管啓次郎作品一覧

  • 狼が連れだって走る月
    4.0
    旅する詩人思想家の不滅の名著。土地の精霊たちを言葉と記憶に呼び覚ましながら、その彼方に新たな世界の魅惑と文学の力を見出す輝かしく美しい詩と思考の奇蹟。
  • コロンブスの犬
    3.8
    『野生哲学』などで注目の詩人思想家の伝説的なデビュー作が港千尋の写真とともに二十二年をへて復活。サンパウロに滞在しながら旅を、そして世界を問うみずみずしい反旅行記。
  • 自然真営道
    -
    上に立つ者の驕りが、世の乱れを生む! 階級社会批判・エコロジー思想の先駆と称される、江戸時代の比類なき思想家による諫言の書。 江戸中期、封建社会の低層たる農民の生活を根拠としながら、独特の時代批判をものした安藤昌益。万物の根本原理を説く「大序」、孔子ら聖人の作為を暴く「私法儒書巻」、記紀の誤りを糺す「私法神書巻」、階級社会を批判し、理想社会への道標を示す「法世物語巻」「真道哲論巻」――主著のエッセンスを通して明らかになる、「土の思想家」昌益の核心。 野口武彦氏による詳細な解説に加え、管啓次郎氏によるエッセイも収録!  * * * [本書の内容] ○エッセイ 昌益の道、土の道 管啓次郎 ○自然真営道 安藤昌益 ・大序 ・私法儒書巻(抄) ・私法神書巻(抄) ・法世物語巻(抄) ・真道哲論巻(抄) ○解説 土の思想家 安藤昌益 野口武彦 ○年譜
  • 生命の樹
    -
    昨年、ノーベル文学賞の代替賞ニュー・アカデミー文学賞を受賞したカリブ海作家の自伝色の濃い代表的長篇小説を復刊。原著は1987年刊。
  • チェルノブイリ家族の帰る場所
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1986年4月26日に起きた、チェルノブイリ原子力発電所の恐ろしい事故。このスペイン発のグラフィック・ノヴェル(漫画)は、住みなれた土地を突然に追われ、あるいは愛した土地に留まった〈家族3世代の物語〉を描いている。論争にもセンセーショナリズムにも陥ることなく、かの土地に生きた人々が「心」に抱いた情景が浮かび上がる。チェルノブイリは決して「遠く」の出来事ではない。漫画・物語が持つ力を通じて、本書はそのことを強く訴えかけている。原書はスペインで2011年4月に刊行され、El Mundoなど国内主要紙でも紹介。

    試し読み

    フォロー
  • 遠いアトラス
    -
    現代詩人、歌人、俳人が実験的な作品制作に挑むブログ「日々が紙から飛びだして」で行われた石田瑞穂、管啓次郎、暁方ミセイによる旅をテーマにしたリレー詩の試みを電子書籍化。三人の詩人が、国内外の好きな時間に、好きな場所にたたずんで詩を書きおろし、あるいは記憶の引き出しを開けて紡いだ18編を収録。 【収録作品】 砂洲、旅の瞳/石田瑞穂 ターマキ・マカウラウ(オークランド)/管啓次郎 妙蓮寺、弁財Temple/暁方ミセイ 幻書の街から/石田瑞穂 アムステルダム/管啓次郎 検見川Weekly Radio/暁方ミセイ はだしの星/石田瑞穂 アイツタキ/管啓次郎 駐アカシック、ニュー稲荷トゥーム/暁方ミセイ デュシャンの墓/石田瑞穂 レユニオン島レストラン/石田瑞穂 マンハッタン/管啓次郎 ヒカミ、アオガキ、Sage,Rosemary and Thyme./暁方ミセイ N.R.S.(Nishi-Shinjuku Record's shop Street)/石田瑞穂 シアトル/管啓次郎 トワイライトタウンの八咫烏/暁方ミセイ T.B.C. (Terminal Baggage Claim)/石田瑞穂 中野/管啓次郎 旅の余白、ひとまずの到着地から(あとがき)
  • 星の王子さま
    4.4
    砂漠に不時着した主人公と、彼方の惑星から来た「ちび王子」の物語。人の心をとらえて離さないこの名作は、子供に向けたお伽のように語られてきた。けれど本来サン・テグジュペリの語り口は淡々と、潔い。原文の心を伝えるべく、新たに訳された王子の言葉は、孤独に育った少年そのもの。ちょっと生意気で、それゆえに際立つ純真さが強く深く胸を打つ――。「大切なことって目にはみえない」。感動を、言葉通り、新たにする。
  • 星の王子さま (角川つばさ文庫)
    値引きあり
    -
    砂漠で、飛行機が不時着してしまったぼく。そこで、星からやってきたという、ふしぎな男の子に出会って…。児童書の名作を、管啓次郎の斬新な訳と西原理恵子のイラストで。愛さずにいられない「星の王子さま」決定版!【小学中級から ★★】
  • 野生哲学──アメリカ・インディアンに学ぶ
    3.6
    「旅する学者、そして詩人」管啓次郎(読売文学賞)と「カルト的人気漫画家」小池桂一。異色のタッグが描き出す、神聖なる大地で生きる人々の豊穣な世界観。 私たち人間が、この地球の上で生きていくとはどういうことか?
  • レモンケーキの独特なさびしさ
    3.7
    「種明かしをするわけにはいかないので、ここではただ、この本を書いているあいだ、感じやすい(sensitiveである)とはどういうことかについてたくさん考えていた、とだけいっておきましょう」――エイミー・ベンダー 9歳の誕生日、母がはりきって作ってくれたレモンケーキを一切れ食べた瞬間、ローズは説明のつかない奇妙な味を感じた。不在、飢え、渦、空しさ。それは認めたくない母の感情、母の内側にあるもの。 以来、食べるとそれを作った人の感情がたちまち分かる能力を得たローズ。魔法のような、けれど恐ろしくもあるその才能を誰にも言うことなく――中学生の兄ジョゼフとそのただ一人の友人、ジョージを除いて――ローズは成長してゆく。母の秘密に気づき、父の無関心さを知り、兄が世界から遠ざかってゆくような危うさを感じながら。 やがて兄の失踪をきっかけに、ローズは自分の忌々しい才能の秘密を知ることになる。家族を結び付ける、予想外の、世界が揺らいでしまうような秘密を。 生のひりつくような痛みと美しさを描く、愛と喪失と希望の物語。

最近チェックした本