作品一覧

  • 笑いの正解 東京喜劇と伊東四朗
    NEW
    -
    1巻1,800円 (税込)
    笑って笑って66年! 舞台、映画、テレビ……。伊東四朗はいつも「そこ」にいた 粋にして骨太、スマートにして軽妙。てんぷくトリオ、電線音頭、笑ゥせぇるすまんから「おしん」の父親、白河法皇まで。 当代一の喜劇役者・伊東四朗の「むかし・いま・これから」を約百年に亘る“東京喜劇史”を軸に鮮やかに描き出す本格的評伝。 「喜劇にはあらゆる役が登場します。二枚目から老け役、女形、それこそ動物の役まで。 喜劇をやっていれば、どんな役が来ても驚かなくなりますよ。だから私は、喜劇ができれば どんな役でもできると思っているんです」(本文より) 目次 第一章東京喜劇の現在 第二章軽演劇とストリップ小屋の原風景 第三章喜劇界のパラダイムシフト 第四章「B級バラエティの王様」として疾走 第五章笑ゥせぇるすまんから白河法皇まで――演技者・伊東四朗 第六章  終わらない挑戦
  • ドリフターズとその時代
    4.5
    1巻950円 (税込)
    国民をテレビの前に集合させた男たち 視聴率五〇%を超えた「全員集合」はどのようにして生まれたのか。ザ・ドリフターズを気鋭の論者が舞台・演劇の視点から読み解く。
  • 興行師列伝―愛と裏切りの近代芸能史―(新潮新書)
    3.7
    華やかな舞台での熱演、鳴り止まぬ大歓声……しかしその裏では、血と汗と金にまみれた争いがあった――。情熱と野望で大衆芸能の発展に貢献した、松竹・吉本・大映・東宝の創業者たち。その波瀾万丈の人生やライバルとの仁義なき戦いを、膨大な資料からドラマチックに描く。ヤクザや官との癒着、札束攻撃、二枚舌……昔も今も、芸能界はグレーゾーンだらけの弱肉強食の世界。注目の演劇研究者による、興行師たちの物語。
  • 昭和芸人 七人の最期
    4.0
    1巻682円 (税込)
    絶頂に登りつめた後は、下っていくしかない・・・。笑わせることができなくなった芸人には逃げ道がないのである。 エノケン、ロッパ、エンタツ、石田一松、シミキン、金語楼、トニー谷。頂点をきわめた七人のお笑い芸人たちは、どのような晩年を生きたのか。「最後の喜劇人」伊東四朗の特別インタビューを収録。 「喜劇人は同情されたらおしまい」(エノケン)
  • 演技術の日本近代
    -
    演技術とは、俳優が役を演じるための最適の声や身振り、表情を生み出す方法、それを組み合わせる方法、そしてそのための準備のプロセスである。本書では、歌舞伎・新劇・プロレタリア演劇などの日本近代演劇史を演技術の視点から再考察し、個々の演技術が具体的にどのような形態であったか、それがどのように変遷していったかを明らかにする。

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  • ドリフターズとその時代

    Posted by ブクログ

    誰もが知るドリフターズの笑いは分かりやすか
    ったですね。

    当時は眉をひそめる大人もいましたが、今から
    考えるとカワイイものでした。

    これほど日本中を笑いの渦に巻き込んだドリフ
    ですが、その歴史を振り返った本は少ないので
    す。

    著者はこの本では「ドリフの語りにくさ」を前
    書きで語っています。

    その理由は、初期の頃からマンネリを言われ、
    子供相手に大いに受けた笑いは、わかりやすい
    が故に、それ以上の解釈を必要とされなかった
    からでは、と考察しています。

    しかしドリフは今も連綿と続く「お笑いの歴史」
    を作ってきたのです。

    あのドタバタギャグの裏には、こんなに苦難に
    満ちた歴史があったこと

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    2023年10月18日
  • ドリフターズとその時代

    Posted by ブクログ

    僕が生まれる前に活躍したドリフターズというテレビ黄金期のタレントにフォーカスした本。今のYouTuberの行く末にも通ずるところがあり大変勉強になった。喜劇とは笑わせることだけではなく、哀愁も必要だということ。

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    2022年12月27日
  • ドリフターズとその時代

    Posted by ブクログ

    昭和を代表する国民的グループ、ザ・ドリフターズ。その結成から終焉まで「全員集合」を中心に描く。

    自分にとって昭和のお笑いと言えば何より思い出すグループ。欽ちゃんともひょうきん族とも異なる笑いの世界。

    実はもともとはクレイジーキャッツと同様のバンドグループ。確かに思い出してみると高木ブーや仲本工事、加藤茶が嬉々として楽器を演奏していた場面を思い出す。

    いかりや長介のリーダーシップ、天才加藤茶。そして荒井注から志村けん。

    ドリフのコントの特長は徹底的な稽古主義と生中継。木曜からひたすら稽古、直前まで台本を書き換え、土曜夜の公会堂での生中継に備える。本書は美術等のスタッフの証言も多く記録され

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    2022年10月18日
  • ドリフターズとその時代

    Posted by ブクログ

    芸能史・演劇史から見たドリフターズ。
    そもそもこの様な著作自体が無かったし、小学生の頃に「全員集合」を見て育った世代なので、その成り立ちからの記述は興味深く面白かったし、新鮮に感じた。
    ドリフはクレージーキャッツの流れを汲むのだろうけど、自分はクレージーの世代ではないし、ドリフ後に後を継ぐ者も居ないし、ドリフは唯一無二の存在。
    もう長さんだけでなく志村さんもいないのだな。。。
    あぁ、昭和は遠くなりにけり。

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    2022年09月21日
  • ドリフターズとその時代

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    多くのバンドがめまぐるしくメンバーや名前を変えて活動していた時代。
    ドリフターズという名を付けたバンドが日本にできたのは1956年。
    坂本九や小野ヤスシもドリフのメンバーだったことがある。

    いかりやが参加するのは1962年(31歳)。同じころに加藤も加入(19歳)。
    1963年は、小野ヤスシ、いかりや、加藤、その他5名の8人構成で、木の実ナナも参加していた。
    当時はクレイジーキャッツのようなコミックバンドが数多くあり、ドリフもその路線を継承することになる。

    1964年に小野ヤスシら主力メンバー4人がドンキー・カルテットを結成して離脱する。
    ドリフはバンド存続のためにメンバー探しに奔走し、6

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    2022年09月09日

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