阿佐田哲也作品一覧

  • ああ勝負師
    5.0
    ギャンブルの奥は深くて暗い。小市民的生活を嫌い、ギャンブルに憑かれ、のめりこんでいく男達の姿は哀しい中にも、ある種の感動を誘う。牌に命を張り、勝負に火花をちらす苛烈な雀ゴロ。賭博場に暗躍するコーチ屋、ノミ屋。裏芸を駆使する花札のイカサマ師。サイコロ三つが運命を握るチンチロリン。ギャンブルと浅からぬ縁ができてから三十余年。食うか食われるかの苛烈な勝負の世界を渡り歩き、賭博に命を賭ける人間達の浮沈と興亡を身近に見てきた著者が描く勝負師列伝!
  • 阿佐田哲也コレクション1 天和をつくれ
    -
    1~7巻605~737円 (税込)
    1989年、60歳で突然死去した阿佐田哲也。いまなお熱烈なファンの支持を誇る「雀聖・阿佐田哲也」の作品を発刊していくシリーズ第1弾! 表題作「天和をつくれ」に加え、「パイパンルール」「競輪円舞曲」「新春麻雀会」など、読み応え満点の短篇ギャンブル小説を8本収録。麻雀、競輪、ルーレット等のギャンブルを題材に、そこに生きる“人間”たちの駆け引きや人生模様が、時におかしく、時に哀しく、描き出されている。

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  • 色川武大・阿佐田哲也 電子全集1 色川武大の神髄『狂人日記』『怪しい来客簿』
    -
    “純文学作家・色川武大”の代表作、『狂人日記』と『怪しい来客簿』を同時収録した豪華な組み合わせ。 色川武大、最後の長篇小説となった『狂人日記』は、文芸誌「海燕」編集長・寺田博氏の勧めにより見せられた、 ある神経の病気を患っていた飾り職人の画集からインスパイアされ、自身が精魂込めて記された長篇。 狂人と健常者の狭間に身を置き、他者を求めながらも得られずに自ら死を選ぶ男の狂気を内側から描き、 1988年、第40回読売文学賞を受賞した“純文学作家・色川武大”を代表する晩年の傑作。 『怪しい来客簿』は、雑誌「話の特集」に1975年から翌年にかけ連載された小篇17篇からなる連作小説。 社会の片隅へと押し込められる、この世からはみだした人たちとの触れ合いを描き、1977年、第5回泉鏡花文学賞に輝いた。 執筆当時、麻雀小説作家・阿佐田哲也で名声を得ていた氏が、“純文学作家・色川武大”として狼煙を上げた重要な作品である。 解説は、色川作品を敬愛してやまない作家・佐伯一麦氏。解題は、元担当編集者で当電子全集の監修を務める大槻慎二氏が担当。 付録として「狂人日記」第1回の生原稿のほか、吉行淳之介、津島佑子両氏からの追悼文等を収録する。
  • 合本 麻雀放浪記【文春e-Books】
    ptバック
    5.0
    純文学作家「色川武大」=阿佐田哲也が戦後の焼け野原を舞台に描く、本邦ギャンブル小説の最高峰! 全四篇を集めた合本版です。 【収録作品】 『麻雀放浪記1 青春篇』 終戦直後の焼け野原で、「坊や哲」が「ドサ健」「出目徳」「女衒の達」ら仕事師たちと渡り合う。(解説・先崎学) 『麻雀放浪記2 風雲篇』 いかさまがばれて関西に逃れた「坊や哲」。京都の博打寺でブウ麻雀の鬼たちと激闘を繰り広げる。(解説・立川談志) 『麻雀放浪記3 激闘篇』 肘を壊し、いかさまができなくなった「坊や哲」。闇の組織から高利の金を借りて窮地に陥る。(解説・小沢昭一) 『麻雀放浪記4 番外篇』 無頼の生活から足を洗い、勤め人となった「坊や哲」の前に、ふたたび“あの男”が現れた!(解説・柳美里)
  • ギャンブル人生論
    5.0
    愚かしいことというものは魅力的である。愚かしいことをやって全うできるなら、これほどうまい話はない。自堕落な生活に憧れ、堅気の生活とは全く無縁な、自他共に許す不良男〈阿佐田哲也〉。社会からはみ出し、幾多の修羅場をくぐり抜けてきた男のバランスと破滅の美学。“麻雀の神様”とも“博奕の天才”ともいわれた男、阿佐田哲也が若者達に贈る〈男の生き方〉。虚か実か、きみにわかるか!
  • 新麻雀放浪記 申年生まれのフレンズ
    4.3
    かつて“坊や哲”などと恐れられ、バクチ稼業に明け暮れていた私もすっかり中年男になって、ハラはふくれ、頭も禿げ上り、誰も昔の雄姿を信じてくれぬ。そんな私がふとしたはずみで入った留置場でバクチ好きの学生に出会った。それがきっかけで、私にも往年の闘志が甦ってきた。麻雀、サイホンビキ、牌ホンビキと、この申年生まれの相棒と日本各地にマカオにと遠征。嵐のようなツキ、私は人生を賭けた大勝負に出た……。人はなぜギャンブルをやるのか――その心理をいきいきととらえた娯楽長篇。
  • 雀鬼くずれ
    4.0
    「博打うち」とは本当に因果な商売だ。プロである以上勝たねばならないが、勝てば勝つほど、客の足は遠のき、揚句のはては飯の食い上げだ。この難問が解決できない以上、「博打うち」とは、ギャンブルにのめり込んだ多くの男達の永遠の幻想といえるかもしれない。麻雀必殺技、“二の二の天和”に骨身を削るイカサマ師を描く「天和くずれ」。ギャングバー経営の女衒の達、ドサ健と寺の息子との息づまる秘技の応酬を描く「天国と地獄」など11篇を収録。
  • 雀鬼五十番勝負
    2.5
    終戦直後の東京。一面の焼け野原。巷には化け物のような麻雀打ちがゴロゴロしていた。動乱の世の中を、自らの腕と運と魂だけを頼りに生き抜く男たち。雀聖・阿佐田哲也が、戦後から昭和二十年代終わりにかけて実際に戦った忘れ得ぬ名勝負五十番を鮮やかに再現。『麻雀放浪記』など代表作のモチーフとなったエピソード満載の名作が、ファンの熱望に応えてデジタル化!
  • 次郎長放浪記 1巻
    -
    1~3巻440円 (税込)
    金も名誉も失った博奕打ちが、己の体を担保に最後の大勝負に挑む究極の賭場―柘榴殿。そこで清水次郎長が受けた勝負は生身の人間をコマに使う双六ゲームだった!!
  • 先天性極楽伝
    -
    究極の悪の道をめざす、痛快ユーモア長編。競馬のノミ屋を生業とし、同級生のカン子と結婚した小学生ハルこと春巻信一の新婚旅行先はネリカンだった。五年後、悪の教室・ガーピー塾を巣立ったハルは、プクプク爺さん、スットン親分、チン夫人らと、三億円をめぐっての死闘を展開する。青春ピカレスクの傑作。
  • ドサ健ばくち地獄(上)
    4.0
    1~2巻506~528円 (税込)
    人はただ、やつのことを「健」と呼ぶ。無籍者で、住所不定。どの組織にも属さない一匹狼だ。かつて「麻雀放浪記」のなかで、出目徳の死体を裸にひん剥いて、泥溝の中に叩きこんだ、あの健とご承知おき願いたい。但し、あれから十年たった頃のお話である――。種目は麻雀、チンチロリン、手ホンビキ。一匹狼達の、身を切られるより辛い金を張っての凄まじい闘いが始まる! 「麻雀放浪記」の阿佐田哲也が放つ、長編悪漢小説(ピカレスク・ロマン)。
  • ばいにんぶるーす
    4.0
    1巻660円 (税込)
    野獣のように一人きりで生きている勝負師たちの哀歓。風来坊・ロッカ、元役人・立花、非情なノミ屋・和合、ムショ帰りの鉄五郎老人ら、いずれ劣らぬ一匹狼たちが麻雀、競馬、闘犬、無尽、ルーレット、トランプ、チンチロリンなどでくりひろげる、喰うか喰われるかの凄絶なギャンブル世界を鮮やかに描くロマン。
  • 麻雀狂時代
    3.5
    博打打ちは例外なく、皆、臆病である。博打で生きている限り、現金以外は武器にならない。彼らにとっての恐怖は、負け続けることではなく、負けて現金が尽きることである――。絶対ガン札は出来ないといわれているヴァイスクルの封切版カードで、日本ギャンブラーを手玉にとるメリケンお玉。韓国のカジノで15分で1500万稼ぎ、勝ち役の名が鳴り響いている空野とノミ屋ゴロシのプロ車券師。ギャンブルを通して、人間の切なさ、哀しさ、凄まじさを描いた阿佐田哲也の傑作小説。
  • 麻雀放浪記 : 1 青春編
    4.0
    1~4巻825~869円 (税込)
    敗戦直後、焦土と化した東京で、すべてを失った“坊や哲”。戦中の勤労動員で知り合った“上州虎”と再会し、博打の世界へ入り込んでいく。チンチロ博打の賭場で出会った“ドサ健”や、凄腕のバイニン“出目徳”との出会いを通じて、麻雀打ちとして生きることになった坊や哲。麻雀に生きる男たちの激闘と生きざまを描くピカレスクロマンの大傑作。
  • 麻雀放浪記 1
    5.0
    雀聖と謳われた阿佐田哲也の傑作小説「麻雀放浪記」を、当代随一の麻雀劇画家の嶺岸信明が劇画化。退役軍人の息子として生まれ、苦労せず育った哲也は、勤労動員で博打の味を憶える。終戦後、父の恩給が途絶え、一家の大黒柱として家計を支えるべく哲也は、チンチロや麻雀の世界へ飛び込んで行く――。
  • 麻雀放浪記1 青春篇
    ptバック
    4.3
    1~4巻713円 (税込)
    純文学作家「色川武大」=阿佐田哲也が戦後の焼け野原を舞台に描く、本邦ギャンブル小説の最高峰! 終戦直後、焼け野原の上野のドヤ街で「ドサ健」と出会い、一気に博打にのめりこんだ主人公の「坊や哲」。 チンチロリンや麻雀の技、いかさまの腕を磨いた哲が「出目徳」や「女衒の達」「上州虎」ら仕事師と渡り合い、生き残りをかけて激闘する阿佐田哲也のピカレスクロマンの最高傑作! 解説・先崎学
  • 麻雀放浪記(一) 青春編
    4.1
    1~4巻550~594円 (税込)
    終戦後まもない昭和二十年十月、東京。坊や哲(哲也)の物語はここから始まる――。職にあぶれ街をさまよう哲は、麻雀の主のような男出目徳に出会い、徐々に技(イカサマ)を駆使した高レートの麻雀に惹かれていく。出目徳の下でイカサマ技術を覚えた哲は、長年のライバルドサ健のみならず出目徳すらも凌駕しようと、上野下車坂の「喜楽荘」で勝負を挑む。有り金全てを賭けた真剣勝負の勝者は……!? 麻雀史のみならず小説史にその名を残す金字塔「麻雀放浪記」の第一弾。
  • 麻雀放浪記 凌ぎの哲 (1)
    5.0
    敗戦の傷跡がいまだ癒えぬ東京。そこにはイカサマ博打で金を巻き上げ、ハイエナのように生きるバイニンと呼ばれる男たちがいた! 哲はドサ健と知り合ったことをきっかけに博打の世界に足を踏み入れ、数々の技を合わせ持つ一人前のバイニンに育っていった。やがて戦後の混乱期が過ぎ、社会は法と秩序を取り戻しつつあったが、バイニンたちは依然として餌場を求め路地裏を徘徊していた――。
  • 麻雀放浪記2020 上
    完結
    -
    不朽の名作、阿佐田哲也の『麻雀放浪記』を原案に、2020年オリンピックが中止されてしまった東京を舞台に、1945年の“戦後”からやってきた若き天才ギャンブラー・坊や哲が、麻雀で死闘を繰り広げる。 ★単行本カバー下画像収録★
  • 麻雀放浪記2020 連載版 第1話
    完結
    -
    全16巻110円 (税込)
    混沌としていた戦後の東京――。そこには博打の世界に全てを賭け、憧れを抱く若者たちがいた。これは激闘を繰り広げながらもさまよう彼らの生き様を描いたピカレスクロマン………なのか!??
  • 麻雀放浪記 風雲篇 : 1
    5.0
    「雀聖」と謳われた阿佐田哲也の傑作小説『麻雀放浪記』の第2章『風雲篇』を、当代随一の麻雀劇画家の嶺岸信明が劇画化。麻雀の師・出目徳が死んでから数年後、坊や哲はヒロポン地獄に落ちていた。ヒロポン欲しさに打ったヤクザの盆で出会った打ち手は、思いのほか強敵で――!?
  • ヤバ市ヤバ町雀鬼伝1
    -
    1~2巻550~555円 (税込)
    バクチ打ちの血が騒ぐ。レートは一晩数億円、勝負のアヤで命も賭ける。不動産屋やソープランド経営者たち今風成り金の集まる街に吸い寄せられた雀プロ、警官、ヤクザの群れ。ギャンブル・サバイバルの種目もどんどん広がって、いったい生き残るのは誰か!? トボケた雀鬼の奇策、秘技が満載の長編小説。

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