森政弘作品一覧

  • 親子のための仏教入門 我慢が楽しくなる技術
    4.0
    今、子供に我慢させることは何より難しい。大人でさえ苦手なのだから当然だ。だが、意外な近道がある。それは仏教だ。仏教は「無我」を説く。無我とは、「苦痛が消え、自然に我慢できる状態」をいう。無我になると、イライラや腹立ちが消え、人生の些事が喜びに変わる。ロボット博士として名高い著者は、中学の技術授業でロボット作りが試みられた時、失敗を繰り返し考えながらも夢中で手作業する子供たちが、いつしか無我の境地にいることに気付いた。物作り、手仕事がもたらす効果を、合掌・読経・坐禅と並んで説いた、全く新しい仏教入門。
  • 「機」を活かす発想
    -
    「全機」とは、もった機能を百パーセント発揮させることである。では、いかにすれば「機」をひきだせるのか!?――ロボット工学の専門家が、科学的思考と仏教的発想をもとに、身近で平凡な出来事を捉えなおし「事象の本質」に迫る。「非まじめ」の知恵、逆説のたのしみ、大同小異のすすめなど、日常性の盲点を衝き固定観念をくつがえす、超越した「物の見方」。
  • 釈尊のご生涯をたずねて 「仏さま」の実像とその教え
    -
    雑誌『躍進』(佼成出版社刊)で連載されていた「釈尊のご生涯を訪ねるロボット童子の旅」の書籍化企画です。悟りを求めて師を訪ね歩く『華厳経』の善財童子にあやかり、ロボット工学の権威である森政弘氏が、現代を代表する仏教学者や宗教学者(計14人)と対談を重ね、釈尊の生誕から入滅までの生涯を訪ねます。 本稿では、釈尊在世当時のインドの文化的背景を鑑みながら、出家、悟り、布教伝道、入滅に至るまでの釈尊の心情の変化なども考察。その内容は、仏教学の各分野に精通した学者との対話によって釈尊の生涯や人物像を克明に描くだけでなく、釈尊が発見された真理の核心を現代に生きる人間にあてはめて究察し、かつ仏教が現代に伝えられていることへの意味にまで言及する奥深いものです。多角的に釈尊の生涯を分析し、人間が生きることの意味をも明らかにした点で類書と差別化を図っています。 本稿の構成は、【童子敬白(釈尊の悟りへの道程を辿っていく上での森氏の心情)】→【釈尊伝のストーリー】→【森氏と学者の対話文】を繰り返しており、読み進めやすさを考慮した。ロボット工学の研究を通して人間についての理解も深めてこられた森氏が、仏教の研究を始められた当初の原稿であり、探究によって生じる疑問を次々と解き明かしていくプロセスもまた一興です。

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  • 心眼 エサしか視えないカエル
    -
    人間の尊厳とは、機械を従えることではなく、機械やロボットにもわれわれにあるのとまったく同じ仏性を見出し、機械やロボットによって自己が修証された時に確立されるものである。人間と機械に主従の別はない。
  • 超常識 平凡のなかの非凡のすすめ
    3.0
    難しい問題に直面し、解決の糸口が見出せないとき、どうすればいいのか? 丸いはずの百円玉も横から見れば四角いように、ちょっと視点を変えれば、見えないものが見えてくる。とかく我々は常識的なものの見方・考え方に捉われがちだ。当たり前、常識と思われるさまざまな事例にメスを入れ、超常識で発想すればどんな創造的な世界が開けるか、その思考法とともに明かす。

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  • 般若 仏教の智慧の核心
    -
     科学技術者(制御工学専攻)の立場から、仏教を学び実践することの大切さを訴え、仏教の著作も多い森政弘氏。本書は、著者が自ら体得し、体系化した仏教哲学の核心部分のみを「ノート」(覚書、注解)として著すものです。  著者の仏教思想は、光と影、陰と陽、無と有など、“この世のすべては、相反する二つのものがあって一つになっている”という合一の真理を示す「二元性一原論」に集約されます。「二元性一元論」の理論と実践が網羅的に説かれている既刊書籍『仏教新論』の姉妹本として、同書ではポイントを端的に説明しつつ、二元性一原論を支える「智慧」(=般若)の解説に特化した一冊です。  仏教を学ぶうえでの心構えから、科学的見地から仏教を考察する論理的な視点で、仏教が説く智慧の核心に迫ります。 『退歩を学べ』(2011年、6刷)、『仏教新論』(2013年、3刷)と併せて、著者晩年の“仏教哲学三部作”の完結作品。
  • 「人がいい人」は「いい人」か ロボット博士の人間探求
    3.0
    「非まじめ」の提唱者が、新しい時代にフィットする“新しい発想法”の数々を披歴。あなたの固定観念を打破。今日を乗り切るために、心と頭のリフレッシュを…。ロボット博士がひもとく仏教の現代的応用の術。
  • 「非まじめ」思考法
    -
    「非」は、人類最高の英知である。行きづまったら「非まじめ」になれ。「非まじめ」こそ、脳と心身を自在に動かす秘訣である。境にとらわれず境を活かす。ゼロビット発想に立てば、短所は長所。自由自在は無垢識から。修理とは壊すこと。……アイデアがどんどん湧き出るロボット博士の型破り「非まじめ」思考法。
  • 「非まじめ」のすすめ
    4.0
    1~2巻660円 (税込)
    今日のさまざまな問題や行きづまりは、ぐうたらな不まじめや、頭から湯気をたてるまじめでは、もはや乗りこえられず、その2つを超えた「非まじめ」発想によって、はじめて解決できるのだ! リーダーにもフレッシュ・ビジネスマンにも必ず役立つ、ロボット工学の第一人者による、まったく型やぶりな発想法。
  • 仏教新論
    -
    東京工業大学で長く教鞭を執り、ロボットコンテストの創始者として知られる著者渾身の書き下ろし仏教書。長年の仏教研究の末に著者は、仏教思想はすべて「一つ」という哲理に貫かれているという視点に辿り着いた。この「一つ」が解れば仏教が解るが、「一つ」を理解するには理性を超えた「直観」が不可欠であるという。仏典や文学作品、コンピューター理論等を読み解きながら、読者を「直観」そして「一つ」へと導いていく。
  • 無分別のすすめ 自在に自分を動かす
    -
    一般に分別は良いこと、無分別は悪いことだが、分別が過ぎると“我”が先に立って名前や概念にとらわれ実態が見えなくなる。ロボット研究の第一人者で、仏教にも造詣の深い著者が、臨機に心が最適の所に飛んでいき、その場所その瞬間を生かす自在心に至る“無分別”への道を説く。混迷の時代に、無用なこだわりやとらわれを捨て、物事の本質をつかみ、無尽蔵の発想を可能にする型破りの人生指南の書である。
  • 森政弘の佛教入門
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    ロボット博士の手によるユニークな仏教入門書。「本能は善か悪か?」「<自分>とはどこからどこまでか?」など、ロボット製作の過程で生まれた疑問から人間を探求し、仏教真理を導き出す。ロングセラーの新装版。
  • ロボット工学と仏教 AI時代の科学の限界と可能性
    -
    仏教思想家でもある「ロボット博士」とのメール文通を通して、気鋭の心理学者が仏教哲学の核心をつかんでゆく軌跡。理工系の研究者や技術者、学生にお薦めの仏教哲学入門書。

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