多田将作品一覧

  • 弾道弾
    -
    1巻2,475円 (税込)
    人類史上最強の兵器「弾道弾」の全貌を日本で初めて、定量的・科学的に解説! 兵器に盛り込まれた高度な技術を紐解くシリーズ「兵器の科学」第一弾。 第1章:弾道弾の分類、兵器としての位置づけなど、基本的な事柄について学ぶ 第2章:弾道弾が描く軌道の具体的な計算を通じて、その基本的な性能を理解する 第3章:弾道弾を加速し軌道に乗せるための推進方法について学ぶ 第4章:弾道弾の各種発射方法と、大気圏への弾頭の再突入について計算を通じて理解する 第5章:日本でも導入を巡って議論となった弾道弾防御システムと、それを用いて極超音速滑空体をどう迎え撃つのかについて考える 【目次】 「兵器の科学」シリーズ刊行にあたりまして はじめに 第1章 弾道弾とは 戦略兵器と戦術兵器 弾道弾と爆撃機 弾道弾の位置づけ ロケットとミサイル 弾道弾と巡航ミサイル 第2章 軌道 空はなぜ落ちてこないのか ケプラーの法則 衛星の軌道 弾道弾の軌道 発射角 発射速度 最高高度 到達時間 最小エネルギーでない軌道 第3章 推進方法 弾道弾はどうやって前に進むのか 弾道弾の構造 推進についての諸量 液体燃料と固体燃料の比較 液体推進剤 固体推進剤 ロケットモーター ロケットエンジン ノズル 誘導 弾道弾の航法 姿勢の制御 第4章 発射と再突入 サイロ コールド・ローンチ 潜水艦からの発射 車輌からの発射 鉄道からの発射 発射手順 弾頭の切り離し 分割弾頭 再突入 機動式弾頭 極超音速滑空体 第5章 弾道弾防御 弾道弾の行程のまとめ 弾道弾の迎撃 ブースト・フェイズでの迎撃 ミッドコース・フェイズでの迎撃 ターミナル・フェイズでの迎撃 早期警戒衛星 早期警戒レーダー 迎撃の仕組み 弾道弾防御を突破する方法 ディプレスト軌道とロフテッド軌道 滑空体 制御機器の防護 南回り軌道 推薦図書 おわりに 附録 【著者】 多田将 京都大学理学研究科博士課程修了。理学博士。高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所、准教授。著書に『すごい実験』『すごい宇宙講義』(中公文庫)、『宇宙のはじまり』『ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>』『ニュートリノ』(イースト・プレス)、『放射線について考えよう。』『核兵器』(明幸堂)、『ソヴィエト連邦の超兵器 戦略兵器編』(ホビージャパン)、『ソヴィエト超兵器のテクノロジー 戦車・装甲車編』(イカロス出版)がある。
  • ソヴィエト連邦の超兵器 戦略兵器編
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 超大国ソヴィエト連邦――圧倒的なまでの軍事力で世界を震え上がらせた20世紀の怪物国家。彼らはいかにして巨大な軍事力を築きあげたのかそして、彼らの軍事力の“正体”とは? 物理学者として、また日本でも有数のソヴィエト兵器研究家として知られる多田将氏が、西側とはまったく異なるソヴィエト独自の兵器開発について解説する! ■大祖国戦争(第2次世界大戦)後から、現在のロシア連邦にいたる兵器の発展を、豊富なイラストとあわせて体系的に解説。 「戦略兵器編」では、アメリカと世界を二分した核戦力を中心に解説。 ・大陸間弾道弾:弾道弾とは何か著者が専門とする物理学の視点から、人類最強の兵器である弾道弾を技術的に解説。液体燃料式、固体燃料式(および移動発射式)、それぞれの開発史を追う。 ・海洋発射型弾道弾:冷戦期、西側を震撼させたソヴィエトの核兵器搭載原子力潜水艦。しかし、潜水艦発射型弾道弾の開発には多くの技術的課題があった!? ・潜水艦:最盛期にはアメリカの3倍と言う圧倒的戦力を誇ったソヴィエト潜水艦隊。なぜこれほどまでの数を揃えたのか? 多種多様に発展したソヴィエト潜水艦の系譜を完全解説。 ・水上戦闘艦艇と航空巡洋艦:アメリカ空母機動艦隊という世界最強の艦隊に挑むため、そして味方の戦略原潜を守るため、ソヴィエトが追及した“対艦”と“対潜”の艦隊の実像。
  • すごい宇宙講義
    4.2
    1巻990円 (税込)
    暗黒物質やヒッグス粒子など、宇宙の根源的な謎がいま明らかになりつつある。研究の現場で何が起きているのか? 基礎となる理論から最新の実験・観測の方法まで、異端の素粒子物理学者が100を超えるスライドと共にわかりやすく語った、3時間×4日の一般公開講座<完全版>。
  • すごい実験 ―高校生にもわかる素粒子物理の最前線
    4.4
    1巻924円 (税込)
    日本人ノーベル物理学賞受賞者7人のうち、6人が「素粒子物理学」の研究者。 この分野の圧倒的な強さを支えるのは、日本の技術力を結集した「すごい実験」だった。 ニュートリノとは何か? その性質解明のため、茨城県東海村(J-PARC)から、500キロ離れた岐阜県神岡町(スーパーカミオカンデ)に向けてニュートリノを撃ち込むという、物理学史上最大規模の実験「T2K」。 その仕組みを、金髪の異端研究者が高校生に向けてわかりやすく解説。 宇宙誕生の謎に迫る、物理学の最前線からのレポート。 子孫のために、我々がやっておかなくてはならない「知の開拓」の物語。 「この実験が成功すれば、ノーベル賞を取るだろう! 現場の研究者だからこそ語れる、最良の入門書」 村山斉氏 「類書に挫折した経験のある人にこそ推薦したい! ポップな語調と巧みな喩えに“そういうことだったのか”と膝を打つことだろう」 池谷裕二氏
  • ニュートリノ
    4.0
    この研究が、未来を変える! ノーベル賞は始まりに過ぎない。 物理学「最大の謎」に挑む物語。 もっとも小さな物質「素粒子」――そのなかでも、もっとも捕えにくいのがニュートリノだ。地球上の人間は皆、1秒間に600兆個のニュートリノを浴びているが、ほとんどが幽霊のように通り抜けてしまうため、その実感はまったくない。この謎に満ちたニュートリノの正体にいま、人類が築き上げた科学と日本の圧倒的なテクノロジーが融合した「すごい実験」が迫りつつある。未来の物理学を書き換え得る熱い知の現場から、その面白さをわかりやすく解説。
  • ミリタリーテクノロジーの物理学<核兵器>
    4.2
    20世紀の科学者たちが開発し、実戦に投入された、想像を絶する軍事技術の数々。中でも核兵器は人類に大転換をもたらした。本書は、政治的・倫理的な是非は一切問わず、純粋に物理学の観点から、その凄まじいメカニズムに迫っていく。原子核が膨大なエネルギーを生み出す仕組みから、兵器に利用する際の設計方法、冷戦時代につくり出された究極の産物まで、直視しなければ見えてこない「核」の本当の姿を、素粒子物理学者が描き出す。
  • 宇宙のはじまり 多田将のすごい授業
    4.0
    なぜ人間は宇宙に存在するのか? 人気の素粒子物理学者が物質の起源に迫る120分の超絶講義。 宇宙はどのように誕生し、今の姿になったのか? 140億年後を生きる人類は、加速器という装置を作り出し、宇宙が生まれた瞬間――100兆分の1秒後にまで迫っている。なぜそんなことができるのか、人気素粒子物理学者がその仕組みをわかりやすく解説。ラーメンをフーフーする理由とは? マカダミアナッツチョコのナッツだけを人類は食べることができない? スキーに行った修学旅行生は夜、何をしているのか?――宇宙誕生の謎を巧みな比喩と共に描きだす。

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