本庶佑の作品一覧
「本庶佑」の「がん免疫療法とは何か」「崖っぷちの科学立国 米中に後れる日本」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「本庶佑」の「がん免疫療法とは何か」「崖っぷちの科学立国 米中に後れる日本」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
元ネタは、1986年に刊行された『遺伝子が語る生命像』。そこから三十年近くの間に当然のことながら生命科学は長足の進展を遂げた。本書はその進展を踏まえて2013年に改訂されたもの。特にPCRなどの解析技術の発展や、ヒトゲノムプロジェクトの成果などがあり、本書の内容も大幅に変わっているのではないかと想定する。新書(ブルーバックス)だが、内容は読みごたえがある。
ヒトゲノムの全塩基配列の決定を、人口三万人の都市の電話帳を探しあてたようなものである、と評価し、この「都市」がどのような仕組みで動いているのかという全体像を明らかにしていくのは今後の大きな課題だとしている。この比喩はなかなかうまい。そして