作品一覧

  • 知識人の責任
    3.5
    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 知識人とは誰か。人々との関係はいかにあるべきか。知識人が負う責任とは何か──。ベトナム戦争から連続するアメリカの戦争政策を批判して戦争と知識人の関係を問うチョムスキーの政治哲学の原点。浅見克彦、上野俊哉らの知識人論も所収する。

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  • 映画スターの〈リアリティ〉 拡散する「自己」
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 社会現象・イメージ・記号の視点から映画スターという存在を解析して、私たちがスターをどう受容・解釈しているかをあぶり出す。私たちがスター・イメージを自己表現として横領し「劇としての生」を営んでいることを解明するフィルム・スタディーズの基本書。

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  • SFで自己を読む 『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』といった作品から「ゴースト」「生きた時間性」「死」「人形」などのテーマを抽出し、SFをめぐる謎-あるエピソードとセリフの意味、入り組んだプロットの陰に潜む真実、作品の趣旨-に思考の網を張り巡らせる。裏設定の読解やテクノロジーの真偽問題に優先する物語的な謎の解明に注力し、そのおもしろさに身を任せながら、作品に描かれる「“わたし”の固有性のゆらぎ」「未来を奪われた存在」「生と死のありよう」などを丁寧に読み解く。それらの批評をとおして、「別の自己像へのしなやかな流転」というSFがもつ魅力の核を析出する。

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  • 愛する人を所有するということ
    4.5
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 恋愛は所有という罪をもっている。同時に自分自身を過剰に認識し、自我の問題をも生み出す。愛はけっして清らかなものにとどまることはない。愛をめぐる心の動きを小説や哲学・思想のなかにさぐり、自我の実相を一つひとつ確認しながら提示する愛の思想史。

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  • 批判のエロス 消費文化のなかの「天皇制」
    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 テクノロジカルな合理性の支配と政治的世界の閉塞。無根拠な象徴天皇制とそれに同調する心性。ポストモダン的批判の去勢に抗して、大衆消費社会における文化的欲望の批判的潜勢力を武器として析出する。文化はわれわれに開かれている!

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  • SF映画とヒューマニティ サイボーグの腑
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『ターミネーター』『2001年宇宙の旅』『ロボコップ』『スタートレック』…。サイボーグやロボット、地球外生命体と人間との接触が映し出す現代文化のありようを解読し、SF映画を通して私たちの人間性やアイデンティティがなぜ・どう揺さぶられるのかを探究するフィルム・スタディーズ。

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  • 愛する人を所有するということ

    Posted by ブクログ

    支配とか所有とかはしたくないし、するべきじゃないと、なぜか僕は思っている。でも、愛という言葉は嫉妬や束縛などあまりよろしくない意味もはらんでいる。
     そんな愛によって生まれる欲望の中で、特に所有欲の出所を探り、最終的には他者と自我の間に生まれる「愛」について現実的なことを教えてくれる。

     愛する人は自分の心にズカズカと入り込んでくる。これは自我からすれば一大事。他者に揺り動かされるのだから私という存在を安定的に保つことができにくくなる。だから、僕たちは本能的に自分を保とうとする。「私」をどうしようもなく撹乱させる「あなた」をなんとかコントロールしようとする。
     自我のまとまりを確保する

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    2009年10月04日
  • 知識人の責任

    Posted by ブクログ

    ベトナム戦争への反戦運動のときの記録、筆者の議論。
    正直当時のことは全くと言っていいほど知らなかったので、現在の思想や思想家、市民社会や運動が、その記憶の後にあるということを少し認識した。
    でも知識人って何なんやろ、知識人の責任って何なんやろ。
    考えるきっかけになる。

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    2019年03月25日
  • SFで自己を読む 『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』

    Posted by ブクログ

    SFはその幻想的な要素や創造的設定によって、現実の生を凝結させる慣性的な自己像を切り崩し、思考の漂流と慣性の振動を誘うことに魅力と威力がある。
    つまり、SFは自己について新しい視点を投げかけるので、難解だと付すのではなく興味を持てと。
    その格好の題材として、表題の3作品や空気人形、ブレインストームなどの作品を例に読み解いている。
    スカイ・クロラの読解において、サルトルを用いながら、「作品の中のキルドレたちは、その関心を未来の再生に集中し、自己の時間的存在を個体的に閉じた連続性としてとらえてしまっている。だから彼/彼女たちには、他者の介入と侵犯がもたらす『いまだない可能性』を生きる道が閉ざされて

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    2013年08月28日
  • 愛する人を所有するということ

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    そもそも人を愛するとはどういうことだろうか?
    どうして愛は他者を所有しようとしてしまうのか?
    自我は所有の求めをどう実現しようとするのか?
    愛する者は自我と愛と所有のトライアングルのなかで、苦悩と哀しみを身にまとう―。
    愛わめぐる心の動きを桜井亜美や山田詠美などの小説やAYUの歌のなかに、あるいはR・バルト、J=P・サルトル、D・ヒュームなどの哲学思想のなかにさぐり、私たちの存在そのものの核心へと肉薄する。
    愛する者たちのありふれた感覚と思いによりそいながら紡ぐ、深い探求と刺激的な挑発に富んだ思索。

    [ 目次 ]
    第1章 愛にふりまわされる自我―所有の企て
    第2章 ココロとカラ

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    2010年07月31日
  • SFで自己を読む 『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』

    Posted by ブクログ

    わかったような、わからんような。
    かろうじて理解できたのは人形のもつおぞましさについての考察。
    それにしても、脳科学や情報科学の知見を一切活用しないとはどういうことか。
    ただの思考の遊びと片づけられてしまっても仕方ないような論展開。
    ただし、ちりばめられた引用には面白いものがあったので、再読して、感想も変わるかも。

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    2016年07月15日

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