呂彪弥欷助作品一覧

  • 明日が雨でもあなたに感謝の花束を贈ろう
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    大好きな彼女と結ばれ、明るい未来を描いた。平穏な人生だったが、掴んだ幸せ。 絶頂から人生は崩れ落ちていく。 ドッペルゲンガーに会うと死ぬ──そんな言葉が脳裏を横切った。 「お前らの……どちらが生き残るのか、互いに自分たちで決めろ」 それは、互いに槍を手に取り、相手を殺めろという言葉に等しい。 手は伸びない。しかし──もう一方の手は、とまどいなく槍に伸びた。 困難にぶつかっても吹き飛ばせ。願いを握り締めて進んでいくファンタジー小説、第一弾。
  • 姉の声
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    1巻330円 (税込)
    私はここが嫌いだ。ここには、姉がいる。 姉に会ったことはない。あたりまえだ。そもそも、私に姉はいない。しかし、この家に来ると、いつも感じる。姉は、私がこの家に来るのをじっと待っていたと。 「みなと~。やっと二人で、遊べるね~」 私に残された逃げ道は、ひとつしかない。避けてきた廊下の奥だ。姉は、すぐそこまで来ている。逃げなくては。──姉に捕まる前に! 私は身をひるがえし、走りだす。 決して行きたくなかった、闇の奥へと。
  • あの夏の空を忘れない
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    主人公の波音《なみと》は、十五歳のころ、つまらない毎日から逃げるように田舎の祖母の家に行く。そこで、出会ったひとりの少女。彼は気づかない間に、恋におちていた。  すぐに会えると思い、彼は油断していた。それから三年間、彼は田舎に行かなかった。そして、後悔することになる。  なにかを得て、なにかを失い、彼は自分を見つめ直す。  年月を重ね、彼はどう変わるのか。そして、波音と少女の恋は──。

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  • 裏と表と オモテとウラと
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    人は心にふたつの顔を持っている。 心が不安定になると裏の顔になる人も、普段が裏の顔だという人もいるかもしれない。 表の顔も裏の顔も、建前も本音も、表と裏でひとつ。 どんなことも、捉えかた次第なのかもしれない。 そう思えば、すこしは気楽になるかもしれない。 そんな思いを込めた詩集「裏と表と オモテとウラと」。

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  • 永遠の王国 うさぎ王国
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    ある、うさぎの王国での話。 うさぎの王様は、なんとも面白い法律を作ってしまいました。 そのうさぎ王国のある町のはずれに、うさぎのおじいさんが一匹で暮らしていました。 長いこと一匹で暮らしていたおじいさんでしたが、ある日、幼いうさぎが迷いこんできます。疲れ果てている幼いうさぎを、おじいさんはしばらくの間、家に泊めてあげることにしました。 幼いうさぎとの暮らしが、おじいさんに大切なことを教えてくれます。独りよがりなおじいさんを変えたものとは──?
  • 君に言いたいこと
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    1巻330円 (税込)
    幸か不幸か──運命の日はやってきた。 能天気な母さんとおばさんは、『子守』を命じてきた。 おいおい、ドッキリでもいいから、嘘だと言ってくれ。 俺の思いとは裏腹に、母さんにふざけている様子はない。 いとことはいえ、この年の男が年ごろの女子と二人きりになるのはおかしいだろう。 「とっくに中学生になった彼女に対して『子守』は不要だろう」 正直、彼女と二人きりで自宅にいるのを想像して、欲望を止める自信がない。
  • 涙が枯れるその時に
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    視覚で詩の雰囲気を楽しめます。詩に馴染みの無い方でも、気軽に手に取って頂きたいという思いを込めました。 新しい環境下で辛い時や気持ちが沈んでいる時、日々の小さなストレスの蓄積で涙も出ないほど疲れた時……そんな時こそ、手に取って頂き癒しを感じて頂けるような一冊にしたいと仕上げました。 いつも頑張っている方にこそ、届けたい。気持ちに寄り添いたい。そんな存在の詩集です。
  • 冬の物語
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     ある所に一匹の白いうさぎがおりました。  この白いうさぎは不思議な力を持っており、 「お前のその力は、決して人間に使ってはいけないよ」  と、何度も母うさぎから言われ、育ちました。 ~「白いうさぎ」より~  四人の精霊が四季を巡らせる「冬の物語」、短編二作で完結の「赤い手袋」、男の子が夢中になった「ゆきだるま」、不思議な力を持つ「白いうさぎ」の童話集。ショートショート感覚でさくさく読め、しかしながらじっくりお楽しみ頂ける一冊です。

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  • 闇の中の少女
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    ザッ  ザッ  なにか、音が聞こえる。これは──。  寝よう。そうすれば、きっと熱が下がって、朝がくる。──そう思って、頭を枕につけた。そのとき、意外なものが視界に入ってきた。  マネキンの足だ。  目の前に現れたものに私は身動きができず、声も出なかった。

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  • ゆりにとっての99
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    決まらない進路と、友人が遠くなっていく不安を抱えたひとりの女子高生。今までは友人と同じでいることが彼女の安心だった。だが、次第に自分の道を見つけていく友人たちに、彼女は焦りを感じる。そんな彼女が、友人のマネをするように興味を持ったのは、アルバイトだった。  今まで、周囲に流され生きてきたひとりの女子高生が、転機を迎える。彼女は、自らの未来を切り開こうと変わっていく。  彼女を変えたものとは?  これは、彼女と彼女を応援する人々を描いた短編小説

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  • ロボットでは、恋のお相手はダメですか?
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    好奇心旺盛な姫は十六歳のときに立ち入り禁止の秘境に入り、ある感染症に。姫が隔離されると決まり、主人公は人を捨て『ロボット』として共に隔離生活を始める。 「あなたがね、本当はロボットではなければいいのにと思うの。でも、ロボットであってほしいとも願うの」  ポツンポツンと落とされた言葉は、一度止まって。そして──。 「だって、ロボットじゃなければあなたはきっと、もう……」 主人公がロボットから、どう人へと戻るのか。じんわりと温まるハッピーエンドをご堪能下さい!

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