西垣通作品一覧

  • AI原論 神の支配と人間の自由
    4.0
    第三次ブームを迎えたAIの進化は、われわれの生活を避けようもなく変えつつある。自動運転、投資相談、医療診断など、以前では想像もできなかった領域にAIが入り込んでいく中で、30年以内にAIの知性が人間を超越する、という「シンギュラリティ(技術特異点)」仮説を唱える専門家さえいる。われわれを待っているのは「薔薇色の未来」なのか? 半世紀にわたってAIを間近で見てきた第一人者が投げかける大切な問い。
  • AI倫理 人工知能は「責任」をとれるのか
    4.0
    2045年、シンギュラリティ(技術的特異点)が訪れ、AIが人間よりも正確で賢明な判断を下せるようになる、という仮説がある。では、「超知性体」となったAIがあやまちを犯し、自動運転者が暴走したり、監視カメラ等が集めたデータによって差別的な評価選別が行われたりしたとき、誰が責任をとるのか。そもそも、AIが人間を凌駕するという予測は正しいのか。来るべきAI社会を倫理的側面から徹底的に論じた初めての書。 目次 第一部〈理論編〉情報倫理からAI倫理へ  第一章 AI倫理とは何か  第二章 AIロボットは人格をもつか  第三章 情報圏とAI  第四章 AI倫理のラフスケッチ 第二部〈応用編〉AI倫理の練習問題  第五章 自動運転  第六章 監視選別社会  第七章 AIによる創作
  • 角川インターネット講座6 ユーザーがつくる知のかたち 集合知の深化
    値引きあり
    4.0
    人々の知恵がネットワーク化され、「集合知」として可視化されつつある現代。新たな知の試みは、硬直化した専門知の閉塞を打ち破ることができるのか。科学、哲学、社会、文化など、多様な視点からその可能性を問う。 ■執筆者 《第一部 ネット集合知に何ができるのか》 序章 知能増幅としてのネット集合知  西垣 通(東京経済大学コミュニケーション学部教授。東京大学名誉教授) 第1章 集合知とは何か  武田英明(国立情報学研究所教授、工学博士) 第2章 ユーザー参加型芸術の歴史と集合知研究  江渡浩一郎(独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員、ニコニコ学会β実行委員長) 第3章 心とネット 結界を破るもの  浅野 誠(桜並木心療医院院長) 第4章 想像界とネット界  河本英夫(東洋大学文学部哲学科教授) 《第二部 変容する人間と社会》 第5章 インターネットに「ユーザー」はいるか?  西川アサキ(東京大学情報学環助教、早稲田大学非常勤講師) 第6章 情報の哲学としてのサイバネティクス  ドミニク・チェン(NPOコモンスフィア理事、株式会社ディヴィデュアル共同創業者) 第7章 SNSは人を変えるか?  平野啓一郎(作家、『日蝕』により第120回芥川賞を受賞) 第8章 ネット社会における正義  西垣 通  大澤真幸(思想月刊誌「THINKING『O』」主宰、社会学博士)  鷲田清一(大谷大学教授、せんだいメディアテーク館長) ※本文に記載されている「購入者特典」には期間が限定されているものがあります。あらかじめご了承ください。
  • 基礎情報学 : 生命から社会へ
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 既存の学問分野をIT利用を前提に並列的につなぐのではなく、情報とメディアを統一的・体系的に考察することで情報から出発する思考の本質的な意義と限界線を探る基礎情報学。
  • 〈こころ〉とアーティフィシャル・マインド
    -
    機械は心を持てるのか? テクノロジーの飛躍的な進歩によって人工知能が日常の隅々にまで浸透していく中、この古くて新しい問いは様々に変奏されながらさらなる問いを誘発する。機械は芸術作品を創造できるか? そもそも人間自身は創造的な存在なのか? 心の本質をめぐり、情報学、ロボティクス、芸術学、臨床心理学の第一人者たちが創造性や自律性、主観性、感情など多彩な切り口からスリリングな問題提起と議論を展開する。
  • こころの情報学
    3.5
    情報とは生命の意味作用であり、ヒト特有の言語もその発展形にほかならない。すなわち、ヒトの“心”とは“情報”が織りなすダイナミックなプロセスなのである! それでは、機械で心をつくろうとする現代人の心とはいったい何か? 理系の知と文系の知を横断しながら、まったく新しい心の見方を提示する、冒険の書。
  • 集合知とは何か ネット時代の「知」のゆくえ
    4.1
    インターネットの普及以来、アカデミズムの中核を成してきた専門知が凋落する中で、集合知が注目を集めている。このネット上に出現した多数のアマチュアによる知の集積は、いかなる可能性をもち、社会をどのように変えようとしているのか。基礎情報学を中軸に据え、哲学からサイバネティクス、脳科学まで脱領域的に横断しつつ、二一世紀の知のあり方を問い、情報社会の近未来をダイナミックに展望する。
  • 1492年のマリア
    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    新大陸アメリカは、ユダヤの〈約束の地〉だった!壮大なる歴史ロマンに秘められた、情報社会の功罪をめぐる〈暗合の糸〉。NHKオーディオドラマ原作。
  • 続 基礎情報学 : 「生命的組織」のために
    3.8
    「情報からの思索」は、著者がコンピュータ研究やメディア評論を通じ、30余年にわたって考え続けたことを踏まえている。いわば著者の集大成といってもよい壮大な理論構築の試み。
  • 「使命」ありき3つのステップ キャリアの成功とは何か
    続巻入荷
    -
    キャリアの成功とは何だろうか。 キャリア形成コンサルタントの著者は、 次の3つが達成された状態だという。 すなわち、 (1)自分が職業人生で達成したい使命が明確になる、 (2)その使命の達成を自分の職業とできる、 (3)職業人生におけるコントロールを自分で握る、である。 そのために最も必要なのが、実はリーダーシップであると説く。
  • 超デジタル世界 DX,メタバースのゆくえ
    4.0
    誹謗中傷やフェイクニュースがあふれ,詐欺やサイバー犯罪で脅かされる場となりつつあるインターネット.DXやメタバースがこの傾向を助長することはないのか.AIは解決の切り札になるのか.日本がデジタル後進国となってしまった原因は? インターネットを健全な集合知のうまれる場とする道筋を考え,日本のとるべき道を探る.

    試し読み

    フォロー
  • デジタル社会の罠 生成AIは日本をどう変えるか
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    生成AIが多様性を殺す――科学の暴走が招く危機に迫る! 「デジタル文明を推進している超人間主義者たちは、人間を超えた知性の出現を待望しているようだ。機械に宿る超知性こそ、「AGI(汎用人工知能)」なのかもしれない。だが、それは彼らが、「知」というものの本質を取り違えているからではないのか。知とは本来、生物が地上の苦悩のなかで生き続けるためのノウハウであり、デジタル技術など、進化史における膨大な知的蓄積のごく一部の表層にすぎないのだ」(本文より) チャットGPT、シンギュラリティー、量子コンピューター、DX......日本を代表する情報学者が、デジタル社会の行方を語り尽くす。研究活動50年間の集大成!
  • ネット社会の「正義」とは何か 集合知と新しい民主主義
    値引きあり
    3.5
    「専門的エリート」によって独占された政治を、いかにして私たちの手に取り戻すことができるのか? ネットワーク化が進む社会における集合知の可能性を問い直し「アマチュアの知」が生きる新たな民主主義像を描く。
  • ネットとリアルのあいだ――生きるための情報学
    3.8
    現代はデジタルな情報がとびかう便利な情報社会である。にもかかわらず、精神的に疲れ、ウツな気分になるのはなぜか。悲鳴をあげているのは、リアルな「生命」そのものでないだろうか。人間の身体と心をやさしく包んでくれるITの未来を考える。
  • ビッグデータと人工知能 可能性と罠を見極める
    4.0
    ビッグデータ時代の到来、第三次AI(人工知能)ブームとディープラーニングの登場、さらに進化したAIが2045年に人間の知性を凌駕するというシンギュラリティ予測……。人間とAIはこれからどこへ向かっていくのか。本書は基礎情報学にもとづいて現在の動向と論点を明快に整理し分析。技術万能主義に警鐘を鳴らし、知識増幅と集合知を駆使することによって拓かれる未来の可能性を提示する。

最近チェックした本