平谷美樹の作品一覧
「平谷美樹」の「柳は萌ゆる」「口入屋賢之丞(けんのじょう)、江戸を奔(はし)る~幕末梁山泊~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「平谷美樹」の「柳は萌ゆる」「口入屋賢之丞(けんのじょう)、江戸を奔(はし)る~幕末梁山泊~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
最高に面白い。歴史上、幕末にこんな奇跡があったとは。
民衆の力の強さと、人間の汚さ狡さ、色んなことが詰まったストーリー。
一揆にはこんな側面があるのかということを学ぶ。日本に民主主義が無いなんていうのは、大きな間違いなのかも知れない。こうした物語、歴史を知らなかったので、衝撃的である。
社会課題のありのよう、綺麗事では済まない人間の心情のリアル、運動や動きの複雑さ、陥りがちな陥穽が描かれる。美しいだけの物語など無いということと、その混沌の中でどう動くのか、生きるのか。
見栄や役得に動かされる心。辱めない、辱められない。敵であってもというところが大事なのかも。けど、心の奥底では、蔑むのが人。そこ
Posted by ブクログ
ゴミソの鐡次、三作目。
敵役の惣助が江戸幕府の転覆を図るというのは、
まあ予想通りだったが、
鐡次が似たようなことを目的で江戸に来ていたとは、
思っていなかった。
津軽から大先達が江戸に現われ、最後には大海戦となる。
一作目で登場していた雄の雉猫、萩の君の魂が
想い人の花魁七瀧を守るべく、
亡魂たちの前に飛び出したのには、ちょっと泣けた。
鐡次が回向するために、
長羽織に縫い付けていた端切れの霊魂たちが、
鐡次の危機に力を使い果たし、
白くなってしまったのにも。
七瀧、膝枕にしてもらえて良かったね。
これでとりあえず、終わりらしい。