太田康介作品一覧

  • やさしいねこ うちの ぽー
    3.7
    まわりの猫にいじめられ続けた、“弱虫”ぽーの物語『やさしいねこ』に、写真展リポートや著者の太田康介さん作の「ネコマンガ」・未公開写真など16ページを増補、文庫化しました。 ある日、太田さんは自宅近くでブサイクな野良猫を見かけました。殺処分や事故死など、増えすぎてこれ以上不幸な猫を増やさないようにと、太田さんはその野良猫にTNR(捕獲、不妊手術、元に戻す)を実行。一代限りの“地域猫”として見守っていきます。 しっぽに特徴があったので「ぽー」と名づけられたその猫は、他の猫に交じって餌を食べには来ますが、他の猫が食べ終わるのを陰でじっと待っている遠慮がちな猫でした。 その体はいつも汚れ、傷ついていました。実は、ぽーは“町内最弱”で、まわりの猫たちからいじめられ続けていたのです。太田さんはそれを見ていたたまれず、ぽーを家猫として迎えました。 すると、今度は家の中の猫にもいじめられるぽー。それでもぽーは、少しずつ先住猫たちの心を開いていきました。さらには新たに保護した子猫の世話も始め、太田家にはなくてはならない存在となっていったのです。 深谷かほるさんの漫画『夜廻り猫』(講談社)で描かれて注目を浴びた、このやさしい猫「ぽー」の物語を綴った写真エッセイ。ぽーを描いた『夜廻り猫』も2本収載。
  • 待ちつづける動物たち――福島第一原発20キロ圏内のそれから
    4.4
    1巻1,120円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大反響の福島第一原発20キロ圏内で助けを待ち続ける、動物たちの写真集『のこされた動物たち』の続編。 東北の寒い冬、食べ物のなくなった土地で命をつなぐ犬猫。生き残った牛たちが迎えた悲しい結末。 震災から一年、報道されることのない原発20キロ圏内の現実を伝える。
  • のこされた動物たち――福島第一原発20キロ圏内の記録
    4.7
    1巻1,120円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 20キロ圏内で、動物保護のボランティアをするカメラマンが撮りためた、3か月に及ぶ記録。 無人の家で飼い主を待ち続ける犬、最後の力を振り絞って助けを求める猫…。 強く生きる姿も、助けられなかった命も、 動物たちの現状を、ありのままに伝えます。 【私は、ごめんよ、ごめんよ、と謝りながら写真を撮りました。 私にできることは、写真を撮り、今起こっている現実を多くの人に知ってもらうこと。それしかできないのです。 やがて怒りが沸いてきて、チクショー、チクショーと呻きながらシャッターを切りました。 その怒りは、私を含めた人間に対してのものです。(本文より)】
  • しろさびとまっちゃん 福島の保護猫と松村さんの、いいやんべぇな日々
    5.0
    1巻1,210円 (税込)
    保健所に送られる直前で助けられた2匹の猫と、震災直後から原発20キロ圏内で動物の世話を続ける松村さんの日々。忘れかけていた懐かしい風景を、写真集『のこされた動物たち』のカメラマンが切り取る。
  • おじさんと河原猫
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 多摩川の河川敷には、今も多くの捨て猫と、そこで繁殖した“河原猫”たちが暮らしています。河川敷というのは、街の中に捨てるよりも罪悪感が薄くなる、猫を“捨てやすい”場所のようです。 そんな猫たちの世話をしている、近所のおじさんとホームレスのおじさんがいました。太田さんはそのおじさんたちと知り合い、猫との関係を撮り始めます。 近所のおじさんは「加藤さん」といい、糖尿病を患い独り暮らしで、自分のことは多くを語ろうとしません(現在、病気で入院中)。ホームレスのおじさん「高野さん」は、河川敷の小屋に猫を引き取って暮らしていました(2019年10月の多摩川氾濫で犬猫を保護していた小屋を離れられず、濁流に流されて行方不明に)。 太田さんは河原猫たちの里親探しに協力するうちに、1匹の小さくて愛らしい猫「シロ」を引き取ることに。すると、シロが猫エイズにかかっていることが判明。治療を受けながら太田家の一員としての生活を始めます。 この河原猫「シロ」と、河原猫を見守ってきた3人のおじさん(加藤さん・高野さん・太田さん)たちの物語を描いた写真エッセイ。特別寄稿として『夜廻り猫』(講談社)の作者・深谷かほるさんによる漫画「おじさんと河原猫」2本も収載。
  • シンクロ姉妹猫 うちのとらまる
    -
    1巻1,320円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 超人気ブログ「うちのとらまる」のシンクロ姉妹「とら」と「まる」、待望の写真集! しっかりものの姉御肌、でも甘えん坊の一面もあるツンデレお姉さんの「とら」。 そんなとらを慕い、とことん甘えん坊で平和主義者の「まる」。 この仲良し姉妹はいつも一緒、そして気づけばいつだって おんなじポーズでぴったりシンクロニャイズしているのです。

最近チェックした本