櫻井武の作品一覧
「櫻井武」の「睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか」「「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「櫻井武」の「睡眠の科学・改訂新版 なぜ眠るのか なぜ目覚めるのか」「「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「こころ」とはなんだろう?そして、
「こころ」とはいったい、どこにあるのだろうか?(P3)
自分の行動のほとんどは、自分の確固たる意志が
決めていると信じているだろう。しかし、
神経科学の立場から言えば、多くの行動は意識下で
選択されている。(P7)
上記のことが分かりやすく説明されている一冊。
内容は難しいが各章の終わりにとても簡単な
「まとめ」が書かれていて親切な内容になっている。
・大脳皮質の作動原理の説明。
ヒトの「共感」する能力は「こころ」を考える
うえで欠かせない機能である。
・「感情」と似た概念の「情動」について。
情動とは感情の客観的・科学的な評価である。(P73)
情動は
Posted by ブクログ
〇この本の一番大切なPOINT
眠れないという問題を解決するためにもっとも大切なのはたったひとつのこと、それは「睡眠にこだわりを持たない」ということ。眠れないということを意識すればするほど、皮肉にも眠れなくなる。
→このことは最近読んだ岡田尊司の「人はなぜ眠れないのか」にも同様のことが書いてありました。眠れない人にとって意識しないというのはなかなか難しいことですが、下記の個所を読んで、考え方が転換され、少しだけどできるようになりました。
◎最も感銘を受けた個所 p134
・睡眠の評価は睡眠自体で行ってはいけない
睡眠に対する自己評価は全くあてにならならい。睡眠というのは、自己評価と客観
Posted by ブクログ
大脳辺縁系の働きや、情動と身体の関係性、脳内の報酬機構などが比較的わかりやすく語られる。こういった内容の本が新書として出版されるのは社会貢献の観点からもとても喜ばしい。さすが、ブルーバックス。
この本で共有されている意識に関する知見として大きなものを二つ挙げるとすると、次の内容を挙げることができるかもしれない:
・「意識」はすでに自律的に起こった情動などの意識下の反応を、脳が認知して解釈したものである。したがって意識の情動に対する優位性は否定される。
・精神は、脳を含む進化論的な発展を基盤としている。
なお著者は、感情と情動を明確に区別をした上で包括的な理解をしているので注意が必要である。