垂水雄二作品一覧

  • ゲノムが語る人類全史
    3.5
    ◆考古学ではわからなかった「世界史」の最先端◆ ヒトゲノム計画以降、急速な進化を遂げたDNA解読技術によって、 私たちは数万年前の人類のゲノムも抽出・分析できるようになった。 それにより、遺骨や遺跡の存在が不可欠だった従来の歴史学は一変。 ゲノムの痕跡を辿ることで、骨さえ見つかっていない太古の人類から 現在の私たちへと繋がる、祖先の知られざる物語が解き明かされた―― ・ホモ・サピエンスはネアンデルタール人と何度も交配していた ・DNAにのみ痕跡を残す、知られざる「幻の人類」が発見された ・狩猟から農耕への移行を加速させたのは、二つの突然変異の出現だった ・現存する全人類の共通祖先は、わずか三五〇〇年前、アジアにいた ・ヨーロッパを二度襲ったペスト菌はどちらも中国からやってきた 【目次】 ■序 章 人類の歴史はDNAに刻まれている ■第一章 ネアンデルタール人との交配 ■第二章 農業革命と突然変異 ■第三章 近親相姦の中世史 ■第四章 人種が消滅する日 ■第五章 遺伝学は病気を根絶できるか? ■第六章 犯罪遺伝子プロジェクト ■第七章 ホモ・サピエンスの未来 ■解 説 ゲノムで辿る日本人のルーツ 篠田謙一(国立科学博物館人類研究部長)
  • 好奇心の赴くままに ドーキンス自伝I
    3.0
    生物学者として世界的なベストセラーを多数もち、科学啓蒙家としても活躍、最近では舌鋒鋭い宗教批判と、多方面に活動をくりひろげる「思想家」ドーキンス。そうした多彩な人物がどういう生涯をへて形成されたかは、生物学界だけでなく思想・科学に携わるすべての人の関心事だったが、ようやくドーキンス自身の声でその生い立ちの語られる時が来た! 父母の配慮につつまれ好奇心を育んだアフリカの幼少時代、奇妙な決まりごとといじめの問題に心悩ませたパブリックスクール時代から、動物行動学の師、ティンバーゲンとの出会いに始まる研究者時代に入り、思わぬ経緯で世界的ベストセラー『利己的な遺伝子』を刊行するまでを描く。待望のドーキンス自伝(2部作の第1部)。/掲出の書影は底本のものです
  • ささやかな知のロウソク ドーキンス自伝II―科学に捧げた半生
    -
    『利己的な遺伝子』で生物学者として世界的な盛名を得たのち、無二の科学啓蒙書の書き手としても頭角を現し、『神は妄想である』でまたしても世界を震撼させた著者が、現在に至る波瀾に満ちた歩みをテーマごとに回想、自作へのコメントも収録する。学会論争の内幕から来日時のエピソードまでを網羅した、ファン必読の自伝完結篇!
  • 毒々生物の奇妙な進化
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    世にも不思議な「毒々生物」の知られざる姿とは? 「毒」は人類を救う!? ある日突然、皮膚の一部が青、赤、紫、黒と変色し、やがて壊死する。驚きの症状の原因は小さな蜘蛛だった! この世には想像を絶する「毒々生物」たちが生息している。ゴキブリの脳を乗っ取るハチ、体長3メートルの肉食トカゲ、赤血球を破裂させるクラゲ……。 読めば読むほど「毒々生物」に夢中になる禁断の書! ・インフルエンザ予防のためにヘビ毒を注射する男 ・「刺されると痛い昆虫ランキング」のために78回刺されまくった昆虫学者 ・ペットのヒルを持ち歩き、自分の血を吸わせている寄生虫学者…… 「毒々生物」に魅了された人間たちもこんなにヤバイ! 解説は『ざんねんないきもの事典』監修の今泉忠明。 ※この電子書籍は2017年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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