安澄加奈作品一覧

  • いまはむかし 竹取異聞
    3.9
    武官となるのを拒んで家を出た弥吹が出会ったのは、ある目的のためにふたりだけで旅をしている「月守」の少年たち。彼らは「かぐや姫」の伝説に深く関係していた。興味をひかれた矢吹は、彼らと行動をともにするうちに、次第にかぐや姫にまつわる壮絶な運命の渦へと巻き込まれていく。ふたりはいったい何者なのか? 五つの宝とは? 「竹取物語」を大胆かつ自由に解釈した、瑞々しく清々しい和製ファンタジー!
  • 天秤の護り人
    4.0
    長野県三須々市で生まれ育った25歳の善は、薬剤師として市内最大の総合病院で働くことになった。多岐にわたる病院薬剤師として激務をこなす毎日。善には幼い頃から前触れなくこれから起こる事件や事故の模様が見えてしまうという不可解な能力に悩まされていた。ある日、善の脳内に老人が突如苦しみ倒れる状況が見えてしまう。それは紛れもなく、善の働く病院の中だった…。緊迫感溢れる、医療エンターテインメント小説。
  • はるか遠く、彼方の君へ
    4.0
    京都へ修学旅行中の高校生・夕鷹は、博物館で古い剣を目にしたとたん、気が付くと炎に囲まれた見知らぬ土地にいた。 武士に襲われたところを助けてくれた男は、源九郎義経と名乗る。 そこは平安時代末期、源氏と平家の激しい勢力争いのさなかだった。 ほかにも2人の高校生、華月、遠矢と出会い、夕鷹たちは「平家物語」の記憶を辿りながら、元の世界に戻るために神器の剣を探す。 ラストには感動が押し寄せるタイムスリップ青春小説!
  • 水沢文具店 あなただけの物語つづります
    4.0
    明日町こんぺいとう商店街にある小さな文房具店「水沢文具店」の入り口には、「ペンとノートをお買い上げの方、ご要望があれば話を書きます。オーダーメイドストーリー」という張り紙がはってある。店主が自分のためだけに書いてくれる物語を読むと、悩みが解決するという噂があって―。

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