季は、猫のキジ丸が襲っていた大きな白いトカゲを助けた。
すると助けられたトカゲが家守の守です。恩返しに来ました。と美青年の姿で現れる。

押しかけ恩返しをする守に、馬鹿とか黙れ。と言いながらも、綺麗で可愛い守を撫で撫でしてしまう宏季と、そんな宏季に撫でられたり温めてもらいたい守は相性抜群です。

宏季が文句を言っても、可愛くてすみません。とか綺麗ですみません。と返す守が可愛く、その言葉通り、綺麗で可愛くてずるい、あざとい。と思い、文句を言いながらも可愛がり流されてしまう宏季。

家守である特性？も活かして、寒すぎると冬眠してしまうと宏季に身体で温めてもらったり一緒にお風...続きを読む呂に入ってもらったり…本当に自分の容姿も最大限に利用しながら恩返し？をしていきます。

ちょいちょい出てくる家守姿の描写とか、ふくふくしてるキジ丸が可愛く、宏季のおでこちゃんと目つきの悪さも際だって愛らしいイラストも含めてほっこり温かい一冊です。

亡き妻の息子・浹の面倒を頭から爪先まで見ている父浩一郎。
そんな浹が浩一郎に依存してべったりしてお父さんっ子になるのは目に見えていますが、そこに浹の遺伝子提供者(笑)・実父の将道が現れて浩一郎を気に入ってしまい、親子揃って浩一郎を口説くライバルになるのが面白かったです。
浹が家出をしたときに浩一郎が将道に言われた言葉がなんとも切なく、心臓が苦しくなりました。
愛情の傾け方は人それぞれですが、難しいと痛感しました。そして浹を甘やかすのが浩一郎なら、その浩一郎を甘やかしてくれる将道とのラブラブも見てみたいです。
そして、ラストの妄想も含んだ浹と浩一郎のその後も読みたいです。続編は無理かしら…。

出張シェフの陽登は拓実のパーティーの料理を依頼される。そこで出会った拓実の甥の聡に料理と人柄を気に入られて日常的な料理も出張してもらうように頼まれる。
でも最初の拓実の表の顔と裏の塩対応な顔からどうやって恋仲になるのか。と思ってましたが、聡と共に胃袋を掴まれてしまうとは。
小学二年生の聡のワガママに「聞き分けなさい」と言う拓実と、子供らしさもありつつ考えが柔軟で懐が広い聡。発言はどうあれ仲良いです。拓実の方が子供っぽいかも。
聡に「拓実ちゃんめ！」とか「まったくもー」と言われる拓実王子可愛いです。
そして言っておきたいのが、仕事とプライベートを完全に分ける陽登が一線を許したときの振り幅がすごい...続きを読むです。お互いの匂いが好ましく思う身体の相性も最高らしく、本当にすごいです(笑)アレなシーンがとてもすごいです。これも続編とかあったら読みたい一冊です。

可愛い人魚

ちょっと口は悪いけど
青は可愛くて応援したくなります。
設定は重いはずなのに
ちょっとコメディータッチで
読みやすく明るくなるような感じです。