藤井誠二作品一覧

  • 17歳。 (1)
    完結
    5.0
    被害者は17歳だった。加害者も17歳だった。なぜ事件は起きたのか?なぜ誰も防げなかったのか?<命の意味>を問い掛ける衝撃の問題作!!
  • 沖縄の街で暮らして教わったたくさんのことがら
    3.5
    不条理に覆われた南の島での生活は、ときに明るく、ときにせつない。なぜ沖縄を選んだのか。どんな暮らしが待っていたのか。いまも押しつけられている「分断」。それを前提としながら「沖縄」を消費する私たち。「内地」と沖縄との二拠点生活を綴る。
  • アフター・ザ・クライム 犯罪被害者遺族が語る「事件後」のリアル
    3.5
    「死刑が執行されても何も変わらない」――大阪市浪速区・姉妹殺害事件、東京都文京区音羽・女児殺害事件など、凶悪犯罪で大切な肉親を奪われた遺族は、どんなにつらくても「事件後」を生きていかなければならない。彼らが心の奥底からしぼり出した赤裸々な「語り」を丹念に聞き取った渾身の社会派ノンフィクション。 ●「泥棒が家に入ってきてお金やらなんやら取ったとしますやん。入ってきてものを食べたりしたかもしれん。その程度のことは許してあげてもいい。ぼくはそう考えてる。(中略) 子供ふたり死んだときにね、ぼくがお通夜の挨拶で最初に言うたことは、神様に嫁に行かせたと。神の世界に嫁に行かせたら帰ってけえへんな。何年経っても帰ってけえへん。娘たちが夢に出てくるだけ幸せや」――(大阪市浪速区・姉妹殺害事件の被害者遺族 上原和男さん) ●「犯人が死刑になったからといって、父や母が帰ってくるのではないので、死刑は罪の償いではないと思う。(中略) 人を殺めるという罪を犯したので、その謝罪をかたちで表すのは死刑でしかないのではないでしょうか?」――(栃木・牧場経営者殺害事件の被害者遺族 渡邊早月さん)
  • 一生に一度は喰いたいホルモン
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ノンフィクションライターの藤井誠二が、これまでに培ってきた取材力を駆使し、ホルモンの名店を徹底的に取材しました。臨場感あふれる文章と、ふんだんに使用しているカラー写真は、ホルモンの魅力を余すところなく伝えてくれます。
  • 沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち
    4.0
    2010年代初め、「沖縄の恥部」とまで言われた売春街が、浄化運動によって消滅した。戦後間もなく駐留する米兵たちによる性犯罪や性病の蔓延を緩和するための色街だった。著者は売春に従事する女性、風俗店経営者、ヤクザに綿密なインタビューを敢行。なぜ米兵や県外の観光客までこぞって遊びに訪れた色街は消されたのか? 沖縄の“もう一つの戦後史”を炙り出す比類なきノンフィクション。
  • 沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち
    4.7
    「特飲街」と呼ばれた売春の街、宜野湾市・真栄原新町。沖縄の戦後史の闇を妖しい光で照らし続け、浄化運動の波に消された街を活写した渾身のルポルタージュ。
  • 沖縄でも暮らす
    5.0
    沖縄から「内地=日本」を見る! 沖縄は「内地」とのさまざまな格差のなかで、構造的に劣等に置かれている。そんな沖縄がのんびりしたところだと言うのは幻想だ。東京と沖縄で生活する著者が、二拠点の差異を探る。好評企画の第2弾!
  • 加害者よ、死者のために真実を語れ 名古屋・漫画喫茶女性従業員はなぜ死んだのか
    -
    遺族とともに法の不条理に立ち向かった著者だけが書けた「鎮魂の書」 2013 年、愛知県南知多町の山中で、名古屋市の漫画喫茶女性従業員の遺体が発見された。 傷害致死容疑で逮捕直後は犯行を認めていた経営者夫婦が「黙秘」に転じ、” 死因不明” で不起訴となる。 真実を求める被害者遺族らの闘いを追った『黙秘の壁 名古屋・漫画喫茶女性従業員はなぜ死んだのか』を、加害者親族の手記や弁護士との対話などを加筆し文庫化。
  • 「壁」を越えていく力
    3.0
    人生の「壁」が目の前に立ちはだかった時、どう乗り越えていくのか。「境界線上」を生きる11人に学ぶ、生き抜くヒント。
  • 現代の肖像 宋美玄
    -
    著書『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』がアマゾンの和書総合ランキング第1位となり、一躍その名が知れ渡った。現役の産婦人科医によるアドバイスは、女性の性を誤解していた男性、言われるままに男性を受け入れていた女性の双方に響く。 医師としての問題意識と性愛の理想形を探る日々がベストセラーに結実した今。あらためて知りたい、彼女は何者なのかを。
  • 子どもを被害者にも加害者にもしない
    -
    いじめという暴力、つまり犯罪を容易に肯定する子たちの意識は今「どうなって」いるのか? 平気で隠蔽しようとする学校、教育委員会、自治体。見向きもしない警察。クラスメートも次のいじめのターゲットになることへの恐怖で、簡単に口を開こうとはしない。被害者、加害者問わず、子どもが犯罪に巻き込まれないために、保護者や地域の人々が何をしたらいいのか。『人を殺してみたかった――愛知県豊川市主婦殺人事件』等の著作で加害者少年の膨大な「供述」を取材した著者だからこそ書ける、きれいごとではない、リアルに根ざした提言。
  • 死刑のある国ニッポン
    3.7
    「知らない」で済ませるのは、罪だ。真っ向対立する廃止派・森と存置派・藤井が、死刑制度の本質をめぐり、苦悶しながら交わした大激論!この国の在り方についての新たな対話も収録。
  • 「少年A」被害者遺族の慟哭(小学館新書)
    4.5
    それでも「少年」は守られるべきか。 少年による凶悪犯罪が跡を絶ちません。統計によると少年犯罪は減り続けていますが、猟奇的な事件や、いわゆる体験殺人――人を殺してみたかったから殺した――など、動機が不可解なケースは、むしろ増えている印象があります。一方で、少年(未成年)、とくに18歳未満は少年法で手厚く守られており、重罪を犯して刑事裁判にかけられても短期間で出所するケースがほとんどです。遺族たちは口をそろえて「これでは無駄死にだ」「なぜ死刑や無期懲役にできないのか」と憤慨しますが、少年法の壁は厚く、犯した犯罪と量刑が釣り合っているとは言えません。 また、遺族に対する加害者側の対応も、ひどいケースが目立ちます。一言の謝罪もない、追い打ちをかけるような言動をする、民事裁判で決まった損害賠償を支払わない……挙げ句の果てには再犯を繰り返し、また罪に問われている元犯罪少年も少なくありません。本書では、少年凶悪犯罪の遺族たちに綿密な取材を重ね、そうした実態を明らかにするとともに、少年と少年法の罪について深く考察します。
  • 体罰はなぜなくならないのか
    4.0
    大阪・桜宮高校での生徒の自殺を機に体罰撲滅が叫ばれる一方、「愛情があれば殴ってもよい」という支持の声は大きい。教師が子どもに罰として肉体的苦痛を与える「体罰」は、学校教育法で明確に禁止されている。体罰に教育効果などなく、子どもに致命的なダメージを与えるだけ。だが、教師は子どもを暴力で支配する快感に溺れ、親はそれを「教育熱心」として讃え、世間も「愛の鞭は必要」と容認してきた。これまで多くの子どもの命を奪ってきた暴力の共犯構造にメスを入れる。
  • 大学生からの「取材学」 他人とつながるコミュニケーション力の育て方
    -
    職種を問わず、仕事の多くは、人とコミュニケーションする力――とりわけ、人からなにかを聴き出す力が求められるもの。社会学者の宮台真司氏、ドキュメンタリー作家の森達也氏、精神科医の名越康文氏らの“特別授業”も収録した、子どもから大人まで、誰でも使える“人と人とを架橋するスキル”がここにある。有名大学の超人気講座を完全にオープン、「取材」のセオリーを学べる必読の書。教科書を捨てて取材に出よう! 【本書が教える「取材学」】●相手の話にピリオドを打たない ●反対意見を聴き出す知的好奇心を持つ●「聴いてほしいオーラ」を見逃さない●相手の言いたいことは予定調和の外にある ●「間」というコミュニケーションを活かす ●「おいしいもの」は「万能メディア」である ほか
  • 誰も書かなかった 玉城デニーの青春~もう一つの沖縄戦後史~
    4.5
    玉城デニーは、まさに戦後の沖縄の申し子である――。故・翁長雄志前知事の遺志を引き継ぐ沖縄県知事・玉城デニー。彼が歩んできた道を辿ることは、沖縄と日本の未来を見つめる旅でもある。ミックスルーツ、バンド時代、友人たち、福祉への志、人気DJ、そして政治の道へ――。沖縄と東京で半移住生活を送るノンフィクション作家が記録した、「語り」と「心」の物語。
  • 肉の王国 沖縄で愉しむ肉グルメ
    -
    「沖縄では豚は鳴き声以外は全部食べる」と言われるが、はたして本当なのか? そんな素朴な疑念からスタートした沖縄肉食グルメ取材。取材・執筆&鼎談は、大阪出身でウチナンチュ二世の作家・仲村清司、那覇で半移住生活を送るノンフィクションライター・藤井誠二、生まれも育ちも那覇の若い建築家・普久原朝充の三人。大衆食堂や惣菜店、那覇の新しいホルモンの名店、話題の絶品焼肉店などを食べ歩くうちに、三人の沖縄の肉食を巡る考察は、迷宮へと奥深く分け入っていく。そもそも、沖縄の伝統料理における肉食文化はどのように発展・継承されてきたのか。現在の沖縄の飲食店における肉食ブーム最先端はどうなっているのか。最高に美味しい沖縄の肉食グルメはどこにあるのか――。ディープで楽しい沖縄グルメルポ&ガイド。
  • 人を殺してみたかった 17歳の体験殺人! 衝撃のルポルタージュ
    4.4
    平成12年5月に愛知県豊川市で、17歳の男子高校生が「人を殺してみたかった」という動機のもと、見ず知らずの主婦を殺害した事件は世を震撼させた。最終的に医療少年院送致となった少年がその凶行に至るまでの過程を検証しながら、少年事件をめぐる様々な問題を気鋭のノンフィクションライターが抉る渾身の一冊。

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