山田克哉の作品一覧
「山田克哉」の「重力のからくり 相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか」「宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山田克哉」の「重力のからくり 相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか」「宇宙は「もつれ」でできている 「量子論最大の難問」はどう解き明かされたか」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
とても優れた歴史小説。
量子力学の概念的な概要と寄与した物理学者の名前を知っている人の方が得るものが大きい。
そうでない人にとっても、知らない国の知らない時代の面白い歴史小説を読んでいたらたまーに知っている人物やエピソードに出会う という楽しみがあると思う。
資料研究に基づいた実話という立て付けだが、資料記録の表現方法は闊達でほぼ創作の域にある。
私がこれまでに知っていた量子力学の研究の経緯、特に登場人物間の関係性について、ここまでビビッドに詳細に読めるなんて、、、有難う としか言えません。有難う。
近年の理論物理領域の書籍の中には、数学で表すのが精一杯だった理論を概念的に説明する事
Posted by ブクログ
最近、YouTubeでジェームスウェブの天体望遠鏡の写真や量子論の解説などを見て、天文学・物理学が凄いことになっているらしいな、と。でも全体像が今一つ見えてこない。そこで、評判のよいこの本を手に取った。
物理音痴の私にも想像以上に面白く読めたのは、著者が数式の意味するところを、日常的な表現やメタファーへと落とし込む、職人技とも言っていいような語り口を持っているからだ。物理学者がどうやって物を考えているのかという道筋がよく分かった。
ほうほう、なるほどなるほど、あー、それはすごい、なんと、そんな解釈もあるのか、などと感嘆しながら読み進めたのだが、自分の覚書を見直したら、単に分かったような気に
Posted by ブクログ
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山田 克哉
1940年生まれ。1964年東京電機大学工学部電子工学科卒。米国テネシー大学工学部原子力工学科大学院修士課程(原子炉理論)、同大学理学部物理学科大学院博士課程(理論物理学)修了。Ph.D.アーカンソー州セントラル・アーカンソー大学物理学科助教授、カリフォルニア州立大学ドミンゲツヒル校物理学科助教授を経て、現在、ロサンゼルス・ピアース大学物理学科教授。アメリカ物理学会会員。
原子一つの大きさは一億分の一センチメートル程度で人間の感覚ではとてもとらえられないような小さな粒子である。例えば五〇グラムの鉄の中に含まれている鉄という名の原子の数は約一の後にゼロが二三個付く数(