作品一覧

  • キッチン「今日だけ」
    4.7
    1巻792円 (税込)
    毎日ちがうお店があなたをお迎えします! 小花美月の長年の夢は叶った直後に消えた。開店したばかりのパティスリーが、教えたがりおじさんにつきまとわれ、撤退に追いこまれたのだ。 失意の彼女がたどりついたのは水郷・近江八幡の「シェアキッチン 今日だけ」。そこで再起をかけた小花は、様々な事情を抱える訪問者たちの「夢のお店」を一日限定で形にするため、奔走することに。 お菓子店、喫茶、バル……。日毎に姿を変える「今日だけ」と花開く人々の願い。心の片隅に置いてきた憧れに向き合いたくなる、人生讃歌の物語。
  • 出張料理みなづき 情熱のポモドーロ
    4.0
    1巻596円 (税込)
    会社を辞めた季実は、本郷で下宿を営む祖母の家に転がり込んだ。無気力状態の季実に、「出張料理」の手伝いを頼んできたのは、同居人の桃子さん。鶏肉の旨味を吸い込んだ馬鈴薯のスープ、口の中でほろっと崩れる鮭と大葉のおむすび、甘い空豆のフリット。依頼人達の疲れた心とお腹を満たすうち季実にも変化が訪れて... ...。人情溢れる料理小説。
  • 【合本版】C.S.T. 情報通信保安庁警備部 全3巻
    -
    1巻1,969円 (税込)
    脳とコンピュータを接続するブレイン・マシン・インターフェイス、通称BMIが世界でも一般化している近未来。海外から苛烈なサイバー攻撃にさらされた日本政府は、サイバー空間での治安確保を目的に新機関「情報通信保安庁」を設立する。 だが、それを嘲笑うかのように、コンピュータ・ウィルスによる無差別大量殺人が発生。神を名乗る謎の犯人を追う情報通信保安庁警備部・御崎蒼司は、その一方で、恋愛に鈍感な美しい同僚に翻弄されるのだった――。 スリリングな捜査ドラマと、不器用な恋愛模様が交錯する、超エンタテインメント作品! ※本電子書籍は、『C.S.T. 情報通信保安庁警備部』全3巻を1冊にまとめた合本版です。
  • かくしごと承ります。 ~筆耕士・相原文緒と六つの秘密~
    3.7
    1巻693円 (税込)
    筆耕士、相原文緒。彼女の仕事は、卒業証書や招待状の宛名などを、毛筆で書くこと。  内気で真面目な文緒は、憧れの先生・都築尚之から請け負った数々の仕事を丁寧にこなしていく中で、文字にまつわる不思議な謎に、しばしば遭遇するのだった……。  文字。そこには、使う人の“想い”はもちろん、長い歴史に培われた知られざる“秘密”も潜んでいる――。  文豪たちに愛された静岡県三島を舞台に繰り広げられる、インテリジェンスあふれたミステリーを、ご堪能あれ。
  • ちどり亭にようこそ ~京都の小さなお弁当屋さん~
    4.0
    1~4巻671~693円 (税込)
    ここは、昔ながらの家屋が残る姉小路通沿いに、こぢんまりと建っている仕出し&弁当屋「ちどり亭」。店主の花柚さんは二十代半ばの美しい人で、なぜか毎週お見合いをしている。いつも残念な結果に終わるらしいんだけど、どうしてなんだ? 「結婚したいんですか?」と尋ねると「お見合いがライフワークなの」と答える彼女。うーん、お茶目な人だ。そんな花柚さんが作る最高に美味しいお弁当は、とても人気で、花柚さんもバイトのぼくも毎日、朝から仕出しや弁当販売で大忙し。あ、いらっしゃいませ! どのお弁当にしますか?
  • 成巌寺せんねん食堂 おいしい料理と食えないお坊さん
    3.8
    1巻649円 (税込)
    長年勤めた小さな会社を退職した千束。部屋の掃除をすませ、鼻歌を歌いながら料理でも作ろうと考えていたとき、スマホが鳴った。  実家の父から、祖父が倒れたと聞き、慌てて北陸の実家に戻る。そこは名刹・成巌寺の仲見世で、三百年以上続く精進料理屋「せんねん食堂」。  寺と食堂を巡る騒動に巻き込まれた千束は、イケメン僧侶となった幼馴染み、清道&隆道兄弟と再会する――。  人気シリーズ『ちどり亭にようこそ』の十三湊による愉快痛快な新作、登場!
  • C.S.T. 情報通信保安庁警備部
    3.4
    1~3巻627~693円 (税込)
    脳とコンピュータを接続するブレイン・マシン・インターフェイス、通称BMIが世界でも一般化している近未来。海外から苛烈なサイバー攻撃にさらされた日本政府は、サイバー空間での治安確保を目的に新機関「情報通信保安庁」を設立する。 だが、それを嘲笑うかのように、コンピュータ・ウィルスによる無差別大量殺人が発生。神を名乗る謎の犯人を追う情報通信保安庁警備部・御崎蒼司は、その一方で、恋愛に鈍感な美しい同僚に翻弄されるのだった――。 スリリングな捜査ドラマと、不器用な恋愛模様が交錯する、超エンタテインメント作品!
  • キッチン「今日だけ」

    Posted by ブクログ

    色々な事情を抱えた人たちが
    一日限りの自分のお店を持てるという
    面白くて夢がある話でした。
    自分なら何屋さんができるだろうと
    想像しながら読むのが楽しかったです。

    0
    2023年12月14日
  • 出張料理みなづき 情熱のポモドーロ

    Posted by ブクログ

    社会人となったものの、会社を辞めて静岡の自宅に籠りきりの主人公は24歳の季実。或る日、両親から東京の本郷に独りで下宿屋を営んでいる祖母のもとへ一緒に暮らさないかとの提案を受けて上京します。しかし祖母の家には4歳年上の皆月桃子が同居していました。桃子は出張料理人で、季実は彼女が作る料理が自分の身体にじわじわと伝わるのを感じます。桃子は少しずつ料理の下拵え等をさせながら、季実を出張料理のアシスタントにしていきます。色々な依頼人の自宅等で料理を作っていくのですが、この中で季実が料理を『生きるための前向きな行為だ。気力・体力がないとできない行為でもある』と捉えているのが一判印象に残りました。暫く時間が

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    2023年06月02日
  • ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~

    Posted by ブクログ

    ちどり亭シリーズ最終巻
    花柚さんも無事認められて結婚し
    彗くんも後を継ぐべく気持ちを新たに

    大団円でいい終わり方でした(#^^#)

    誰かのためにご飯を作るって
    本当は大事で素敵な事なのだな、と再確認。

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    2022年10月11日
  • ちどり亭にようこそ4 ~彗星の夜と幸福な日~

    Posted by ブクログ

    最終巻。
    すごく心に響いた。
    特に花柚さんと永谷さんの結婚お披露目の場面が、とても幸せで、なんだか泣きそうになった。
    彗くんの料理の工夫、そして「自分がそうしたいと思った時、いつでも差し出せる知識と技術がある」と言う言葉。
    ジーンときた。
    自分もそうありたいと思う。

    それにしても、毎回毎回、お弁当の美味しそうなこと。
    そしてどれもこれも自分でも作ってみたくなるのは、本書の一番の魅力だな。

    ラストの番外編もニヤニヤが止まらない。
    うん、とても良いシリーズだった。
    これこそ優しい物語だと思う。

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    2019年11月08日
  • かくしごと承ります。 ~筆耕士・相原文緒と六つの秘密~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    SNSやメールなどデジタルで言葉のやり取りができるようになった現代で、それでも敢えて手書きの文字を必要とする機会を大事にしたいなと思えるエピソードがたくさん。
    和菓子屋のメニューだったり、結婚式の招待状の宛名だったり。
    サブタイトルに「6つ」とある通り、エピソードは6種類。
    短いながら見所と謎解きがきゅっと詰まっていて、実際のページ数よりもボリュームを感じました。
    胸をきゅっと掴まれる泣ける話があるのがいい。
    読みやすい文章ですらすら読めたのもいい(先が気になって気になって、ぐいぐい読めた)
    筆耕のエピソードの中に、主人公の文緒と先生である都築との引っ付くの? 引っ付かないの?なもどかしい恋模

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    2019年10月09日

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