橋本長道作品一覧

  • 覇王の譜(新潮文庫)
    4.4
    「お前は一流にはなれんよ」。七年間、C級2組から這い上がれない直江大に剛力英明王座はそう言い放つ。旧友との目も眩むような格差。だが、天才少年との邂逅、“孤剣”の異名を持つ師の特訓が、燻っていた直江を覚醒させる。彼の進む道の先には運命の対局が待ち受けていた。元奨励会会員、将棋を深く知る著者が青年棋士の成長と個性あふれる棋士群像を描く。魂震わす将棋エンターテインメント。(解説・西上心太)
  • 奨励会 ~将棋プロ棋士への細い道~
    3.8
    「どうすればプロ棋士になれるのか?」 本書はプロ棋士養成機関「奨励会」の実像を描くことで、その問いに答えるものです。 プロ棋士という職業が多大な労力を払ってでも目指す価値のあるものかどうか、という問題から始まり、奨励会の制度、戦い方、勉強法が元奨励会員である著者本人の述懐を交えて語られます。 プロ棋士養成機関「奨励会」とはどんな場所か? どのくらい強ければプロ棋士になれるのか? 奨励会員の日常とは? 重要なのは努力か? 才能か? 夢破れた退会者のその後は? そこは青春を捧げる価値のあるところか? 天才少年、天才少女が淘汰される奨励会という沼でもがき苦しんだ姿がそこにはあります。 将棋界に現れた超新星・藤井聡太ですら6連敗を喫したこともある奨励会。 その世界を本書でぜひ覗いてみてください。
  • サラの柔らかな香車
    3.8
    1~2巻528~638円 (税込)
    【第24回小説すばる新人賞受賞作】プロ棋士になる夢に破れた瀬尾は、毎日公園に一人でいる金髪碧眼の少女サラに出会う。言葉のやりとりが不自由な彼女に対し、瀬尾は将棋を教え込む。すると、彼女は盤上に映る“景色”を見る能力を開花させ――。棋界に新たな風を送るサラ、将棋に人生を捧げてきたスター・塔子、数多の輝く才能を持つ七海の三人を巡り、厳しくも豊かな勝負の世界を描く青春長編。

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