竹内整一の作品一覧
「竹内整一」の「ありてなければ 「無常」の日本精神史」「「おのずから」と「みずから」 ──日本思想の基層」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
「さようなら」とは不思議な言葉だ。
左様なら、なんなのか。ずっと疑問に思っていた。
これが別れの挨拶として、定着するに至るまでどのような経緯があったのか、それを考えるヒントにこの本はなる、と思う。
かつて文章の中で、文学の中で、この言葉がどのように使われてきたか、ということはよく研究してある。
美しい言葉である。「さようなら」。
この言葉によって日本人の精神性がわかるか?答えはNOだ。
挨拶はどのような場面で使われるか、それがどのような心持ちであるか、は、自由であるから。
ゆえにこの本ももう少し違うアプローチなら、よりよかった。
内容は大変興味深いので一読の価値はある。