氷川真紗兎作品一覧

  • たらふく食べたい
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    1巻220円 (税込)
    失恋したばかりの二十五歳の香奈は、別れた恋人の後輩である淳一に「香川のうどんを食べに行きたい」と告げる。淳一の車で京都から香川へ向かった二人。 香奈は、別れた恋人から受けた陵辱の記憶に苦しんでいた。淳一はそれを知っている。淳一は、香奈と元カレとの行為を毎夜目撃していた。香奈と淳一は惹かれ合いながらも、歪んだ肉欲のままに互いに体を求め合う……

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  • 銀盤プリンスに、恋をして
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    柊矢(しゅうや)は、将来を期待される若手フィギュアスケーター。気高くて美しい“アイス・プリンス”は、しかし壁に突き当たっていた。思うようにいかない演技に、苛立ちが募る日々。 リンクの食堂で働く栄養士の小春(こはる)は、いつも笑顔で口うるさくてお節介。柊矢は、小春に惹かれる自分の気持ちを持て余していた。素直になれず、意地悪く振る舞ってばかり。でも、小春は、彼の甘えを全部受け入れていた。けれどある日、柊矢はコーチと言い争いをしてイライラした気持ちを小春にそのままぶつけてしまう。笑顔が消えた小春。彼女を深く傷つけてしまったことを知って柊矢は、雨の中を飛び出した。気が付けばずぶぬれで知らない場所にひとりぼっち・・・。柊矢にも、わかっていた。今そばにいてほしい相手は、ほかならぬ小春だ・・・。オトナになりきれないツンデレ王子様と、氷上に輝くプリンスにひっそりと憧れるオトナの女性のせつないラブ・ストーリー。

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  • あたし、いけない恋をしている
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    江戸時代、鎖国の日本で唯一世界に開かれた港町、長崎。オランダ渡来の学問に魅了される町娘・つるは、出島に居留するオランダ人医師・ハンスに心を惹かれている。気さくな二枚目で、オランダ人と交流する通訳や学者たちからの信頼も厚いハンス。彼もまた、つるを愛していた。二人は人目を忍んで逢い引きを繰り返す。けれど、その恋は掟破りの重罪。 発覚すれば、厳しい罰が下される。「ばってん、あたしはハンスさまば愛しとる・・・」。港町を濡らす梅雨空の下、互いの愛を確かめ合う二人。  ある日、長崎奉行所の役人が大けがを負い、その治療のため、出島からハンスが呼ばれた。つるを助手に、ハンスは手際よく手術を完了する。そして、治療費代わりに差し出されるのは、つるの体。それでも、つるは嬉しかった。愛する人に抱かれるのだから・・・。しかし、やがて秋になれば、ハンスはオランダへ帰帆しなければならない・・・。 異国情緒ただよう長崎の町を舞台に語られる、切ない歴史ロマンス。

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  • やさしい肉食恐竜の愛し方
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    「どの恐竜だったら、家で飼えますか?」自然科学博物館に勤める“恐竜博士”の北谷竜也は、ある雨の日、風変わりな質問を受ける。絵本作家を名乗った彼女は、恐竜を飼う話を描きたいのだという。竜也は彼女に、一体の肉食恐竜を紹介した。その恐竜はレイニーというニックネームを持ち、大型犬ほどのサイズで、全身をふさふさの羽毛で覆われた愛らしい姿をしている。彼女はレイニーに夢中になった。そして数ヶ月が過ぎたころ、竜也は偶然、まちなかのカフェで彼女を見かけた。難しげな顔で、男と話をする彼女。翌日、博物館に再来した彼女は、どこか元気がなくて……。恐竜博士と絵本作家、夢見がちな二人の、大人向けほんわかロマンス。
  • スウィートマジックを、あなたに
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    「旅のマジシャン・カイによる、本日限りのスウィート・マジック・ナイトショー」──休日を楽しむために島から渡ってきたマヤは、ポスターの謳い文句に惹かれ、港町の歓楽街へ足を向けた。ショーが始まり、ステージ上のカイへ野次と揶揄が飛ぶ。カイはマヤをステージに招き、「協力して」とささやいた。カイのセクシーなマジックに、すっかり翻弄されるマヤ。はっと気付いたとき、マヤが乗るべき貨物船は港を後にしていた。マヤとカイは酒場へ赴き、ウィスキーを傾けながら、互いの身の上を語り合う。そして、カイがマジックにかける一途な情熱に打たれたマヤは、一夜限りの恋と知りつつ、カイのスウィートマジックに身を委ねる……。
  • おれを見つめて、そして感じて
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    「卒業おめでとうございます。伝えておきたいことがあります。先輩のことが好きです」――高校時代、同じ弓道部の先輩・沙智に惹かれていた宗志郎。でも、想いを綴った手紙を渡すことはできなかった。それから十一年以上が過ぎ、弓道師範となった宗志郎は、道場で沙智と再会する。少女のころの面影を残しながら、どこか陰のある沙智。再び弓を執った彼女の射には、悩みや迷いが透けて見えた。宗志郎は沙智を誘って母校の弓道場を訪れる。思い出話をきっかけに、宗志郎は沙智に惹かれる自分に気がついた。沙智に想いを告げる宗志郎だが、沙智の答えは……。高校時代のピュアな初恋と、時を経た2人のオトナの恋が、甘く切なくクロスする。
  • セフレなあいつはBボーイ
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    「彼氏なんて、いらない。でも、セフレならいいよ」――合コンで出会ったエリは、ヒロにそう望んだ。ブレイクダンサーのヒロは、エリと体だけの関係を続けながら、本当は彼女が好きでたまらない。何度「付き合って」と言ってもはぐらかされ、進展しない片想い。エリがヒロに禁じていることがある。唇へのキスと、手をつなぐことだ。エリのルールに従うヒロ。けれど、ダンスバトルに敗れた夜、手料理を振る舞って励ますエリの笑顔に、ヒロの自制心が緩む。ヒロはエリの唇を奪ってしまう。怒るエリを前に、でも、ヒロはもう自分の胸に嘘をつけない……。純情で一本気なブレイクダンサーと、ツンデレで小悪魔なセフレの、オトナでコドモな恋模様。
  • お嬢さまは大道芸人がお好き!
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    カメリア商会のお嬢さま・リコは、人知れず傷付いていた。従兄のシュウに純潔を奪われ、望まない肉体関係を強いられる日々。そんな折、兄・ソウマの誕生日パーティでジャグリングショーを披露したのは、端正なルックスの大道芸人・ルイだった。リコは、ルイの巧みなジャグリングと柔らかな物腰に魅せられる。シュウの陵辱に耐えかね、ついに屋敷を飛び出したリコ。行くあてのない彼女は、ルイの部屋に転がり込んだ。一夜の宿の対価として自分の体を差し出そうとするリコを、ルイは拒む。でも、リコは、ルイに惹かれる自分の心に気付いてしまって……。才色兼備のお嬢さまと、優しく孤独な大道芸人の、恋のアヴァンチュール。

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