街田龍一作品一覧

  • 菅野直は文学青年を夢見る。太平洋戦争最後の撃墜王は、どんな男であったのか?なぜ空に散ったのか?10分で読めるシリーズ
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    10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。 シリーズ まえがき 昭和20年8月1日。終戦の僅か2週間前、一人の戦闘機パイロットが戦死した。そのパイロットの名は「菅野直(かんのなおし)」 時は太平洋戦争末期、怒涛のように日本本土に押し寄せていた米軍に一矢報いるべく編成された第343海軍航空隊、通称「剣(つるぎ)部隊」の301飛行隊長であった。 菅野(かんの)は勇猛であり、優れた戦闘機パイロットであった。「剣部隊」着任前、南洋の島「ヤップ島」にて零戦隊を率いていた時には、連日ヤップ島を空襲する米軍の大型爆撃機「B24」を多数撃墜し、大きな戦果を挙げていた。 菅野の操縦する零戦の胴体に描かれた隊長機を示す黄色の帯線から「イエローファイター」と呼ばれ、米軍パイロット達からも恐れられる存在であり、太平洋戦争開戦時のベテランパイロット達が次々と戦死していった太平洋戦争末期において、 菅野の勇猛果敢な撃墜劇は、日本海軍航空隊では知らぬ者無しの存在であった。 「君のように、大学の研究所で研究をやっていられるのが羨ましい。戦争でも終わったら、俺もそんな静かな生活に入ってみたい」これは菅野が戦時中、友人に宛てた手紙の一文である。 「吸という字を書きければ、啄木の啄という字ににてしまうかも」これは昭和12年10月、菅野が中学4年の2学期、16歳の時に菅野自身が書いた短歌である。菅野の生前の遺言により、彼の戦死後、遺品はほとんど焼却されてしまったが、 昭和12年1月1日から昭和13年11月まで、中学3年から海軍の海兵に合格した時点までの「彼の日記」が残っていた。先の彼自身が書いた短歌にもあるように、菅野は「石川啄木」を愛していた。 昭和13年1月に記した日記にはこうも記されていた。「いずれにしても、啄木に対する愛着は偶像的ではなく自分のものという感じが深くなった」この他にも彼の残した日記には、「啄木」に関する記述が随所に見られている。 米軍から「イエローファイター」と呼ばれ、恐れられる存在であった「菅野直」。石川啄木をこよなく愛し、「戦争でも終わったら、俺もそんな静かな生活に入ってみたい」と友人に告白した「菅野直」。 文学を、そして「啄木」をこよなく愛した青年は、なぜ戦闘機パイロットとなって空に散って行ったのか?菅野直とはどんな男であったのだろうか?
  • 零戦は、なぜ最強なのか?工業力の差をものつくりの精神で凌駕した世界最強の飛行機。10分で読めるシリーズ
    3.0
    10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。 まえがき 70年前の太平洋戦争において、戦時中の数ある著名な兵器のひとつに「零戦」という戦闘機があった。 「零戦」とは、それまで航空兵器において世界から後進国と認識されていた日本が、当時の航空機設計では類を見なかった独創的発想と、血のにじむような設計過程を経て、 太平洋戦争中期に至るまで、欧米列強のどの戦闘機も寄せ付けなかった世界に誇る日本の傑作戦闘機である。 太平洋戦争は、それまで行われてきた戦争の概念を大きく変える一大転機となった戦争でもあった。 太平洋戦争以前に行われてきた戦いの様相は海での戦いを例と挙げると、大きな大砲を積んだ鋼鉄の戦艦同士が遠距離から大砲を打ち合い雌雄を決する「大艦巨砲主義」であった。 しかし太平洋戦争に入ると戦いの様相は一変する。それまでの「大艦巨砲主義」から、航空機を主力とする「航空決戦」が主となっていったのである。 航空母艦や陸上基地から、戦艦が追いつくことのできない高速で長距離を一気に移動し、敵艦船や敵陸上基地を爆弾や魚雷で攻撃を行える「航空機」が戦場の主人公となったのである。 その空の戦いにおいて「零戦」は、欧米列強から「神秘的」「東洋の魔術」とも言われ、太平洋戦争中期に至るまで欧米列強の戦闘機を全く寄せ付けず、「零戦と出会ったら戦わずに逃げろ」とまで言わしめたほどであった。 毎年8月の終戦記念日が近づくにつれ取り上げられることも多く、昨今では、小説や映画のモチーフに用いられる等、今もって多くの人々を魅了してやまない「零戦」であるが、ではいったい、零戦とはどんな飛行機であったのだろうか?
  • 不安解消。不安な気持ちを一瞬で解消するマル秘テクニック!10分で読めるシリーズ
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    10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。 まえがき 人間としてこの世に生を受けた「あなた」。実は「あなた」だけが不安を感じているのではない。どんな天才であっても、日々不安だらけである。 サラリーマンであれば「今日は午後から大事なプレゼンだが、上手く進められるだろうか?」「最近、会社の業績が悪いようだが、リストラなどされないだろうか?」 学生であれば、「希望する就職先で内定がもらえるだろうか?」や「希望する大学の試験に合格できるだろうか?」 このように日々生きていれば、不安というものを感じない人間などは存在しないのである。 昨今、不安を解消するノウハウや書籍なども多くみられるが、不安を解消したいと強く願っている人が求めているもの、それは、今日から、いや、この瞬間に不安を解消することができるテクニックではないだろうか? 専門書籍を毎日読む必要はない。何か特別な技法を取得する必要もない。本書では今この瞬間から、誰でも「不安な気持ち」を解消できるテクニックを解説していく。
  • 夢を叶える自己催眠トレーニング。自己暗示「アファメーション」を使いこなそう。10分で読めるシリーズ
    4.0
    10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。 まえがき 誰でも、「こうなりたい」「いつまでに何かを成し遂げたい」と思っていても、なかなか実行に移せない。いざ実行に移してみたら、やり抜くことは難しかった等、誰でも経験はあるのではないだろうか。 例えば、「〇月までに〇キロダイエットしよう!」と思ったが長続きせず、いつの間にか目標にしていた期日を過ぎていた。禁煙しようと思ったものの、「明日から始めよう」「今日は1本だけ」と、自分で決めた目標はいつの間にか目標は闇の中に・・・、目標を自ら設定しているにも関わらず、「本当にできるのだろうか」という無意識の不安が「自分にブレーキをかけてしまう」目標を達成できない人に起こるパターンの多くがこれに当てはまるのである。「夢を実現する」「1週間で目標達成」など、願望達成にかかわる書籍やDVDは昨今巷に溢れている。 しかし「お金持ちになる方法が書いてある自己啓発書」を読んで、「今日からこれを毎日実行しよう!これで今の貧乏生活から抜け出して見せる!」と書籍の内容そのままに忠実に実行できた人が果たして何人いたのだろうか? そんな誰もが、「こうなりたい」「これを成し遂げたい」という思いを達成する方法のひとつに、自己催眠という方法がある。自己催眠は、どうしても自分の習慣を変えたい。積極的に前向きになりたいと望んだときの手助けになる方法でもある。 自己催眠を行うことは決して難しいことではない。特別な教材やトレーニングなどを行わなくとも、これから本書でお伝えする内容を1週間続けるだけで、誰でも自己催眠をマスターできるようになる。 「夢を叶えたい」「何かを最後まで成し遂げたい」という願いを実現する方法、自己催眠について本書では紹介していこう。

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