悠木シュン作品一覧

  • 背中、押してやろうか?
    4.0
    連続する同級生の死は、事故なのか自殺なのか!? 親友の不登校、そして突然始まった「ぼく」へのいじめ。いったいこの中学校でなにが起こっているのか?小説推理新人賞作家が、みずみずしい筆致で描く青春ミステリー。
  • 仮面家族
    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    母親は高校1年生の娘に毎日詳細な日記を書かせると、「助言」と称して彼女がやるべきことを命令してくる。隣に住む女子高生と仲良くなれと指示したかと思うと、嫌われろと言ったり。「新しい父親」は母親よりかなり年下で画家らしいのだが、家来のようにすべて言いなりだ。ふたりを支配下に置くのは、いったいどんなたくらみがあるのか!? その狂気にも似た行動には驚愕の理由があった……。新鋭の描く長編ミステリー!
  • 青い棘のジレンマ
    3.5
    高校受験を控えた小笠原幸は、バトン部に所属している。地元のテレビ局からバトントワリングコンクールの密着取材を依頼された途端、幸は退部を申し入れる。なぜ突然、退部を決めたのか……。教師にも親友にもその理由を話そうとしない幸。それには4年前の、ある出来事が関わっていた。そんな中、固く閉ざされた彼女の心を解きほぐしたのは、意外な人物だった。過去の扉が開かれる青春ミステリー。 ※本作品は2019年5月に小社より単行本刊行された『君の××を消してあげるよ』を文庫化に際し改題し、加筆修正をしたものです。
  • 花葬
    3.5
    1巻1,386円 (税込)
    期待の女流作家による青春群像劇。 五人の男女の過去と現在が絡み合う青春群像劇。 叶わない恋、追い続けた夢、崩れ去る覚悟・・・・・・。 「お願い、いつか、わたしの絵を描いて」 姉の自殺の真相を訊くために、美術教師で義兄のアトリエに通う栞。 学費を捻出するために、JK産業に手を出してしまった愛。 小学生の頃にいじめていた幼馴染みと思わぬ所で再会した恵。 愛する人の近くにいられる場所をひたすら探し求める誓。 大切なものをすべてなくし、生きる意味を見いだせなくなった了。 小説推理新人賞作家が瑞々しい文章で紡ぐ、儚くて切なくて残酷だけど胸に響く、五人の男女の「青春の余韻」――。
  • ご褒美にはボンボンショコラ
    3.4
    横浜の住宅街の一角に佇む、チョコレート専門店「サ・イラ」。店主の千代子は「あなたが幸せになってほしいと思う人にこれを贈って」と必ずお客に伝える。突然妻を亡くしシングルファザーとなった会社員、叶わぬ恋に身を焦がす高校生、育児に悩む主婦、崖っぷちの女流作家…。12人の主人公と、ちょっと“特別”なチョコレート。優しさと偶然が織り成す、心ほぐれる物語。
  • 海辺のカフェで謎解きを ~マーフィーの幸せの法則~
    3.2
    『キッチン・マホロバ』は、海沿いに建つ小さなカフェで、なぜかちょっとだけ困った人たちばかりがやってくる。 大学の夏休みで、兄・水城海人のカフェを手伝う成留は、ある日、店に棲み着く黒猫を追いかけてきた黒い服を着た女性、邑崎紫と知り合う。 ふわりと優雅で甘やかなプルメリアの香りを纏う紫が気になる成留は、彼女が興味を示す困った人たちの持ち込む数々の謎を、兄とともに解き明かしていくことになるが、それは彼女がここにきた本当の理由にも触れていくようで―。
  • スマート泥棒
    3.0
    ひとりの女性のモノローグから物語は始まる。登場人物が繋がっていく複雑な人間関係と、一章ごとに増えていく相関図は、一度読んだらもう一度読みたくなる。みずみずしい筆致で描く、パズルのような群像劇。第35回小説推理新人賞受賞。選考委員をうならせたデビュー作!
  • トライアンフ
    -
    1巻1,056円 (税込)
    エレベーター事故で閉じ込められた女性の元に、その翌日、フリーライターを名乗る男が訪ねてきた。男は数日前に起きた政治家の娘の誘拐事件と、二十年前の児童誘拐事件に繋がりがあるのではないかと思っているようだ。二つの事件に関わりがある五人の告白から、思いもよらぬ真実が浮かび上がってくる。

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