作品一覧

  • 徳川家に伝わる 徳川四百年の裏養生訓
    -
    田安徳川家当主が明かす将軍たちの健康秘話。 江戸時代の平均寿命は三十~四十歳代といわれるなか、徳川家康は天下をとる前から人一倍健康に留意し、数えで七十五歳という長寿をまっとうした。ほかにも常に鍛錬を怠らず六十八歳まで生きた「徳川幕府中興の祖」吉宗や、運動に万全の注意を払ったうえに強精剤を愛用して五十七人もの子をもうけ、六十九歳で没した「オットセイ将軍」家斉、十五人の歴代将軍の中で最も長生きした(享年七十七)「肉食将軍」慶喜。 サプリメントもスポーツジムもなかった江戸時代に、彼らは心身の健康を保つために、どんな養生法を実践していたのか。 これまであまり知られていなかった、徳川家に伝わる様々な養生訓や、歴代将軍の健康にまつわるエピソードを、田安徳川家第十一代当主の著者が明かす、思わず人にしゃべりたくなる蘊蓄満載の歴史エッセイ。
  • 徳川家が見た西郷隆盛の真実
    -
    1巻968円 (税込)
    なぜ、上野公園に西郷隆盛の銅像を建てたのか? なぜ、靖國神社に祀られなかったのか? 維新の立役者・西郷隆盛とはどんな人物だったのか? 徳川家に伝わるエピソードを織り交ぜながら、その実像に迫る。
  • 徳川家が見た「真田丸の真実」
    4.0
    1巻770円 (税込)
    そもそも、真田幸村は合戦経験が意外と少ないのに、「戦国最強」といわれるのはなぜか――。真田幸村は死後、庶民に英雄視され、彼らの願望に沿って話がつくられていった。いまわれわれに伝えられていることと、実際は違ったのではないか、と著者は考える。▼ならば、関ヶ原の戦いで袂を分かった真田父子、真田丸の攻防戦で「鬼神」ぶりを見せた幸村……はたして幸村は「徳川の毒虫」だったのか、それとも「徳川の間諜」だったのか? 著者曰く、「じつは味方だったかもしれない。そう考えられることがいくつもある」という。▼そこで、真田父子が徳川将軍を二代にわたり翻弄した上田合戦の真相に触れ、関ヶ原の戦いで真田父子はなぜ袂を分かったのか、そのとき家康がめぐらせていた壮大な深謀遠慮とは何だったのかを探っていく。▼真田一族と徳川・諸大名との有名なエピソードから、意外なつながりまで網羅。徳川家と真田家の因縁を、徳川家の視点から検証する。

    試し読み

    フォロー
  • 江戸は世界最高の知的社会 異才、天才、奇人、変人、田安徳川家当主が語る「とっておきの話」
    4.0
    1巻770円 (税込)
    江戸日本人には、「天才」がたくさん存在し、世界最高の知的社会でした。しかも、その多くが、身分の低い侍や、庶民の中から登場しました。そのDNAを受け継ぐからこそ、現代の日本は、世界をリードするほどの独自性と創造性を兼ね備えているのです。きっかけをつくったのが、著者のご先祖である「徳川吉宗」。無類の科学好きであった吉宗がいかに日本を変えたか。徳川家の秘話がふんだんに盛り込まれています。
  • 徳川某重大事件 殿様たちの修羅場
    4.0
    1巻730円 (税込)
    殿、ご乱心!? 265年の長きにわたり平安を謳歌したかに見える徳川政権下、じつは驚愕の大事件が少なくない。それも将軍家や一門、大奥がからんだスキャンダルが……。将軍の意向を完全無視、はたまた突然の出家騒動。幕府を揺るがしたのは黒船だけではなかったのだ。もちろん初代・家康も数々の修羅場をくぐった。一揆、飢饉、地震、権力闘争。記事のネタは尽きない。思わず笑ってしまう話も含めて、代々伝わる裏事情を田安徳川家の子孫が語る。「虎狩りの殿様」に「音楽の殿様」、日本のパイロット第1号――。ユニークな子孫が次々と登場する明治以降の徳川家の数奇な運命も。ちなみに……明治に入ってどうなったのか?大正時代、徳川には政権奪回のチャンスがあった日本のパイロット第1号は徳川一族教科書にも載った「虎狩りの殿様」1,500億円の資産を食いつぶした「音楽の殿様」皇室・徳川・島津の「血のトライアングル」etc.

    試し読み

    フォロー
  • 江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関
    4.3
    かつて世界三大兵学校のひとつと称され、若者たちの憧れとなった最高の教育機関が広島・江田島に存在した。卓越したリーダーシップと世界でも通じる人間性を養うその教育を、最後の生徒だった著者が克明に再現する。 ※本書は二〇〇六年に講談社より刊行された単行本『江田島海軍兵学校 究極の人間教育』に、書き下ろしを加えたものが底本です。
  • 徳川家が見た幕末の怪
    3.3
    1巻880円 (税込)
    大政奉還後に模索されていたという「徳川慶喜による新政府構想」、正憲皇太后の夢枕に立った坂本龍馬の亡霊とは? いまだミステリーの多い幕末・維新の真実に、御三卿筆頭・田安徳川家第11代当主が迫る。
  • 江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

    Posted by ブクログ

    最後の江田島卒業生の著者。
    本来3~4年で卒業するところを、敗戦で4か月ほどで学校を終える。
    その意味では、本来の兵学校生活とは違うのだが、
    だからこそ、想いも強かったのだろう。
    実に整理され、読みやすい。

    参考資料として、手元に置きたいのだが
    残念、絶版だそうだ。

    0
    2023年04月11日
  • 江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

    Posted by ブクログ

    日本海軍が誇った江田島海軍兵学校
    かって、若者たちが東大以上にあこがれた学校とある。
    戦時中の空襲の対象からも外され、戦後に諸方面で活躍をされた人材を生み出した学校を、最後の卒業生が振り返る。

    ・士官である前にまず紳士であれ
    ・義務を全うすること、それをイギリスでは、ノブレス・オブリージュといい、日本の武士道にも通じる。
    ・外国人と接する機会の多い海軍将校は、国際的な視野を持つと同時に、エチケットやマナーの面でもスマートでなければならない。
    ・一般社会から好感と尊敬をもって迎えられる良識ある行動とれというのが海軍の規範でもあった。
    ・五分前の待機 「五分前」ルールの徹底
    ・シーマンシップとい

    0
    2022年06月09日
  • 徳川某重大事件 殿様たちの修羅場

    Posted by ブクログ

    田安徳川家の子孫、徳川棟宗英氏が書いた本。
    笑っちゃいけないけど笑えるところもあるし、災害等でたくさん苦労したんだろうなぁという節ももちろん出てくる
    ただ漠然と「徳川家」というわけではなく、今までこんなこともあった・あんなこともあったという
    一族しか知らないエピソードもあるのでそこもまた一興。
    当時の天皇(禁裏)付き合い方、明治以降の徳川家の話もあって
    なかなか読みごたえのある著書だった

    0
    2019年04月17日
  • 江田島海軍兵学校 世界最高の教育機関

    Posted by ブクログ

    ■五分前の大気
    ■操艦十則
    ・計画は細心に,実行は大胆であれ
    ・心を一時に囚われるな。目は八方に配れ
    ・初心者に過失少なく,慣れて怠る者に怪我多し
    ■3S精神
    ・Smart
    ・Steady
    ・Silent
    ■井上成美校長の「思考雑感」
    ①志向の効率を高める手段として重要なのは注意力の集中。そのためには室内の静寂を保つだけでなく視覚的にも騒がしくならないよう整頓に留意し,気の散るような雑物を置かない。
    ②室内と同じように机の上を整頓し,ノートにも文字や数字を整然と書く習慣を付けること。整然と書かれたノートは復習の際の時間と労力の節約になり,誤りを発見・修正するときにも大いに役立つ。
    ③以上のよう

    0
    2016年06月25日
  • 江戸は世界最高の知的社会 異才、天才、奇人、変人、田安徳川家当主が語る「とっておきの話」

    Posted by ブクログ

    日本は古来、役に立つ技術を生活にうまくとりこみ、大衆化させることに長けてきた。それこそまさに日本の「和」。それに加えて江戸時代は、好奇心旺盛な家康に始まり、科学将軍と呼ばれた吉宗の学問奨励。まさに国家が国民の知的レベルを底上げしていた。世界最高の知的社会という表現は間違っていない。なにしろ、西洋で魔女狩りをやっていたころ、江戸の町では庶民が数学で遊んでいたのだから。想像しただけで面白ろ恐ろしい。

    0
    2015年10月13日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!