松山剛の作品一覧
「松山剛」の「白銀のソードブレイカー」「氷の国のアマリリス」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松山剛」の「白銀のソードブレイカー」「氷の国のアマリリス」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
幼きに日にいつも一緒に遊んだ女の子。
病弱なのに、そんな素振りは見せずに、いつも笑顔を向けてくれた女の子。
7歳の夏、一緒にタイムカプセるった女の子。
10歳の夏、入院の見舞い帰り「また明日」の約束を果たせなかった女の子。
父が謀略に嵌められ、1年前に不審死を遂げ、夢を見失った20歳の青年。
夏の日の記憶、雨の近付く匂い、タイムカプセルを求める死んだ筈の幼馴染。
明日が来る事は当たり前では無い。
夢も活路も見失った青年に、実体を伴って現れた幼馴染の女の子は…。
そして、更に10年後、30歳になった青年に届くメッセージは…。
『雨の日のアイリス』と同じ作者なので読み始めてみたら、まさかそんな…orz...
魔界の絶対魔王ヘメロカリス・アウランティアカ・マイオール、その圧倒的な存在は、平和な魔界でデスクワークをせっつかれていた。
ふと人間界の資料(児童用絵本)から「でんせつのゆうしゃ」の存在を知り、後の世で神話となる死闘が起こる事に心躍らせ、伝説の勇者の末裔グランディス・ホーリーホックの家を訪れる。勇者の家の暮らし向きは、魔界の最下層より酷いありようで…。魔王は好々爺となり…。
そのまま進行するかと思いきや、波瀾万丈、なんじゃこりゃ。
とんでもな内容ですが、エロくて、且つ最後にチョット感動してしまう文字列、これも
プロローグで不穏な状況だった事が示されるが、序盤はアイリスとその主人であるアンヴレラ博士との幸福な情景が描かれる事もあり、中盤以降のアイリスを取り巻く環境があまりに辛くて読了を断念してしまいそうになるほどでした。
代用品ではありながら幸せだった頃のアイリス、その耳にロボットに対する社会の扱いや不条理は届いていても、実体験するまで真意に気付くのは誰しも難しく。
中盤、自身を映す鏡には異形のロボット、音も視界も雨の中、命令され逆らえない強制労働。
そんな中で出会うリリスとボルコフ、生きる事の意味について話す3人に、決断の時は迫り…。
途中に挿入されていた各種の描写から、バッドエンドは避けられない
良かった
最後は救いのある終わり方で良かった。
人とロボットとの関係性は、古くからのテーマの一つ。
感情を持ったら、その時点で我々も感情移入できてしまう。
そうなったら単なるロボットとは見られない。