作品一覧

  • 小言又兵衛 天下無敵 血戦護持院ヶ原
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    1~2巻770円 (税込)
    人呼んで「小言又兵衛」、日の本一ひ弱な仇討ち姉弟に助太刀いたす! 将軍吉宗も呆れた頑固者、新シリーズ第1弾! 吉宗公亡きあと、武士道も人倫も廃れた世に、小言が尽きない旗本のご隠居が、はじめて真剣を手に大暴れ! 将軍吉宗公をして「小言又兵衛」と言わしめた武辺者の石倉又兵衛も、今では隠居の身。小者の三助に誘われて初めて芝居を観て驚愕した。鍵屋の辻の決闘など、町人が夢中になる芝居にこそ失われた武士道があったのだ。そんな折、仇討ち旅をする健気な姉弟に遭遇して又兵衛は嬉々として助太刀に乗り出す。頭脳明晰な蘭医・良庵を指南役に、奇想天外な仇討ち小説開幕!
  • 瓦版屋権兵衛 筆さばき  抜かずの剣
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    1巻693円 (税込)
    「どうです、われらの仲間に入りませんか」──こう誘われて、浪人・立花数馬はうなずいた。その仲間とやらは、瓦版を刷って、世の悪人どもの正体を天下に広めることを目指しているらしい。実は数馬、父は謀に嵌められ、妹は嬲りものにされて、ともに伊丹屋に命を奪われていたのだが、彼らの標的がその伊丹屋であることを知ったのだった。数馬は、旗本の菱沼源三郎や親方の宇兵衛、売り子の新助など、七人の仲間に加わり、瓦版造りを始める。そして、七人の志=「七志屋権兵衛」という屋号による、悪事の一部終始を晒した瓦版が世に放たれた。果たして剣を抜かず、筆の力だけで悪人を退治できるのか──!?世間の手で報いを受けさせる、正義の勇士たちを描く痛快シリーズ、開幕!
  • 室町小町謎解き帖 : 1 消えたろくろっ首
    3.0
    1~3巻506~528円 (税込)
    日本橋の呉服商「三浦屋」の箱入り娘、お雪は今年十九。その美しさは広く江戸中に知れ渡り、“室町小町”と謳われるが、本人はいたって内気で、家に引きこもる毎日。そんな折、両国の見世物小屋で「ろくろっ首」の見世物を演じていた女の首なし死体が見つかる。その話に興味津々のお雪は家を抜け出し、現場を訪れるが、ならず者に襲われてしまう。新シリーズ第一弾!
  • のたり同心落とし噺 こがねもち
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    1巻704円 (税込)
    名同心の父をもつ植草平助は、もらい泣きをするほど人が良いが、立身出世に興味なく、とにかく厄介事は御免蒙りたい、一風変わった定町廻りの見習い同心。なんとしても手柄を立てさせ、ゆるい主人を小馬鹿にする同僚どもを見返したいと機をうかがう小者の佐吉におだてられつつ、今日も市中見廻りならぬ、寄席廻りに精を出す。そんなふたりに、ある日とうとう不思議な殺しが降りかかり……。滑稽捕物帖。
  • 阿弥陀小僧七変化 : 1 盗まれた小町娘
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    1~3巻539円 (税込)
    江戸の町で謎の盗賊「怪盗阿弥陀小僧」が大評判となる。盗みの予告は「南無阿弥陀仏」の御札。いくら厳重に警戒しても、鮮やかに大切なお宝を盗んでいく。そんなある日、日本橋の豪商「三浦屋」に盗みの予告が届く。三浦屋の若旦那でありながら、いまは役者修業中の中村捨蔵は、独自に探索を始めるが、妹のお雪がさらわれてしまう。注目の新シリーズ第一弾!
  • 三十郎あやかし破り : 1 ねずみ大明神
    3.0
    1~3巻539~561円 (税込)
    神田の「お化け長屋」と呼ばれる裏店に住む鏡三十郎は、「世の中、ほんとに不思議なことなんてないんだよ」というのが口癖。身近に起こった怪異現象を、蘭学の知識と合理的な考えで次々と解決していき、「魔性封じの先生」として評判となった三十郎に、大店の主人から奇妙な依頼が……。書き下ろし時代小説、待望の新シリーズ第一弾!
  • 紅葉山御文庫推理秘録 江戸城の御厄介様
    -
    1巻628円 (税込)
    旗本・木島新太郎は、若年寄から極秘任務を命じられた。江戸城の書物庫奥の座敷牢に閉じ込められた謎の奇人(貴人?)、『御厄介様』の警護である。楽なお役目だと油断する新太郎に、御厄介様が命じたのは……。
  • 朧屋彦六 世直し草紙 : 1 浮世頭巾
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    1~3巻550~561円 (税込)
    旗本の次男坊関口格之介は、冷や飯食いの日々に嫌気がさし、好きな戯作を書いて生きようと夢見、長屋暮らしを始めた。剣の腕がたつ格之介が思いついたのは、謎の頭巾の美剣士が弱きを助け、強きをくじく設定。だが、机の前に座るだけの無駄な日々が続くだけ。思い余って戯作の材料を求めて、頭巾姿で夜の巷を徘徊する格之介を待ち受けていたのは、江戸を揺るがす大陰謀…。
  • 室町小町謎解き帖 : 1 消えたろくろっ首

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    呉服商の大店、三浦屋の娘お雪は、その名の通り室町美人と有名。しかも、よく知る人しか話せないという、人見知り。
    お月の女中、お虎にいいつけ、蔦屋に行かせては、戯作本を読み耽る毎日。夜に湯屋に行けば、見えないはずのお雪がかすかにも見えるかと、物好きな男どもが湯屋に溢れる。

    あるとき、お雪の贔屓にしている戯作者、京伝の新作がなく、当時蔦屋の番頭のようなことをしていた市九ことのちの、十返舎一九から「ろくろ首」の噂を仕入れる。

    その話を聞いた引きこもりのお雪が、大活躍!

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    2021年05月26日
  • 室町小町謎解き帖 : 3 顔のない絵師

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    大きな事件二つを見事に言い当てたお雪。
    評判になり、引も切らさず謎証の依頼が毎日。
    呉服屋の商売も成り立たないような人出。

    そんななか、お雪が大好きな戯作者京伝が訪問。
    京伝の依頼は、なんと!写楽が誰か?という謎。
    その動向を解き明かすこと。

    病の床から出、蔦屋が動く。

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    2021年05月26日
  • 室町小町謎解き帖 : 2 呪われた恋文

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    室町小町のお雪、口止めしたはずなのに、ろくろ首事件の謎解きをし、犯人までわかったという噂は、狐付きというはなしにまでなる。

    その裏には蔦屋重三郎がいるのだが。

    今回は老舗の質屋「上州屋」の娘お松が、首括りをした事件。

    今回も鋭い謎解きで世間を沸かす。

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    2021年05月26日
  • 三十郎あやかし破り : 3  青い天狗

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    三十郎あやかし破りシリーズ、3作目。

    江戸の上空に突然現れた光の玉「なんじゃもんじゃ」と、天狗の神隠しに遭った子供。この二件のあやかし事に三十郎が挑む。

    前作もだけど、単に幽霊や狐狸妖怪を三十郎が信じていないだけで、蘭学知識は全く必要なく解けるからくりばかりかな(苦笑)。鳥居さんと岡っ引きの親分だけで、十分事件に対処できているような。面白くないわけじゃないけど、蘭学知識の豊富な三十郎をもっと生かせるからくりにしないと、設定が勿体無いかも。
    最後のオチは1作目と通ずるところがあって、私は好き。幽霊とか狐狸妖怪じゃなくて、⚪⚪⚪なのが斬新だけど。

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    2016年04月07日
  • 三十郎あやかし破り : 2  本所猿屋敷

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    三十郎あやかし破りシリーズ、2作目。

    今作は猿の化け物退治の話だが、事態は幕府体制をも揺るがす大陰謀へと発展していく。

    要は猿退治の話なのだけれど、それにしては自棄に陰謀事が壮大だわ、御大層な人物があれよ、あれよと出てくるわでビックリ。スケールを大きくし過ぎなのか、肝心の三十郎たちは事件の中心から外れ、蚊帳の外に置かれてしまっているような印象。でも、最後に明かされた五平の相手の正体は意外でビックリしたし、面白いと思った。今後また絡んでくれる機会があるといいのだけど。文章は相変わらずの講談調で、テンポ良くて好み。

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    2016年04月07日

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