作品一覧

  • 怪談狩り 葬儀猫
    4.0
    1巻748円 (税込)
    コロナ禍の町で、異様な格好の男を目撃した主婦の体験が不思議な「面布」。引っ越したばかりの地で、近所で立て続けに起きた不幸と、その共通点に震撼する「大黒柱」など、日常で遭遇する恐怖に加え、八甲田山雪中行軍遭難事件と千日デパート火災事故という2つの歴史的な事件にまつわる怪異の総括を収録。障りを危惧して伏せていた事実など、今だからこそ書けるエピソードも。実話怪談の先駆者が、土地に刻まれた記憶を語り継ぐ。
  • なまなりさん
    3.9
    1巻704円 (税込)
    怪異蒐集家・中山市朗が聞き取った幻の長篇実話が新装版で登場。後日談と、書き下ろし短篇を収録。沖縄で退魔師の修行を積んだというプロデューサーの伊東礼二。彼の仕事仲間の健治が、沙代子という女性と婚約をした。しかし沙代子は、妖艶な双子姉妹による執拗ないじめにより自死へと追いやられる。彼女の死後、双子姉妹の周囲で奇妙な事件が続発するようになるが、それにとどまらず、被害はやがて双子の実家へと移っていく――。伊東氏の目の前で起こる信じがたい怪異と事実……。体験者本人によって、二日間にわたり語られた生々しい体験記。
  • 怪談狩り 山の足音
    3.8
    1巻726円 (税込)
    実家の改築工事の最中、次々に発覚する家の奇妙な造りと、2つ目の仏壇の謎が恐ろしい「家の整理」。TV番組のため、都内の心霊スポットを訪れた撮影スタッフが遭遇した怪異と後日談に戦慄する「心霊動画」など日常に潜む恐怖に加え、怪異収集家である著者が厳選した山の怪談を収録。遭難した男性が出会った顔の印象のない男、夜の山道で何度も追い抜く同じ女性の後ろ姿――山という“異界”を堪能できる本当に怖い実話怪談集。
  • ミミの怪談 完全版
    4.3
    1巻999円 (税込)
    現代怪異を蒐集した「新耳袋」とホラー漫画の鬼才、3人の巨頭による奇跡の競演作が単行本未収録作品を加えて完全版として登場!! 女子大生ミミとボーイフレンドを襲うさまざまな不可思議かつ戦慄の瞬間! ふたりはこの危機をどう切り抜けるのか!?
  • 怪談狩り 黒いバス
    3.7
    1巻682円 (税込)
    ある日突如現れる、黒いバスのような乗り物は、生者と死者の恨みを乗せて走る――今なお継続する怪異に震えが止まらない「黒いバス」他。本書収録作をまとめて読むことで恐怖が増す、本当に怖い怪談実話集。
  • 怪談狩り あの子はだあれ?
    3.6
    1巻704円 (税込)
    山道に佇む白無垢の花嫁、22階の高層マンションから落ちていく男性、ガソリン・スタンドに現われる子どもの謎、旅館の部屋に敷き詰められた真っ赤な椿――幽霊の出てこない怪異を集めた異色の実話集。
  • 怪異実聞録 なまなりさん
    完結
    4.0
    全1巻605円 (税込)
    新耳袋の中山市朗が放つ長編怪談の傑作「なまなりさん」を耽美ホラーの旗手・千之ナイフがコミカライズ。夜中に一人で読む場合は怪現象にご注意ください。
  • 怪談狩り 黄泉からのメッセージ
    3.6
    1巻660円 (税込)
    死んでも、伝えたいことがある―― 「新耳袋」の著者・中山市朗が蒐集したあの世からのメッセージ あの世からのメッセージは、さまざまな形でこの世に出現し、私たちに語りかけてくる――。親族に不幸があるたびに夢枕に現れる生首、幼い子どもをひき逃げした犯人を探し求める刑事が見つけた金属片、夜道に佇む男の子が手にした新聞紙、「俺は16歳までに死ぬ」が口癖だった同級生の家を代々襲う数奇な運命……。日常に潜む小さな違和や怪異を丁寧にすくいあげる。「新耳袋」の著者が全国から蒐集・厳選した戦慄の怪談実話集。
  • 怪談狩り 市朗百物語
    3.8
    1~3巻704~748円 (税込)
    六甲山を取材中にテレビのロケ隊が見たモノ、風俗嬢を見つめる顔、演劇部に伝わる黒い子供、遺体に肩をたたかれた納棺師の体験談……。現実世界の歪みから涌き出る、ふとした恐怖、ぬぐえない違和感を狩り集める。
  • 聖徳太子の「未来記」とイルミナティ
    4.5
    天才音楽家モーツァルトは秘密結社イルミナティのメンバーだった。彼がオペラ「魔笛」に隠した暗号「日本の王子タミーノ」とは、いったい何を意味するのか。謎を解く鍵は、意外にも古代日本の失われた古文書にあり、すべての秘密は聖徳太子が握っていた。
  • 怪談狩り 禍々しい家
    4.0
    1巻660円 (税込)
    怪奇蒐集家・中山市朗が狩り集めた戦慄の建物怪談。人の気配がない角部屋から聞こえる妙に大きな生活音、引っ越し先で見つけた不気味なビデオテープ、誰もいない子ども部屋で突然鳴りだすおもちゃの音、夜の自転車置き場の地面に這うモノ……。「新耳袋」で話題騒然、今もさまざまな憶測を呼ぶ「山の牧場」の、今だから書ける、ここでしか読めない後日譚6話も収録。どの町にもある普通の建物が、異様なものを孕む空間かもしれない。文庫オリジナル。
  • 聖徳太子対談 飛鳥昭雄×中山市朗
    5.0
    1巻1,782円 (税込)
    聖徳太子が記したという幻の予言書「未来記」は実在した。彼はユダヤ系の預言者であり、古代物部氏の血を引いていた。バックにユダヤ人原始キリスト教徒「秦氏」を従えた聖徳太子が組織した秘密結社「八咫烏」の壮大なる国仕掛けが今、ついに明らかになる。
  • 怪談百物語 新耳袋 第一夜 幽霊屋敷と呼ばれる家
    2.7
    1~5巻646~814円 (税込)
    N県にあるその家は、建て替えても建て替えても幽霊屋敷と化してしまう家だった…。原作では語られなかった“この地で起きた最初の怪異”がコミック版で初めて明らかに! ベストセラー現代怪談集『新耳袋』のコミックシリーズ、ここに堂々のスタート。表題作のほか「約束」「アヒル」「見捨てられた」など、全9編を収録。 【コミック版監修:木原浩勝】
  • 怪談実話コロシアム 群雄割拠の上方篇
    -
    1巻471円 (税込)
    花房観音、入江敦彦、森山東、宇津呂鹿太郎、伊計翼、中山市朗。関西=上方を中心に活躍している6名の怪談作家がしのぎを削る、文芸バトルロワイヤルが開幕。関西を舞台に、ナンバーワンをかけた頂上決戦。
  • 【合本版】新耳袋 第六夜~十夜 現代百物語
    -
    1巻2,530円 (税込)
    人に語られ、人に伝わってこそ怪談に命が宿る――。この世の不思議と底知れぬ怖さを垣間見る、怪談本の決定版、第六夜から第十夜までを1冊にまとめた合本版第二弾!
  • 【合本版】新耳袋 第一夜~五夜 現代百物語
    -
    1巻2,530円 (税込)
    百話を完結させると怪しいことが起こると語り継がれる「百物語」。自ら蒐集した怪異現象の数々によって「百物語」のスタイルを現代によみがえらせ、一大怪談ブームの火付け役となった稀代の怪談実話集、第一夜から第五夜までを1冊に!
  • 新耳袋 第一夜 現代百物語
    4.2
    1~10巻616~638円 (税込)
    百話を完結させると怪しいことが起こると語り継がれる「百物語」。自ら蒐集した怪異現象の数々によって「百物語」のスタイルを現代によみがえらせ、一大怪談ブームの火付け役となった稀代の怪談実話集!
  • 怪談学校 本当にあったコワイ話 「新耳袋」より
    -
    1~3巻682円 (税込)
    これは、じっさいにあったお話です……。家を守ってくれる白い蛇「白蛇の夢」、人が消える!?「かくれんぼ」、草ぼうぼうのだれも住まなくなった家で何かが起こる「幽霊屋敷と呼ばれる家」。本当にあったからこわい【小学中級から ★★】
  • 怪談狩り 禍々しい家

    Posted by ブクログ

    中山市朗先生の文体が相変わらず好きだ。
    怖さの中の優しさみたいな文体だと思う。
    実話怪談、怪談実話でも文体って大切やと常々感じる。
    押し付けがましく文体は苦手だし、どんなものでも。
    怖かったし面白く感じたものを。
    『一家四人』『深夜の訪問者』『ビデオテープ』『奇妙な手紙』『宴会の声』『真っ暗にするとダメ』『訪問者』『置屋』
    怖かったのは『深夜の訪問者』これは絶対にないとは言い切れない。でもこのマンションのこの部屋だけがやばいのかもしれない。『奇妙な手紙』お祓いをしてくれた人が穢をうけてそれを恨んでいるようなまったくこの世の理からずれた感じが怖すぎる。『真っ暗にするとダメ』な部屋はめちゃくちゃ怖

    0
    2024年04月17日
  • 怪談狩り 葬儀猫

    Posted by ブクログ

    ヤバいはなしについては感想は書きません。
    これは読んだだけで怖すぎるからなにか意見を書いたらあかんのちゃうかと思ってます。
    いちばん興味をひかれたのは『大黒柱』で何でこんなに不可思議なことがおこるのか、小説みたいなはなし。生駒にそんな場所があるのか、めちゃくちゃ調べたくなる。そのマンションがどこにあるのか。もしかしたらもう廃墟マンションになっていてこないだ読んだモキュメンタリーホラーのマンションだったりしたら面白すぎる。
    もうひとつ『持ちこまれたビデオ』これもほんまにヤバいはなし。サムイボがたちまくり!正直こういうのには遭遇したくないな。見えなくて感じなくて良かったです。しかし読むのは最高です

    0
    2023年09月29日
  • 新耳袋 第二夜 現代百物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    解説より「本書は一切の究明、解釈を求めず、ただ起こった現象を記しただけ」
    「本当にあった!」「実録!」みたいな起承転結がはっきりとしていて、怖がらせようとする話よりも、この本に収録されているものは、怪異が“”人間世界の隣にある別の世界との交流”って感じがして、怖さよりも不思議さ、神秘的な気持ちを残す本だった。

    0
    2023年08月25日
  • なまなりさん

    Posted by ブクログ

    読み終わった後、背筋がぞぞぞとして、しばらくやまなかったです…。

    本作の作者さんが原作の映像作品「怪談新耳袋」は大好きで、あらかた見尽くしたと思うのですが本を読んだのは初めてでした。
    ごくフラットに体験者の話が書いてあって、それが逆に怖い。
    でも、今日夜お風呂はいれないような怖さじゃなくって、ふいに思い出してはゾッとするような感じ。
    きっとこの先の人生で度々思い出してしまうんだろうな。

    お化けや幽霊が存在するか否か、そんなことはおいといて、ただこんなとてつもない怨念や因縁が実際にあったと言うことが、兎にも角にも恐ろしい。
    なるべく穏便に生きていきたいと切に思う。

    背筋をゾクゾクさせたい方

    0
    2023年06月02日
  • なまなりさん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ドロッドロの因縁もの怪談、善良な女性をいじめた双子姉妹が家族もろとも酷い目にあいました」だけではない変な不気味さが好きで、2回読んだし多分また読むと思う。

    中山さんの怪談狩りは何冊か読んでいて、「なまなりさん」もタイトルをどこかで見て印象に残っていたのが、今回格好良い表紙で出たので買った。

    嫌がらせの描写はそんなに詳しくなく、自分には割と時代がかった・浮世離れした展開に見えたので、さらっと読めて助かった。(第三者の語りをさらに著者が一部変更している構成なので、本当にものすごく酷いことをした・されたのかもしれない怖さもある)

    気持ち悪いのがそのあとで、
    姉妹のちょっと浮世離れしたやりよう

    0
    2023年01月09日

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