作品一覧
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ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
数年前に 『インサイド・ヘッド』 という映画がヒットしましたが、それを哲学者が書くとこうなる、というような内容でしょうか。
「怒り」「悲しみ」「喜び」など、私たちの身近な「感情」(情念)は、なぜ起こるのか?
それを、17世紀当時の最新の医学の知見(←現代においては、完全な誤りです)を踏まえながら、現代にまでその名を轟かす知の巨人・デカルト先生が一生懸命分析しました。
哲学書(哲学者が書いた本)というと、長くて難解でつまんない><!というイメージがあるかもしれませんが(それ以前にまったくイメージがわかないかもしれませんが)
「教養として、哲学書をちょっと読んでみたい!」 という人がもしい -
Posted by ブクログ
とりあえず「人倫の形而上学の基礎づけ」を。カント難しいかなーと思ったけど、短いしすいすい読めた。短いだけじゃなくて、内容もちゃんと理解できる頭に入ってくる。なんだ、カント恐るるに足りず、だね。
と思ったら、いちど読んだやつだった。そりゃすいすい読めるよ。。。
「プロレゴーメナ」
『純粋理性批判』があまりに批判を受けたために書かれたという要約版。要約版と言えども、まあ難しい。最初の「いかにして純粋数学は可能か」はまだなんとか読み進められるが、次の「いかにして純粋自然学は可能か」で五里霧中、「いかにして一般に形而上学は可能か」でもうお手上げ。
こういうのは学生のうちに読んでおかなくちゃいかんよ、 -
Posted by ブクログ
ネタバレデカルトの代表作。
新たな哲学の土台を確立するまでを自伝的エッセイ風に書いた作品。
哲学の第一原理とした「我思う、ゆえに我有り」が有名。
おそらく10数年振りに読んだが、なかなか面白かった。
真理を導き出す方法として4つの規則が出てくるが、
真理が確立するまでの暫定期間中に守るべき道徳法則としての
3つの格率の方がより哲学的に感じた。
哲学をどのように定義するかによるかもしれないが。。
3つの格率とは、
1)自分の国の法律と習慣に従う。
2)疑わしい意見でも一度従うと決めたら従い続ける。
3)世界の秩序より自分の欲望を変えるようにすること。
となっている。
これが面白いのは、真理を導き出す