林佐知子作品一覧

  • きょうという日
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私は十代が好きです。十代は種まきの時代だからです。将来どうなるかなど、さっぱりわかりません。でも、確実に種がまかれているのです。よい出会いに恵まれれば、時をかけて必ず美しい花が咲き、ゆたかな実をつけます。うそではありません。こうして私は、詩集という実を実らせることができたのですから。だから簡単にあきらめないでください。―あとがきより抜粋―
  • 天にまっすぐ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 心のなかで、黙って「天にまっすぐ」とつぶやいてみてください。気持ちの流れが変わってきませんか。すっきりしてきます。元気がでてきます。そして声にだして言ってみてください。心のなかでつぶやく以上に元気になり、さわやかになります。生きていればさまざまなことが起こります。けれども、どんなことがあっても、ここに戻ってくる。木々が潔く冬木になるように。どうかつらい心にとんでいきますように。
  • 春はどどど
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 光ることばがあります。闇夜に突然、白い尾をひいて流れる流れ星。その流れ星のように心に届いて光ってる、そんなことばが。いまから十六年前、私は、大腸の難病といわれる潰瘍性大腸炎という病気になり、一か月半入院しました。当時まだ四歳だった子どもをおいての、不安いっぱいの入院でした。それは入院三日目。医師はベッドサイドでの診察が終わると、私にこう言ったのです。「作家はたいてい大病をしている。大病をしても、すばらしい作品を生みだしている。あなたもこれから人生を前向きに考えて過ごしていって。これをチャンスにして。ここから飛躍していって。」「がんばって」ではない。「あきらめないで」「負けないで」ともちがう。患者の心を支える、なんてやさしく、あたたかく、力強い励ましだったでしょう。六十兆あるといわれる細胞のすべてが、このとき生きる喜びに輝きだしたのです。ここから始まった私の新しい人生。私を支えている大切なことばです。―あとがきより抜粋―

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