作品一覧
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4.31~16巻1,045~1,210円 (税込)「あなたはぼくのことをほとんど知りません。どうしてぼくなんかを連れて行こうとするんです?」「確かにわたしはお前を知らない。おそらく、お前を見ていると思い出すせいだろう――」「あなたの昔の知り合いを?」「昔のわたしをだ」無実の罪でとらえられた少年アレクは、奴隷商人に売られる前夜、謎の男サージルに伴われ脱獄する。幾つもの名を持つ密偵である彼に弟子入りしたアレク。初仕事は、闇の帝国プレニマーの高官から情報を得ることだったが、知らず持ち帰った「宝」のせいで二人は高額賞金首、その上、仕掛けられた呪いにより、サージルは瀕死に!! 解呪できるのは魔法王国スカラの魔術師だけ。予期せぬ出会いにより結びつけられた二人は、追っ手から逃れ、スカラに辿りつけるのか――!?
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
あからさまにBLなシーンは多くない方だと思うんだけど、船上で久しぶりの故郷に思いを巡らすサージルをアレクが気遣うシーンや、思い出を語るシーンが甘くて好きです。静かにラブラブって感じで。
作者さんはスキンシップを描くのが上手です。
(追記)
同レーベルの『白冥の獄』と比較して気付いた。
アレクは精神的なバックボーンがないキャラなんだ。アレクからは故郷の香りがしない。文化的背景みたいのがない。
これまで基本的に森暮らしで、親族も友人いないアレク(つい最近まで父親は生きてたから行き過ぎた孤独でもなく、性格は素直で明るいけど)。
アレクが持ってるものは、弓の腕前以外全てサージルと出会った後手に入れ