若林朋子作品一覧

  • 方言絵本『ほんとのかーか』富山県富山のことば
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ある時、かあちゃんの大事な人形を落として割った仔ネズミのスーちゃんは、かあちゃんにこっぴどく怒られてしまいます。そして『スーは橋の下で拾った子だったがやっ』と言われてしまいます。今までほんとうのかあちゃんだと思っていた人はほんとうのかあちゃんじゃなかったの?びっくりしたスーちゃんはさて、どうしたでしょう? 富山在住の富山弁翻訳者による、全文富山弁で書かれた方言絵本です。 富山のスーちゃんは、軸のぶれない、きちんとモノが言える、芯の強いスーちゃんです。 某テレビ番組では、富山弁は『男性がキュンとなる女性の方言ランキング』で2位なのだとか・・・確かに「だちゃ」などの語尾が、某アニメのヒロインの語尾の使い方に似てなくもなく、それゆえ理由もなんとなくうなずけます。けれども、前述したとおり、富山のスーちゃんはキチンと発言できるしっかり者のスーちゃん。米騒動発祥の地でもあるだけに、「強い女」が育まれ、スーちゃんもしっかり受け継いでいるのかもしれません。 可愛らしい言葉遣い、なのにしっかり者のスーちゃん。これはもう、読むしかありませんね。

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