作品一覧

  • ローマ帝国
    3.9
    1巻990円 (税込)
    「ローマは一日にして成らず」――史上最も繁栄した大国,ローマ帝国は,どのようにしてでき,そして滅んだか.その広大な領域支配を可能にしたシステムとは? トロイア戦争に始まる建国神話,勇将ハンニバルとの戦い,カエサルのルビコン渡河,暴君ネロの圧政など,エピソード豊富に古代ローマ帝国の栄光の歴史を描きます.

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  • 興亡の世界史 人類はどこへ行くのか
    4.0
    1巻1,485円 (税込)
    歴史を問うことは、現在を問うことである。大好評のシリーズ最終巻では、マクロな視点で世界の歴史を通観し、現代人が直面する問題へのヒントを探る。急増する人口と資源、人類の移動・定住と海、宗教がもたらす対立と共生、世界史のなかの日本、そして、人類誕生の地・アフリカの現状。新たな世界史像を日本から発信することをめざして、文明の来し方とこれからを「人類史」の視座から多角的に論じる。全21巻完結。
  • 興亡の世界史 人類文明の黎明と暮れ方
    3.5
    1巻1,375円 (税込)
    ヒトの誕生から古代地中海世界まで、長大な文明史の「見取り図」を示す。最初の都市文明・シュメール、従来の文明観に変更を迫る「古代アンデス文明」、著者自身が近年手掛けたローマ帝国の新たな遺跡など、文明・文化の「多様性」に着目。いくつもの危機を乗り越え、環境に適応し、地球上のあらゆる陸地に拡散して文明を築いた人類の未来は。廃墟と化した遺跡には、私たちの現在を知り、これからを考えるヒントが隠されている。
  • 文化立国論 ――日本のソフトパワーの底力
    4.0
    人口減少、経済停滞を迎える日本。そういったなか、復活のカギをにぎるのは「文化」である。すでにヨーロッパでは、国家規模で文化芸術の推進に取り組んでおり、その成果は様々なところに散見される。また、日本でも地域に根差した文化による地方再生が実践されている。そういった現状を分析しつつ、人間国宝といった形のない伝統や、世界遺産に登録されるような景観を活かすだけではなく、私たちの身近にある小さな文化に注目し、そこから日本人がよりよく生きていくための姿を探る。
  • 逸楽と飽食の古代ローマ 『トリマルキオの饗宴』を読む
    3.5
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『トリマルキオの饗宴』は、古代ローマが生んだ風刺小説の金字塔『サテュリコン』の最も有名な場面である。そこに描かれた山海の珍味と美酒、かしずく少年奴隷たち、黄金の腕輪と銀の尿瓶……解放奴隷の成金富豪が催す饗宴の一部始終を解読。厖大な文献、考古・美術資料を駆使して、繁栄を謳歌するネロ帝時代の社会と、人々の人生観を再構築する。(講談社学術文庫)
  • 文化立国論 ――日本のソフトパワーの底力

    Posted by ブクログ

    この人のいう文化はどちらかというとオペラなどのハイカルチャー寄りで、サブカルチャーに寄った文化立国論ではあまりなかった。現実に起こっているのはサブカルチャーによる聖地巡礼などによる文化立国であるが、それでも本書は文化の大切さを説いた良い本だと思う。

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    2021年10月04日
  • ローマ帝国

    Posted by ブクログ

    ローマの盛衰についての概説書。
    入門書のような見せかけだが、実はローマ史の2~3冊目程度で読むのが推奨。通史を期待すると肩透かしをくらうと思う。

    共和制ローマ時代からローマ帝国滅亡までを概説しているが、帝政期、しかもそのうち初代皇帝アウグストゥスの治績に特に重点を置いた構成となっている。
    それはローマの最良の時代の基礎を築いたのも、その後のローマの限界の端緒が垣間見えたのも、アウグストゥスの時代だったからということが読めばよく理解できる。

    本書の良い点は「なぜ」が大変分かりやすい点。
    古代ローマは、その1000年近い歴史の中で、王政⇒共和政⇒(内乱)⇒帝政⇒瓦解とその性格を徐々に変化させて

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    2014年06月13日
  • 興亡の世界史 人類文明の黎明と暮れ方

    Posted by ブクログ

    文明の発生と消滅が必須であれば、成功と失敗から学ぶべきことは「失敗の仕方」ではないか。
    ということで、《興亡の世界史シリーズ》を読む。

    『人類文明の黎明と暮れ方』では、ヒトの進化から古代文明までが語られている。
    前半の「言葉の定義」解説的箇所にやや手こずったが、シュメールの解説あたりからガゼン面白くなる。

    中でも「チグリス・ユーフラテス川とナイル川の氾濫の違いが、二つの文明の相違を生み出した」と……。
    メソポタミア文明のヨーロッパへの影響とエジプト文明の過大評価というのも面白い。
    また、ギリシャ文明のことをこんなに知らなかったことに気付かされる。

    「おわりに」では、現代の問題と筆者自身の

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    2024年03月07日
  • 文化立国論 ――日本のソフトパワーの底力

    Posted by ブクログ

    文化庁長官の日本の文化政策への思い、そして文化立国実現に向けての提言が語られている。文化政策や文化の力を活用した地方創生に関心があり、興味深く読んだ。文化の力で国を地方を元気にすることは大切。芸術文化も伝統文化も生活文化もすべて人が生きていくうえで必要な「文化」であり、どのように私たちを豊かにするのか、考える必要がある。

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    2021年02月23日
  • 興亡の世界史 人類はどこへ行くのか

    Posted by ブクログ

    世界史についての本。
    興亡の世界史というシリーズの中の最終巻。2007年に出されていたが、文庫化されるにあたって新しく手直しされたもの。
    従来の世界史というのは西洋史を中心としたものであったが、本書ではそれに対してもっと多文化的で中立的な世界史を提唱している。
    人口問題については、人口バランスとその国の繁栄について書かれており勉強になった。日本は戦後の復興期、高度成長期に人口ボーナス期を迎え、一気に経済繁栄した。これからは急速な高齢化と少子化で人口減少時代を迎える。経済的な縮小はやむを得ないだろうと思う。しかし、世界的には人口増加による環境問題に直面しており、日本の人口減少は今後に必要な世界的

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    2020年05月25日

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