作品一覧

  • おしどり探索帖 雨降って地固まる
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    1巻1,100円 (税込)
    【ハヤカワ時代ミステリ文庫】無役の旗本、星川光次郎。その呑気さに、妻の芙美は日々やきもき。そんな折、辻斬りにより旗本が後ろ傷で殺された謎を二人で調べ……
  • 葵の剣士 風来坊兵馬
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    1~2巻693円 (税込)
    神田佐久間町の裏店に、浪人風情ながらこざっぱりとした身形のいい侍が住んでいた。その日暮らしの住人の中にあって、金に困っている様子はない。それもそのはず、青井兵馬を名乗る浪人は、徳川御三卿・田安家に生まれ、十年前に出奔、海外事情を知るために欧州に向かい、久々に帰国して江戸に舞い戻っていた若殿であった。時は天保年間。老中・水野忠邦が改革を押し進め、厳しい風紀取締りが庶民を疲弊させていた。開国的な思想を持つ兵馬は、その綱紀粛正の愚かさを説き、長屋の仲間らと立ち上がる。が、行く手を拒む悪の本丸──。兵馬は思いも寄らぬ方法で対決の日を迎えようとしたが……。庶民を守る“長屋の若さま”、その活躍を描く期待の新シリーズ!
  • あやかし絵師
    4.0
    齢六十を超えて『百鬼夜行図』を描いた伝説の絵師・鳥山石燕には秘密があった。満月の夜、屋敷を訪れる客は人ではなく妖怪。彼らと酒を酌み交わしながら数十年の昔に思いをはせる。それは若かりし日に鳥山の家に転がり込んだ小さな妖怪――白稚児とのはちゃめちゃでも笑顔の絶えない懐かしき日々。描いたものが実態となる能力を持った絵師の、妖怪交遊録!

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  • あやかし絵師

    Posted by ブクログ

    「犬神の弟子 」を先に読んでいたので、白児の登場にニヤついてしまいました。但、この本の方が先なのですよね?

    若かりし頃の、絵師・鳥山石燕と、この頃からやりたい放題の白児との交流も微笑ましいですし、一緒にあやかし絡みの事件を解決する新九郎も頼れる良い奴です。
    しっかり者の猫又・たまさん、可愛い豆狸の豆ちゃん等、あやかし達も親しみがわくようなキャラで、楽しく読めます。

    終盤に出てきた、陰陽師が明らかに悪役なのですが、彼との対決の話に続きがあるようなので、気になるところです。

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    2017年10月02日
  • あやかし絵師

    Posted by ブクログ

    ほのぼの妖怪ミステリー。大きな事件も起きますが文章がうまく緩和しています。おどろおどろしくはありません。
    なんだかんだで妖怪に手を貸す石燕先生がいとしい。
    白児ちゃん、たまちゃん、豆狸、犬神、付喪神、動物から陰陽師まで次から次へとご登場。
    楽しいです。

    石燕先生や神崎さんが妖怪たちにきちんと礼節をつくしてるのがステキ。
    続きものっぽいラストなので次があるなら恋川春町と北川豊章を活躍させてくれませんかね。萩乃おばあさまのお話も読みたい~。

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    2014年11月06日

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