雅孝司作品一覧

  • 一つだけのイアリング 黄昏ホテル
    -
    高校生の奈摘と、誠吾は「黄昏ホテル」と呼ばれる古びたホテルの庭で、時間をもてあましていた。そこへ、振って湧いた刑事事件。奈摘たちのすぐ近くのテーブルに座る女性は大富豪の未亡人で、彼女の財産が狙われているという。彼女を警護する刑事と親しくなった奈摘たちだったが…。あっと驚く結末が待ち受ける、変格ミステリー小説。(本作は「黄昏ホテル」をテーマとする読み切り連作小説の一篇です)

    試し読み

    フォロー
  • カズの魔法使い
    -
    【作者の言葉】1998年、「数の悪魔」という本がベストセラーになったのをご記憶だろうか。こどもを対象に数学(日本ではむしろ算数)を題材とした実験的な小説だった。それを踏まえて1999年、ぼくは扶桑社から「『数の悪魔』のおとな版を書いてほしい」と依頼された。さっそく執筆開始し、連作短編形式をとり、半分ほどできたところで編集者に見せた。 結論からいうと、それはボツになった。「ネタは非常におもしろいが、社内…(続きは本文でお楽しみください。)
  • デジタル・ラビリンス
    -
    別れた彼からの電話に悩んだすみれは、ナンバーディスプレイに彼の電話番号が表示されるたびに無視し続けていた。そんな中、近所で放火事件が起き…(「エンドマークはグレイ」)。公安警察官・川中は、警察庁へロケット弾を打ち込むという予告状の捜査をしていた。容疑者の男、横江を尾行するうち、彼が伝言ダイヤルサービスを使って誰かと連絡をとっていることに気付き…(「愛される警官」)。執筆当時(1985年)、次々と現れたニューテクノロジーをテーマに描かれた、短編小説8編を大幅加筆修正。書き下ろし1編を加えた、ミステリータッチの短編集。

最近チェックした本