作品一覧

  • 世界の片隅で日本国憲法をたぐりよせる
    4.5
    1巻693円 (税込)
    武力の前に,平和主義をうたう日本国憲法は無力なのか? 諦める前に視点を変え考えてみよう.一国の枠内で捉えるのではなく,ごく普通の人びとのローカルなとりくみが憲法理解を更新させ,さらにはグローバルな普遍へとつながる可能性をもつことを.三つの歴史実践から,国際社会の中で日本国憲法を捉える回路を示す.

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  • 全集 日本の歴史 第1巻 列島創世記
    4.2
    1~17巻1,320~1,430円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 4万年の歩みを一気に描く新しい列島史。 古代から現代まで全16巻で知る日本の歴史。 一般読者を対象とした古代から現代までの日本通史の企画。混迷の時代の21世紀を生き抜くためのさまざまな知恵を先人に学ぶ。つまり、文字通り「歴史に学」んで、明日を生きる知恵とすることができる歴史全集とする。
  • 「開発」の変容と地域文化
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦後復興、高度経済成長、バブル…。戦後日本が辿ったのは開発の歴史だといっていい。いまなお全国で続く開発によって、私たちの日常生活や地域文化はどのように変容したのか。「開発」につきまとう“推進/反対”という価値判断から一歩距離を置きながら、経済・文化・政治・環境などのさまざまな場面で個人的な情念と社会的な利権との絡み合いとして問題化される「開発」のありようを、社会的・歴史的に定位する。国土開発の起源、郊外の発展、戦後日本の農村、沖縄の観光開発、グローバリゼーションにおける開発と文化の関係性などの多様な切り口から、開発と地域文化の今後の関係をどう考えていけばいいのかを指し示す論文集。

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  • 高度成長の時代1 復興と離陸
    -
    1~3巻4,180円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あの巨大な変化は、いかに生み出されたのか。アメリカの覇権のもとに離陸へと舵をきり、年平均10%という経済成長を遂げた日本社会。1950年代半ばから60年代半ばまでを中心に、国家構造、地域開発、教育、社会保障、ジェンダー秩序などのテーマから、その歴史的特質に迫る。

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  • 世界の片隅で日本国憲法をたぐりよせる

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    日本国憲法の説明ではなく、大阪のオモニの夜間中学校、岩手、陸前高田の保育について、日本国憲法と関連付けて説明している。したがって、生活と日本国憲法がどのようにかかわっているかを知るには良い本である。

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    2023年05月01日
  • 全集 日本の歴史 第1巻 列島創世記

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    旧石器時代・縄文時代・弥生時代・古墳時代それぞれにおける、人々の思想的な営みがよく理解できた。本書で扱う原始時代という時代は、文献資料がない時代ということで、古代以降の歴史と比べて当時の人々の理性的・人間的な部分を軽視してしまいがちな時代であると思う。しかし、そこには人間の理性の萌芽ともいえる「文明」が存在していたということを本書を通じて実感した。

    原始時代人の理性のどのような部分が、今を生きる現代人と共通しているのかに注目していきたい。

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    2021年05月01日
  • 全集 日本の歴史 第15巻 戦争と戦後を生きる

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    ネタバレ

    本書は、1930年から1955年の25年間の歴史を、著者が聞き取りをした5人の人々の経験と照らし合わせながら考察する日本史の通史書である。

    政治に目を向けがちだった戦中・戦後史に、庶民の人生を反映させることで、当時の時代背景がよく理解できた。

    本を読み、史料を読み解くだけでは分からない、聞き取りによる歴史の検証法は、戦中・戦後史を探求する上で欠かせない方法であると実感した。

    戦後75年以上が経過し、戦争経験を語る人々が少なくなりつつある現在、聞き取りという方法はますます重要度をますように思う。

    聞き取りとは、ただ聞けばいいというものではなく、戦争を知る経験者と戦争を知らない聞き手とが相

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    2021年02月10日
  • 全集 日本の歴史 第9巻 「鎖国」という外交

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    「鎖国」というカッコ付きの表現が使われるようになって久しい。江戸時代の日本は実際には国を鎖ざしてはいなかった。ではなぜ鎖国という概念で江戸時代が語られるようになったのか? 実態はどのようなものだったのか? 朝鮮通信使を利用する幕府、海外の情報収集に熱心な幕府、吉宗の輸入品国産化プロジェクト、異国人に対する認識、通信使の受容のされ方、異国からも見える富士山というフィクションが庶民にまで広まった事情などなど、どの章も実に面白い。江戸期の対外交渉を知る入り口となる一冊。

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    2020年09月20日
  • 全集 日本の歴史 第1巻 列島創世記

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    考古学者である著者が、ヒトの確かな足跡が発見される旧石器時代から、巨大古墳が築かれる5世紀までの4万年の日本列島の歴史を文字の記録に頼らず、物質資料のみで描いた大作。

    何より新鮮だったのが、歴史科学の再生において「認知科学(ヒューマンサイエンス)」をベースにし、人の心の普遍的特質から人の行動を考古学的に説明しようとした点。文字のない「物質」と「人の心」から読み解く考古学の世界は、自分が想像していた以上に惹かれるものであった。

    無文字社会の人、もの、心のあり方とは?そもそも宗教というものはあったのか?日本という国はどうやって形成されていったのか?

    こういった素朴な疑問に対し、なんらかの新し

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    2017年01月07日

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