ノンフィクション作品一覧

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  • 羽仁もと子著作集全巻セット
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    羽仁もと子著作集全巻セット 明治36年から昭和31年の絶筆までをすべて1冊に収録。著作集総目次付き。

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  • 合本版 猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」全16巻
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    「日本の近代」をテーマにセレクトした猪瀬直樹著作集全16巻を待望の電子合本化! 日本をアップデートするヒントがここにある! ノンフィクション分野で多くの優れた作品を残し、現在も精力的に執筆を続ける作家・猪瀬直樹の作品から、若き日に心血を注いできた「日本の近代」をテーマにセレクトした猪瀬直樹著作集。書籍版12巻+電子オリジナル版4巻、計16巻を待望の電子合本化。 昭和から平成へと移りゆくなかで猪瀬作品がどのように位置づけられてきたのかをあらためて概観でき、いまに続く日本の課題が見えてくる! 〈収録作品〉 第1巻 構造改革とはなにか 新篇 日本国の研究 第2巻 ペルソナ 三島由紀夫伝 第3巻 マガジン青春譜 川端康成と大宅壮一 第4巻 ピカレスク 太宰治伝 第5巻 ミカドの肖像 第6巻 土地の神話 第7巻 欲望のメディア 第8巻 日本人はなぜ戦争をしたか 昭和16年夏の敗戦 第9巻 唱歌誕生 ふるさとを創った男 第10巻 天皇の影法師 第11巻 日本凡人伝 第12巻 黒船の世紀 ガイアツと日米未来戦記 第13巻 道路の権力 第14巻 道路の決着 第15巻 二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか? 人口減少社会の成長戦略 第16巻 ジミーの誕生日 アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」
  • ガブリエル・ガルシア=マルケス ある人生
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    長編『百年の孤独』などの作品でラテンアメリカ文学の名を一層高らしめた巨人,ガルシア=マルケス.若き日の貧苦,ジャーナリストとしての日々,政治的セレブリティたちとの交流,恋愛,名声とその対価,ノーベル賞受賞の裏話など,読むほどに圧倒されるマルケスの生涯に迫る決定版伝記,いよいよ登場.

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  • 救援 縮刷版 第一集 1968.12~1977.8(創刊号~100号)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1968年~2008年、貴重な歴史的資料ついに刊行!逮捕者と負傷者の救援組織のために発足した「救援連絡センター」が発刊し続ける月刊紙『救援』の縮刷版(合同救援ニュース3号分&救援センター11号分含む)を7分冊(全639号分)。各集に年度ごとの詳細な解説と年表、索引を付す。新左翼や労働運動、市民運動史のみならず死刑廃止運動、冤罪事件、精神障害者への保安処分、獄中処遇の改善、組織的犯罪対策3法や団体規制法など、警察権力と現代史を知る、当事者による一次資料満載。

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  • 中浜万次郎集成
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    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 坂本龍馬、勝海舟、福沢諭吉など維新前後の英傑たちに大きな影響を与え、日本の外交史の端緒も作った万次郎の全貌を、初めて立体的に浮き彫りにする。万次郎の見聞、紀行、論評などを、膨大な写本・英文記録などから集大成。 幕末・明治初期を、万次郎の業績を通して、新たな視点から照射。日本初の英会話書『英米対話捷径』の完全原寸復刻版つき。
  • 政治家・石橋湛山研究―リベラル保守政治家の軌跡
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    石橋湛山(1884~1973)はどのような政治家であったのか? 混迷の時代にいかなる未来を描き、切り拓いていたのか? ジャーナリストから政界進出、戦後復興のための経済政策、GHQとの対立と公職追放、保守合同からの総理大臣就任、日中の国交回復をめざして。戦後50年、戦後政治史に異才を放つ孤高の政治家の歩みを膨大な新資料とともに丹念に描き出す。
  • パラオ歴史探訪 倉田洋二と歩く南洋群島
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    多くの貴重な写真とともに語る、パラオの近現代史。日本の委任統治領となり、発展を遂げた産業や文化、そして太平洋戦争の戦禍。委任統治時代の光と影が鮮やかに蘇る。玉砕戦を体験した海洋生物学者の故・倉田洋二が、自らの体験や調査を記載した内容に、編著者が戦前の居住者や遺族から聞き取った体験談、さらに委任統治時代の資料をもとに加筆・編集した。平和の尊さに思いをはせてもらえるよう願った一冊。
  • 評伝 マルコム・マクラーレン
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    決定的評伝、ついに翻訳。これが本当のマルコムだ。 彼が生みだしたものは、セックス・ピストルズだけではなかった―― アナーキスト、シチュアシオニスト、ポストモダニスト、ファッションデザイナー、アートディレクター 、パンク・ロッカー、ヒップホップ・アーティスト、映像作家、スピルバーグのグル、市長候補、ユダヤ人、トラブルメーカー、オペラ愛好家、捨てられた息子、不在の父親……はたしてマルコムとは何者だったのか? 藤原ヒロシさん推薦! 「色褪せない時代、その謎を解き明かす。あの時、どんな魔法がかけられてたのか?」 ポップカルチャー史における最重要事件=「パンク」。このムーブメントをつくりだした、マルコム・マクラーレン(1946-2010)の決定版評伝の翻訳書『評伝 マルコム・マクラーレン』がついに刊行。 あらゆるジャンルで奇抜なアイデアを実行した、その〈多才すぎる〉マルコムの全体像を、友人・関係者の証言と家族の手記から明らかにする。すべてのストリートカルチャー・ファン必読の超重量級の一冊。 マルコムの意外な?表情をおさめた貴重な写真を含む16ページの口絵も。 【各メディアで絶賛!】 「本書はロック伝記の『市民ケーン』だ。忘れられない芸術・文化・英国のエキセントリックさをめぐる旅で、すばらしい物語だ。読み物としてもすばらしい。もし、誰かの家を訪れ本棚にこの本が無ければ、一緒に寝るなというのが私のアドバイスだ」アンドリュー・オへイガン(作家) 「読むのが止められなかった。マルコムはオレたちに、退屈と怒りからアートを創りだすインスピレーションを与えてくれた。オレたちを解放してくれた」ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム) 「この卓越した渾身の伝記は、輝かしい幻想と常軌を逸する可能性への扉を開く」アラン・ムーア(作家) 「ずば抜けている……この本で、ゴーマンは、マクラーレンを「偉大なるロックンロールの詐欺者」「モラル的に破綻したパンクのメフィストフェレス」といった凝り固まったイメージから剥離させ、彼の芸術学校のルーツ、アイデアへの愛へと説得力をもって迫っている。本書では、やっかいで、不快で、残酷でさえあった彼が、決して退屈な存在でなかったことを明確に示す」 『サンデー・タイムズ』紙 「この挑発的な人物の、驚くべき新しい伝記は、マクラーレンの浮上してくるトレンドを見極め、まさに絶好のタイミングで、まんまと自分を位置づける才能を完璧なまでに捉えている」 『ファイナンシャル・タイムズ』紙 「完全に……心をつかまれる」 『オブザーバー』紙 「決定版……叙事詩である」 『タイムズ』紙 「心を奪われる」 『デイリー・メイル』紙 「若き理想主義者から、変幻自在、行き当たりばったりの成人期までの魅了される旅路」 『i』 紙 「美化しているわけでも、中傷しているわけでもなく、この書は、好奇心旺盛で、厳正であり……まず退屈することはない」『ガーディアン』紙 「マクラーレンはついに、彼にふさわしい、こまやかでバランスのとれた伝記を手に入れた……ゴーマンは、ときに唖然とするほど法医学的弁舌さ、大変満足なものに仕上げている」『クラッシック・ロック』誌 【目次】 ※ 本文中に計16頁の口絵あり アラン・ムーアによる序文 ルー・ストッパードによるエッセイ 著者による覚書 プロローグ PART1:男の子はどこまでも男の子 Boys Will Be Boys PART2:レット・イット・ロック Let It Rock PART3:セックスとスタイルと破壊工作 Sex, Style & Subversion PART4:僕はセックス・ピストルだ I’m a Sex Pistol Baby Oh Yeah PART5:ワールズ・エンド World’s End PART6:ワイルド・ウエスト Wild West PART7:「僕の父さんだ」 ‘That’s My Dad’ PART8:ザ・カジノ・オブ・オウセンティシティ・アンド・カラオケ The Casino of Authenticity and Karaoke PART9:ワイルド・ストロベリーズ Wild Strawberries PART10:歴史は小便をかけるためにある History Is for Pissing On エピローグ 謝辞 備考
  • 戦艦 マレー沖海戦
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    大木毅監修・シリーズ〈人間と戦争〉4 監訳・解説:戸髙一成(呉市海事歴史科学館〔大和ミュージアム〕館長) 1941年12月10日、日本海軍航空隊の索敵機は、イギリスの最新鋭戦艦プリンス・オブ・ウェールズと巡洋戦艦レパルスをマレー沖約50マイルにて発見した――日英両軍の資料を駆使して世紀の海空戦を克明に再現、海軍戦略を根本的に変えた2艦の最期を鮮やかに描く
  • バルジ大作戦
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    1944年12月16日午前5時30分、アルデンヌの森の静寂は突然の砲声によって破られた。敗色濃いドイツ軍の最後の賭け、ヒトラー自ら構想した「バルジ大作戦」が開始されたのだ――ピュリッツァー賞作家が、1000人以上の関係者に取材し欧州戦線の決定的戦闘を描く
  • タゴールの世界:我妻和男著作集
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    インドの心とベンガル文化を知る!──タゴール研究に身を献げ、日印文化交流の懸け橋として生きた碩学の論考を集成。 本書は、日本におけるタゴール研究、ベンガル語とベンガル文化・文学研究の碩学として知られ、日印文化交流の発展に尽力した我妻和男(1931~2011)の著作集。アジア人初のノーベル賞受賞者でもあるインドの詩聖タゴール(1861~1941)の膨大な業績や、日本とタゴールの深い関わりを中心に、インド文明・ベンガル文化圏についての論考も交え、著者が多くの新聞・雑誌・文集へ寄稿した随筆・論文、講演記録やインタビュー記事などを収めた。また、ベンガル語で著述した原稿も翻訳し、できるかぎり収録した。
  • 南極あすか新聞1987 初越冬の記録
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    今や幻となった日本第3の南極観測基地「あすか」。1987年、強風吹きまくる“嵐の大地"で初の越冬観測を行った8人の男たちの暮らしぶりを、日々生々しく伝えたのが、基地内日刊紙「南極あすか新聞」だった。 公式の越冬報告だけでは伝えきれないあすか隊の全記録が、30余年の時を経て当時の写真とともに蘇る!
  • ぼくたちは10歳から大人だった オランダ人少年抑留と日本文化
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第二次大戦日本統治下、日本軍によるオランダ人抑留を「日本近代の文化」という視点から分析する。オランダで高い評価を得ている注目の書。
  • ソクラテスからSNS 「言論の自由」全史
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    ヘイトスピーチ、分断と対立、新たな全体主義……。誰もが表現者になれる一方で「言論の自由」の価値が揺らぐ現代。古代ギリシアから啓蒙主義、反ファシズム、インターネットの時代まで、言論の自由が果たしてきた役割を追い、その意義を問い直す。解説/森村進
  • ドーキンスが語る飛翔全史
    4.0
    生物が何億年にもわたって、また人類が何世紀にもわたって、どのように重力に逆らい、空へ飛び立ってきたのか。史上最大の飛ぶ鳥や極小のフェアリーフライ、モモンガやトビウオ、神話のイカロスから航空機まで、飛翔の進化と科学を空想の翼に乗せて紹介する。
  • 2001:キューブリック、クラーク
    4.5
    1968年、映画史に残る名作『2001年宇宙の旅』が製作・公開された。 スタンリー・キューブリックとアーサー・C・クラークという映画界・SF界の二人の天才の出会いから製作、公開までを克明に綴る。公開から50年、エポックメイキングな傑作の価値を再検証する
  • 人種差別主義者たちの思考法~黒人差別の正当化とアメリカの400年~
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    黒人はいかなる論理で「劣った人種」とされてきたのか。政治・経済・文化的な利己主義から、またときに「性」が誘導し、「宗教」や「科学」が追従することで、その差別の正当化を行ってきたアメリカ社会。著名な学者・哲学者の理論から、政治家の言動、そして一般大衆や黒人自身までを対象として複雑に絡み合うその「人種差別思想」の歴史を描く、アメリカ人種差別問題の決定版!
  • [グラフィックノベル] ベルリン 1928-1933
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 20カ国語に翻訳されたグラフィックノベルのベストセラー。 完成に22年をかけた歴史大作。 街は静かに破滅へと向かう――。 人びとはいかにしてナチスに傾倒していったのか。 共和国は人びとになにをもたらしたのか? リベラルな大都市からファシズムの拠点へ。 ジェイソン・リューツは、1920年代のドイツの大都市を、住民の目を通して複雑に描きだしている。彼らの人生は、優しさと残酷さ、愛と憎しみ、セックスと死の十字路で交差する。煙草のけむりが充満するサロン、崩れかけた歩道、にぎやかな駅、華やかなカバレットなど、街そのものが活気づいていた。 ワイマール共和国時代、ベルリンはヨーロッパの最先端であり、創造性、政治思想、性的自由が、忍び寄るファシズムの足音にもみ消される前に明るく輝いていた――このような時代背景を見事に表現した傑作。 2019年、グラフィック文学賞優秀賞受賞。 2019年、バーモント・ブック・アワード受賞。 示唆に富み、現在の社会問題を映しだすグラフィックノベル 1928年、マルテ・ミュラーは引き寄せられるように脈動する首都ベルリンへ向かった。芸術アカデミーに通いはじめたマルテは、それからの数年間、時代のあふれる豊かさと悲惨さを経験する。カバレットやサロンで米国のジャズが流れ、性の解放が進むいっぽうで、経済危機と過激な政治活動が路上をすでに埋めつくしていた。矛盾する世界が並存し、交錯する1930年代初頭の街で、マルテはみずからのアイデンティティをたしかめようとする。しかし、ドイツという国がそうであったように、未来への選択を迫られていき……。 ジェイソン・リューツは、崩壊が進むワイマール共和国を舞台に、マルテの運命とほかの人物たちの人生を結びつけ、この時代の複雑なスペクタクルをつくりあげていく。言論の力への信頼を失ったジャーナリスト、クルト・ゼフェリング、政治のうねりのために家族がバラバラになった労働者グートルン・ブラウン。はびこっていく反ユダヤ主義の標的にされたユダヤ人の少年ダーヴィト・シュヴァルツ……ベルリンの街角で彼らの運命が交錯する。 「『ベルリン』のマジックは、リューツが古い新聞や写真から、時空間的に自分から遠く離れた都市を呼び起こす方法にある。本書の結末は息を呑むほど衝撃的である」――エド・パーク(ニューヨーク・タイムズ書評) 「ナショナリズムと反ユダヤ主義がふたたび頭をもたげるなか、 本書は政治がいかに早く毒に変わるかについての教訓をあたえてくれる」――レイチェル・クック、ガーディアン紙 「圧倒的なストリート シーンと、この街に住む多くの人びとの内面を掘り下げることで、本書は私たちが知っている物語を新しい方法で語っている。それは私たちが昨日を見つめなおし、今日との比較を可能にしてくれる」――ニナ・マクラフリン、ボストン・グローブ 「職人技と忍耐の驚くべき偉業。ワイマール時代の最後の数年間を描いた本書は、ファシズムが家族を分断し、友情を終わらせる過程を考察していることで、かつてないほど切迫している。リューツは、ディケンズ規模のキャストを丁寧かつ一貫した筆致で描き、登場人物たちは、政治的忠誠、闘争・同化の選択を余儀なくされる」――サム・シールマン(この10年間のベストコミック)、ガーディアン 「狭い心と気まぐれな心があり、街全体を焼き尽くすほどの怒りがある。しかし、そこには愛情、利他主義、勇気、他者を助けようとする意欲、物事を改善しようと続ける努力もある。読者は期せずしてベルリンに親しみを感じている自分に気づくだろう。リューツの慎重で精巧なこの作品は、すべての人の心に響く」――ケイトリン・ロズベルグ 、The A.V.Club
  • 沖縄の生活史
    5.0
    2022年5月に、日本復帰50年を迎えた沖縄。これを節目として、沖縄の歴史とともに生きてきた人々の来し方を聞き取って文章に残そう、という沖縄タイムス社の企画が結実したのが本書である。沖縄タイムス紙上での募集に応えた「聞き手」たちが、それぞれ思い思いの「語り手」を選び、その人生を聞き取って生活史として仕上げた。紙上に、およそ半年以上にわたって連載された85篇に加え、新聞には掲載しなかった15篇を合わせた、計100篇の生活史がここにまとめられている。巻頭と巻末にはそれぞれ、監修者のまえがき、あとがきを収録する。「私は本書のどの語りの、どの部分を読んでも、深い感慨と感動をおぼえます。ここには語り手たちが経験した「沖縄の戦後」が、確かに存在するのです」(岸政彦、まえがきより)「数多くの沖縄の人たちから聞き取りしてきたにもかかわらず、庶民の生活の奥深くに分け入り、心の襞に触れるところまでは、聞き取りはしていなかったか、と思わざるを得ない語りにも出会えました」(石原昌家、あとがきより)
  • 物語創世 聖書から〈ハリー・ポッター〉まで、文学の偉大なる力
    4.5
    かつて口伝えで継承された物語は文字に定着されることで飛躍的な伝播力を得、やがて世界を変えた。古代文明から現代に至る各時代に世界の各地で祖型を更新していった、人類文明の基盤をなす数々の大物語を抽出解説する、ハーバード大教授による大胆不敵な文芸評論。
  • 津田弘道の生涯-維新期・岡山藩の開明志士-
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 幕末維新期、藩と新政府を舞台に活躍した岡山藩士・津田弘道。『津田弘道日記』『池田家文庫』など膨大な史料を読み解き、書き上げた渾身の研究書。
  • 合本 昭和天皇【文春e-Books】
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    彼の人――昭和天皇―の視座を借りて、近現代史のメインプレイヤーから、一般兵士、市井の人々のドラマを描いたく大作、全7部を一巻に収録。 第一部 日露戦争と乃木希典の死 第二部 英国王室と関東大震災 第三部 金融恐慌と血盟団事件 第四部 二・二六事件 第五部 日米交渉と開戦 第六部 聖断 第七部 独立回復
  • 合本 イーロン・マスク
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    【この電子書籍は、2023年9月に配信を開始した『イーロン・マスク 上』『イーロン・マスク 下』をひとつのコンテンツにまとめた合本です。】 Twitter買収、ウクライナ通信遮断の裏側……イーロン・マスク初の公式伝記。世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』の伝記作家だからこそ描けた傑作。「私は、苦しみが原点なのです」。 各界著名人による推薦コメントも続々! 「世界一ぶっ飛んだ男。それがイーロン・マスクです」(三木谷浩史氏) 「生まれつき共感力を持たない男ゆえの過剰な成果を紐解く本」(ひろゆき氏) 「崩壊も破滅も恐れない。この男ほど分析の厄介な天才はいなかっただろう」(ヤマザキマリ氏) 「イーロン・マスクがいなかったら、私はもっと怠け者だっただろう。彼を除いて私を焦らせる人物はいない」(堀江貴文氏) 「マスク氏の英断によって核戦争が防がれたのだ」(佐藤優氏)
  • インパール作戦従軍記―葦平「従軍手帖」全文翻刻
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    『麦と兵隊』の火野葦平は、兵士・報道班員として従軍し、戦地から20数冊の手帖を持ち帰った。戦場は中国大陸・マレー半島・比島・ビルマ・インドに及ぶ。勝ち戦から敗北の撤退戦までが、つぶさに記録されたその膨大な直筆の「従軍手帖」から、本書では「インパール編」6冊をその図版も含め活字化。加えて、同行した画家・向井潤吉のリアルな戦場スケッチも掲載。現役NHKディレクターが詳細に解説する立体構成。 【目次】「従軍手帖」解題 増田周子/凡例/インパール作戦概略図/手帖関連地図(ビルマ地区)/手帖関連地図(雲南・フーコン地区)/インパールへの道 渡辺 考/第1章 日本本土を発つ/第2章 司令部跡を拠点に/第3章 第三三師団拠点のティディムへ/第4章 最前線・インパールへの思い/第5章 画伯・向井潤吉との冒険行/第6章 白骨街道撤退/第7章 菊兵団が奮戦する雲南前線へ/第8章 帰国/もうひとりの主役 渡辺 考/解説 増田周子/資料編―手帖巻末控/インパール作戦「従軍手帖」関連年表/火野葦平年譜 増田周子/あとがき 玉井史太郎
  • 新編・石光真清の手記(四作合本)
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    中公文庫『新編・石光真清の手記』全四巻を合本したものです。既刊電子版と内容に変更はありません。 明治元年に生まれ、日清・日露戦争に従軍し、満洲やシベリアで諜報活動に従事した陸軍将校の手記四部作。新発見史料と共に新たな装いで復活。 (一) 西南戦争・日清戦争 故郷熊本で西南戦争に遭遇した後、陸軍士官学校に入り、日清戦争に従軍するまでを綴る。未公開だった手記『思い出の記(抄)』及び小説『木苺の花』を併せて収録する。 (二) 義和団事件 明治三十二年、諜報活動に従事すべく、ロシアの進出著しい満洲に入った石光陸軍大尉。そこは、中国人、ロシア人、韓国人、コサック、そして日本人など多彩な民族の坩堝であり、日本人娼婦を妻とする中国人馬賊が疾駆する大地だった。未公開手記『得体の知らぬ日本人』『因果物語ほか』等を収録。 (三) 日露戦争/長編小説・曹長の妻 日露開戦。陸軍少佐となった石光は第二軍司令部付副官として出征する。終戦後も大陸への夢醒めず、幾度かの事業失敗を経て、ついに海賊稼業へ。やがて明治という時代は終焉を迎える……。 新編刊行に際し、未公開の手記『思い出の記 放浪生活時代』、短編小説『惨劇の夜の思い出』や秘蔵写真多数、そして電子版のみ、著者唯一の長編小説『曹長の妻』を収録。 (四) ロシア革命 世田谷で三等郵便局長を務めていた石光元陸軍少佐は「大地の夢」さめがたく、再び大陸に赴き満蒙貿易公司を設立する。そしてロシア革命が勃発、密命を受けた石光はアムールへと赴く。一方日本軍は革命に干渉し、シベリアに出兵する。時代を裏側からささえていた一軍人の手記、完結。
  • 新訳 東洋の理想
    4.0
    日本の歴史と文化を再認識し、「アジアは一つ」と世界に発信した岡倉天心『東洋の理想』。新訳により、その美術思想をひもとく。
  • 【5冊 合本版】寺田寅彦随筆集
    -
    寺田寅彦は物理学者としての肩書きをもつ傍ら、絵画や文学に精通し、優れた随筆を多く遺した。「天災は忘れたころにやってくる」という名言をはじめ、独特の語り口で鋭い思想を展開させた。 ※本電子書籍は、寺田寅彦の科学随筆『銀座アルプス』『科学歳時記』『科学と文学』『ピタゴラスと豆』『読書と人生』を1冊にまとめた合本版です。
  • 羽生結弦 孤高の原動力 AERA特別編集
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 こんな羽生結弦、見たことない 競技者を超えて “絶対王者”の新境地 全112ページ、孤高の表現者と蜷川実花による唯一無双の写真集 ■蜷川実花の完全撮り下ろし! 6シーン64カットを収録 真っ赤な衣装、通称“赤マグマ”に身を包み、鬼気迫る表情を見せたかと思えば、美しい藤棚の前で儚げにたたずむ……。6つのシチュエーションから切り取った、これまでに見たことのない羽生さんをお届けします。 日本を代表する表現者同士が生み出した貴重な写真の数々は一枚たりとも見逃せません。2023年8月7日発売「AERA8月14-21日合併」で大きな話題を呼んだ「赤バラ」、「青傘」の未公開ショットもお楽しみに。 ■羽生結弦 独占インタビューを完全収録 昨夏、プロフィギュアスケーターとして新たにスタートを切るや、数々のチャレンジを重ね、史上初の東京ドーム単独公演を実現。11月には自身初となる単独ツアーを控えるなど、フィギュアスケートに新たな歴史を刻み続けている羽生さん。自ら道を切り拓いてきた1年を振り返りながら、そこで得た収穫やスケートへの思い、見えてきた可能性まで、語りつくしたインタビューを余すところなく収録しました。聞き手には、スポーツライターの松原孝臣さんを迎えています。 ■プロ転向1年 アイスショー全記録 プロ転向後、初の単独アイスショー「プロローグ」から、3万5千人を観客動員した東京ドーム公演「GIFT」、ゆかりの深いスケーターやゲストを迎えて行った「notte stellata」と、プロスケーターとして3つの公演を完徹。そして出演した「スターズ・オン・アイス」、毎年恒例の「ファンタジー・オン・アイス」の5公演について、写真とともに記録します。 ■羽生結弦に聞く 100問100答 撮影の合間を縫って、羽生さんに100の質問をお聞きしました。「好きな駄菓子」「行ってみたい場所」「子どもの頃好きだった遊具」「持っているなかで一番大きなプーさんのサイズ」などカジュアルな質問から、「スケートをしていてよかったと思う瞬間」「10年後は何をしている?」など100問に回答。どの答えからも、羽生さんのまっすぐな人柄が伝わってきます。 ■撮影ドキュメント263分 蜷川実花が撮り下ろした263分を13のオフショットとともに、誌上でお届けします。メイクルームに入る前に、「先にあいさつを」とスタッフのもとを訪ねるシーンやフィッティングの様子、撮影時のやりとりまで記録しました。唯一無二の写真が生まれた裏側をご覧ください。 ■羽生結弦の伴走者たち 選手時代から羽生さんの表現を支えてきた3人のクリエーターのインタビューも収録。プログラムの音を支える音響デザイナー・矢野桂一さん、楽曲制作を担い、プライベートでも親交の深いピアニスト・清塚信也さん、そして細部までこだわり尽くされているコスチュームの衣装デザイナー・伊藤聡美さんに、クリエイティブを通して見えた羽生さんの素顔をお聞きしました。 【CONTENTS】 ・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session1 ・巻頭コラム「ただ一人到達し得た孤高の世界」 ・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session2 ・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session3 ・独占インタビュー「スケートの心地よさ 表現できる幸せをなくさないようにしたい」 (聞き手:松原孝臣) ・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session4 ・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session5 ・100問100答 PART1 ・氷上を鮮やかに彩るコスチュームデザインの世界 ・羽生結弦の伴走者たち(伊藤聡美、清塚信也、矢野桂一) ・Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 GIFT公演後一問一答 ・プロ転向1年の軌跡 アイスショー全記録「氷上に置いてきた夢をつかみとるために」 ・100問100答 PART2 ・DOCUMENT 263min 羽生結弦×蜷川実花フォトセッション舞台裏 ・Hanyu Yuzuru × Ninagawa Mika session6 ・蜷川実花 セッションを終えて「すべてを超越する『羽生結弦』という表現」 ・extra On AERA Covers 2018-2023
  • 石橋湛山研究―「小日本主義者」の国際認識
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    湛山が言論界に登場した1910年以降、太平洋戦争終結に至るまでを対象に、日本外交の動向とそれに対する彼の批判的言説を考察し、小日本主義外交思想の特質を究明する。
  • ワイルド・ブルー 米爆撃隊 死の蒼穹
    3.0
    大木毅監修・シリーズ〈人間と戦争〉2 監訳・解説:源田孝(元防衛大学校教授) 第二次大戦中に活躍した米国の爆撃機、B-24。その操縦士を務めた当時22歳のジョージ・マクガヴァンと仲間たちの姿を、膨大な資料と証言から描く。援護なし、敵対空砲多数、邀撃必至――決死の出撃任務の最中、彼らは何を思ったのか? 極限状況におけるリーダシップとチームワークとは? 傑作『バンド・オブ・ブラザーズ』の著者による全米100万部のベストセラー。
  • 日本軍が銃をおいた日 太平洋戦争の終焉
    -
    大木毅監修・シリーズ〈人間と戦争〉1 監訳・解説:笠井亮平(岐阜女子大学南アジア研究センター特別研究員) 1945年8月15日、太平洋戦争は終わった。だが海外各地の数百万の日本軍兵士にとって、それは新たな戦いの始まりだった。降伏交渉、戦犯裁判、そして帰国までの長い年月。現代アジアの政治・経済的地図はすべてこの夏に起因している――歴史転換期を克明に描く
  • 東京の生活史
    4.4
    「150人が語り、150人が聞いた、東京の人生」。いまを生きるひとびとの膨大な語りを一冊に収録した、かつてないスケールで編まれたインタビュー集。
  • 鳩山一郎とその時代
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    自民党初代総裁・総理大臣を務めた鳩山一郎の決定版研究。戦前の政友会時代、公職追放と復活、総理大臣就任と死去までを詳細に辿る。
  • スティーブ・ジョブズ 無謀な男が真のリーダーになるまで(上・下合本版)
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    1985年、スティーブ・ジョブズは自身が創立したアップルから追放される。問題行動も多く、社内を混乱に陥れたとされている。その「変人」は、なぜ96年にアップルに復帰するや、「現代を代表する経営者」、「ビジョナリー」となったのか? 講談社から発売された公認伝記『スティーブ・ジョブズ』には、詳しく語られなかった部分がある。それは、ジョブズがアップルから追放され、ピクサーとNeXTを立ち上げていた時代である。その間にどのような人間的変化があったのか。 NeXTに移ると、ジョブズへの世間からの注目度は低くなり、人材を含めたリソースも、アップルほどではなくなる。そうなると、彼はこれまで正面から向き合ってこなかった「会社経営」を学ばないといけなくなった。 新会社に移って真剣に取り組んだのがマーケティングだ。アップル時代は会社が大きかったので、こういったことは他人に任せて、自分は商品開発に打ち込んでいた。また、人心掌握にもたけるようになる。時を同じくしてローリーンと結婚したことも大きい。「人」への関心が高まっていった時代だ。 ジョブズというと、その個人の発想力、企画力、ちょっとずれると、その「変人」ぶりばかり注目されるが、本書からは意外にもその「ビジョナリー・リーダー」の姿がはっきり見えてくる。その後、アップルに戻ると世間の予想をくつがえす能力を発揮し、iPhone、iPad、iTunesといった革新的アイデアを次々と実現させていく。その姿は、80年代の「マックの美しさに固執する変人」ではなかった。 本書は、フォーチュン誌記者としてジョブズと25年以上にわたる親交を持つ著者が、折々に取材したテープ(30本以上)を再構成し、さらに公認伝記には協力しなかった人物にもアクセスして書き下ろした話題作。すでに世界20カ国以上で翻訳されている。
  • 困難な選択(上・下合本版)
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    「人生において、人は誰しも困難な選択を迫られる……人生とは、そうした選択の繰り返しである」。ヒラリー・クリントンが直面した危機、選択、挑戦とは? それは彼女の未来観をどう変貌させたのか? 全米No.1ベストセラー!
  • 吉田健一
    5.0
    ケンブリッジ留学時の知的な冒険。河上徹太郎との美しい師弟関係。中村光夫、福田恆存、大岡昇平、三島由紀夫らとの鉢ノ木会での交遊――長い文学修行を経て、批評、随筆、小説が三位一体となった無比の境地に到達、豊穣な晩年を過ごした人生の達人・吉田健一の全貌を、最晩年に編集者として謦咳に接した著者が解き明かす! ※単行本に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
  • 失われた近代建築 1 都市施設編
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 消されてしまった日本。もう、写真の中でしか見ることができない、明治・大正・戦前の荘厳なる文化遺産。とくに歴史的価値の高い52施設と巻末リストの48施設、計100施設の建築写真を収録!
  • 編集者ディドロ
    3.0
    フランス啓蒙思想の金字塔『百科全書』。壮大なプロジェクトの全貌を編集長・ディドロを通して、精緻かつ自在な分析で描き出す。
  • 数寄語り
    -
    数寄を追う者、つまりディレッタントは広汎な知的探究を通じて専門をいくつも乗り越えるが、学問共同体の一員ではない。著者が還暦から東大文学部の大学院研究生として過ごした二年間は、大学の追及する学問的専門性と、著者の関心である間口の広いアマチュア性との齟齬が、教授陣を困惑させたという。しかし茶の湯領域「宋・元と平安から元禄」と煎茶領域「明・清と享保以降」を統合することで、相互補完的に一千年の日中それぞれの文化が網羅できる。抹茶と煎茶の数寄を同時にすることで、豊かな世界が広がる、という著者の試みは注目に値する。明の文徴明や祝允明の書と薄茶で絵高麗を取り合わせてみたり、江月の書に古染付茗碗で煎茶を飲むなどの試みは、茶に新風を呼び込める可能性もある。著者所蔵の美術館級名物道具で構成する茶事を通じて現代の数寄を浮かび上がらせる。臨場感あふれる茶事の客は、林屋晴三氏を筆頭に、藤田一照氏、佃一輝氏、樂吉左衛門氏、池田巖氏、千宗屋氏、樂篤人氏という豪華な面々。オール新撮影。
  • 自由人佐野碩の生涯
    -
    日本の近代演劇を立ち上げながら,弾圧で国外に脱出.スターリンの大粛清を危うく逃れるなど時代の激動に翻弄されつつ,信念を貫いて,高い国際的評価を獲得した稀有の日本人の生涯.メキシコ演劇の父と称されるに至る軌跡を活写.

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  • 狂伝 佐藤泰志 無垢と修羅
    4.5
    佐藤泰志は村上春樹と同世代の作家。芥川賞に5度ノミネートされながら受賞できず、1990年に41歳で自死。しかし、2000年代後半になって再評価が進み、『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』『きみの鳥はうたえる』『草の響き』などが次々に文庫化され、また映画化されている。 高校生作家として脚光を浴びながら、その作家生活が挫折に満ちたものになったのはなぜか。そして、30年の時を経て、その文学が読者の心を摑むのはなぜか。近親者はもとより、小学校のクラスメイトから大学時代の同人誌仲間、泰志が一方的に思いを寄せた後の直木賞作家・藤堂志津子、ライバルの作家たち、文芸誌編集者らまで、あらゆる関係者に直接話を聞き、文学に希望があふれていた時代の光と影を再構築する。
  • 嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書――自閉症者と小説を読む
    4.7
    6人の自閉症者と文学教授が、『白鯨』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『心は孤独な狩人』などの名作をともに読んだ読書セッションの記録。自閉症者は「心の理論」を持たない、想像による遊びができないといった偏見は早々に覆されるが、それだけではない。「カテゴリー化以前」の感覚を通して物語と関わることで、自閉症者がユニークで鮮烈な読書体験をしていることが明らかになる。それぞれ独特の症状や経歴をもつ彼らの、物語への感受性はときに痛切とも言えるほど鋭敏だ。たとえば『白鯨』を読む第一章では、言葉を話さない自閉症の青年ティトが、どの登場人物よりも鯨に自分を重ねながら小説世界を「泳ぎ」、その感覚を詩に綴りはじめる。『白鯨』のモチーフはやがて、ティトと著者の生活全体を呑み込んでいく。著者は近年の脳科学的知見にもとづいて、「神経多様性(ニューロダイバーシティ)と読書」というテーマをかつてないほど掘り下げている。そこでは、自閉症者と定型発達者、双方の読み方の特性が互いを照射し合い、読むという行為の尽きせぬ可能性を浮かび上がらせる。だからこそ、本書の読後に強く体感されるのは、多様な脳と交感する文学の力の無辺さだ。
  • アインシュタインの戦争―相対論はいかにして国家主義に打ち克ったか―
    4.0
    第一次大戦下、相対論完成の最後のピースを探し求めるアインシュタインに立ちはだかった、あらゆる試練――平和主義者の弾圧、妻との確執、食糧難、病、そして協力者たちとの分断。ドイツに閉じ込められた「世紀の理論」はいかにして世界に羽ばたいたのか。憎しみあう大国のはざまで揺れ動いた科学者たちの群像。
  • 評伝ワーズワス
    -
    自然との共生・対話を生涯のテーマとしたワーズワス。 自然詩人、ロマン派詩人としての側面だけでなく、その時代を超えた思想と現代的感覚を描き出す、渾身のワーズワス評伝。 目 次 幼少の日々・家庭の喪失 ケンブリッジと大陸旅行 フランス革命とヴァロンとの恋 レースダウンと雑誌『フィランソロピスト』 『抒情歌謡集』とオルフォックスデン ゴスラー・冬の旅と、グラスミア・帰郷 『抒情歌謡集』改訂版と恋人との再会 結婚と『序曲』の完成 『二巻詩集』と漂流する家と友 ライダル・マウントと『逍遙』 ウォータールー以後と詩人の名声 老いゆく日々・光と影
  • 園芸のジャポニスム
    -
    19世紀末のパリの文化空間に忽然と現れた謎の庭師、ハタ・ワスケ。ゴンクール兄弟、プルースト、モンテスキュウ伯らの資料を博捜、一人の庭師を通して描く斬新なジャポニスム論。
  • ファーブル伝
    -
    博物学の巨人ジャン=アンリ・ファーブル。その功績を世に広めた最大の理解者、ルグロ博士が詳細にたどる孤高の生涯。『完訳 ファーブル昆虫記』の訳者、奥本大三郎の翻訳で贈る、ファーブル評伝の決定版!
  • 武満徹・音楽創造への旅
    4.8
    世界的な名声を得た現代音楽の巨星、武満徹。 その生い立ち、青春、恋愛から創作の秘密まで、 「知の巨人」立花隆が迫った傑作ノンフィクション。 「ぼくはあの人にだったら、全部しゃべってしまおうと思っているんです」(武満徹) 6年間にわたって雑誌「文學界」に連載された伝説の超ロングインタビューが、 完結から18年のときを経て、没後20年目、ついに書籍化。 【おもな目次】 <第1部> 食糧基地で聞いたシャンソン/敗戦とヤミ屋と貸しピアノ/早坂文雄の棺 瀧口修造と「実験工房」/浅香夫人との結婚/結核と貧困の時代 黛敏郎からピアノを贈られる/ミュージック・コンクレートの夢/「ソン・カリグラフィ」と村上華岳 武満と安保闘争/ジョン・ケージ・ショック/六十年代の草月アートセンター 尺八奏者・横山勝也と琵琶奏者・鶴田錦史/海童道祖と「すき焼きの音」 調性の彼方へ/天才指揮者、小澤征爾/「ノヴェンバー・ステップス」初日 ほか <第2部> 突然の訃報に接し/「時間の園丁」/ブラームスを再評価する/F#の神秘 追悼演奏会と「秋」/宮内庁楽部の高い評価/雅楽の影響/ぼくの音楽の作り方 名門オーケストラの反応/音に個性を取り戻せるか/クセナキスと、バリ島で 巨匠メシアン/日本的引き算のアプローチ/ジャスパー・ジョーンズのこと いい演奏、悪い演奏  ほか
  • 乱歩の軌跡
    -
    平井太郎はいかにして江戸川乱歩となりしか──。乱歩手製の自伝『貼雑年譜』を読み解きながら、職業と住居の大遍歴を経て徐々に完成されていく探偵小説界の巨人・乱歩の実像に迫る。1978~79年刊行の『江戸川乱歩全集』月報に連載された「乱歩の軌跡 父の貼雑帖から」全25回の文章に、『貼雑年譜』の該当頁や往時の写真等を配した一書。最も身近に接した家族にして社会学者である著者が辿る“乱歩の軌跡”とは。/巻頭エッセイ=戸川安宣、解説=浜田雄介
  • ポール・ニューマン語る ありふれたの男の驚くべき人生
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    「ハスラー」「暴力脱獄」「明日に向って撃て!」など、数々の名作に出演し、今なお愛される伝説のスター、ポール・ニューマン。死後発見されたインタビューを編纂し、トム・クルーズやジョージ・ロイ・ヒルら関係者の声も織り交ぜた、最初にして最後の自伝。
  • 江藤淳は甦える
    -
    「日本という国はなくなってしまうかも知れない」――「平成」の虚妄を予言し、現代文明を根底から疑った批評家の光と影。二十二歳の時、「夏目漱石論」でデビューして以来ほぼ半世紀、『成熟と喪失』『海は甦える』など常に文壇の第一線で闘い続けた軌跡を、自死の当日に会った著者が徹底的な取材により解き明かす。新事実多数。
  • 日本エロ本全史
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    学校やTVが教えてくれない大切なことは大体エロ本から教わった。石野卓球とうとうエロ本の歴史は終わってしまった。僕たちの体と心を作ってくれたその素晴らしき世界に愛を込めて、1946年から2018年までの創刊号で見る日本エロ本全史。こうして集めてきたエロ雑誌創刊号コレクションから、エポックメイキングな存在となった雑誌100冊をまとめて紹介させてもらうことになった。それは当然、70年以上に渡る戦後エロ雑誌の歴史を追いかける旅となる。2010年代に入って、エロ雑誌は壊滅的な状況を迎えた。今はもうその命は風前の灯火、というよりも、もう寿命を迎えてしまったという気がする。戦後から21世紀にかけてのエロ本の通史をまとめるという試みは、おそらくこれが初めてということになるだろう。本書は、自分という存在を育んでくれたエロ本文化へのラブレターでもあり、追悼の辞でもあるのだ。(「はじめに」より)・創刊号100冊をオールカラーで紹介・現在、入手困難な雑誌多数収録・対談 都築響一×安田理央「雑誌の魅力は『出会い頭の事故』だ」収録
  • ペンタゴンの頭脳 世界を動かす軍事科学機関DARPA
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    ドローン、殺人ロボット、生物兵器……最強科学集団は何を行なってきたのか。 闇に覆われた60年が、初めて明かされる。 2016年ピューリッツァー賞最終候補作! アメリカでもっとも謎に包まれた軍事科学研究機関、国防高等研究計画局(DARPA)。 1958年の創設以来、国防総省の直属機関としてGPS、インターネット、ドローンなどを次々と生みだし、世界を変える一方、 放射能や危険な毒物による大規模な環境汚染といった大きな負の遺産ものこしてきた。 彼らは未来を創りだす超頭脳集団か? それとも科学で世界を支配する恐るべき存在なのか? 兵器開発の暗黒史、終わりなき産業戦争の実態、「スノーデン・ファイル」流出の裏側など闇に覆われてきたDARPAの事実を開示。 さらに殺人マシンやロボット義手など最新研究の真価を問う出色の全米ベストセラー・ノンフィクション。
  • ささやかな知のロウソク ドーキンス自伝II―科学に捧げた半生
    -
    『利己的な遺伝子』で生物学者として世界的な盛名を得たのち、無二の科学啓蒙書の書き手としても頭角を現し、『神は妄想である』でまたしても世界を震撼させた著者が、現在に至る波瀾に満ちた歩みをテーマごとに回想、自作へのコメントも収録する。学会論争の内幕から来日時のエピソードまでを網羅した、ファン必読の自伝完結篇!
  • ラジオと戦争 放送人たちの「報国」
    4.5
    1925 年に登場し、瞬く間に時代の寵児となったラジオ。そのラジオ放送に携わった人々は、ラジオの成長と軌を一にするかのように拡大した「戦争」をどう捉え、どう報じたのか、あるいは報じなかったのか。また、どう自らを鼓舞し、あるいは納得させてきたのか。そして敗戦後はどう変わり、あるいは変わらなかったのか――。 上記をテーマに、NHK放送文化研究所の月刊誌「放送研究と調査」は、2017 年8 月号~21 年12 月号で、5 年にわたり「戦争とラジオ」を掲載した。その連載を単行本化したものが本書である。筆者の大森淳郎はNHKのドキュメンタリー番組のディレクターとして、戦争中のラジオについても長年取材を続けたのち、2016年~22年12月まで同研究所の特任研究員を務めた。 本書では、記者・ディレクター・アナウンサー…といった「放送人」たちが遺した証言と記録、NHKにある稀少な音源・資料などを渉猟し、丁寧にたどり、検証しながら、自省と内省の視点を欠くことなく多面的に「戦争とラジオ」の関係を追う。 ひいては、非常時において、メディアに携わる者がどのように思考・模索し、振る舞うべきなのかをも照射したノンフィクション。
  • 水平記
    -
    日本近代史の中で、つねに権力の敵として立ちはだかった男。部落解放運動の先頭に立って、全国水平社を率いた。「部落解放の父」といわれた松本治一郎の生涯を現代によみがえらせる感動の評伝!
  • ヴァクサーズ――オックスフォード・アストラゼネカワクチン開発奮闘記
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    2020年1月、オックスフォード大学の片隅でこのワクチンの開発を始めた時、サラとキャサリンはただ、自分たちの技術でいかに速くワクチンを開発できるかを示そうと考えていた。しかし感染者の急増に直面すると、予算の目処が立たないまま、自身のキャリアを危うくしかねないことを承知の上で、治験と量産の方法を模索し始める。そして、一般的な冷蔵設備で輸送・保管でき、途上国も含めて世界中で接種可能なワクチンが誕生した。量産を請け負ったアストラゼネカ社は、パンデミック中は非営利でワクチンを供給することに合意し、このワクチンは治験開始からの1年間に172の国々に届けられた。「アストラゼネカ社のワクチンは、ほぼ間違いなく、他のどのワクチンよりも多くの命を救っている」(エコノミスト誌、2021年12月16日)「多様な企業が多様な国で多様な技術を用いて多様なワクチンを製造することが、2021年にワクチンを必要とするすべての人にワクチンを届ける最善の道だった」(本文より)では、必ず来る次の感染症にはどう備えるべきなのか。必読の書。
  • 花嫁のアメリカ[完全版]
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本を離れ、アメリカで暮らす「戦争花嫁」。数奇な運命をたどった女性たちを1978年に取材した江成は『花嫁のアメリカ』を、そして20年後に再び女性らの元を訪ねて『花嫁のアメリカ 歳月の風景 1978-1998』を刊行。本書では、この2冊を合本することにより、戦争花嫁たちの人生をたどる。
  • 完本 私の昭和史 二・二六事件異聞
    -
    二・二六事件を頂点とする「昭和維新運動」の推進力であった「青年将校グループ」とは、どのような人たちだったのか。彼らはなぜ二・二六事件を起こさねばならなかったのか――。グループの中心人物であった著者が、自身の体験したことを客観的に綴る本書は、貴重な昭和史第一級史料であるとともに、三島由紀夫に「見事な洗煉された文章」として激賞されたことでも知られる。長年読み継がれてきた名著に、拾遺八篇と同時代書評を増補した決定版。〈解説〉筒井清忠 「私の人生の本」といえば、この本をあげなければなるまい――三島由紀夫 昭和維新運動の全体像を構築するためにも、私に非常に多くのことを教えてくれる――橋川文三 【目 次】 まえがき   Ⅰ 残  生/大岸頼好との出合い   Ⅱ 天剣党以来/十月事件の体験/出征から凱旋まで/十一月二十日事件(その一)/十一月二十日事件(その二)/十一月二十日事件(その三)/相沢事件の前後(その一)/相沢事件の前後(その二)/相沢事件の前後(その三)/相沢事件の前後(その四)/蹶起の前後(その一)/蹶起の前後(その二)/青雲の涯   Ⅲ 大岸頼好の死  拾 遺 赤化将校事件/青森連隊の呼応計画/刑場の写真/夏草の蒸すころ/続・夏草の蒸すころ/素描・竹橋事件/有馬頼義の『二・二六暗殺の目撃者』について/映画「脱出」について  付録……同時代書評(*は電子には未収録) 利用とあこがれ……三島由紀夫(*) 人生の本―末松太平著「私の昭和史」……三島由紀夫(*) 末松太平著『私の昭和史』について……橋川文三 〈解説〉筒井清忠 索 引
  • アフガニスタン・ペーパーズ 隠蔽された真実,欺かれた勝利
    4.2
    根拠なき楽観論,改竄される情報,現地への偏見と無理解…….1000名を超える政府・軍関係者へのインタビュー,ラムズフェルド国務長官の残した1万枚以上のメモなど膨大な資料が明らかにする米史上最長の戦争の失敗,そしてタリバン復権に至る真相.大きな反響を呼んだワシントン・ポストによる調査報道,待望の書籍化.

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  • ひげの殿下日記 ~The Diary of the Bearded Prince~
    5.0
    皇族として人間として生きたひげの殿下の姿。 「本書には、自分に正直に、皇族として、ひとりの人間として、66年の生涯を生き抜かれた寬仁親王のありのままの思いが詰まっている」。寬仁親王殿下の第一女子でいらっしゃる彬子女王殿下がそう書かれるように、本書で描き出されているのはひげの殿下として愛された寬仁親王殿下のありのままの姿。社会福祉のことはもちろん、友人、宮家職員、娘たちの成長日記、スキーとスポーツ、そしてガンとの闘病のことがまるで日記のように綴られている。現代皇族は何を考え、どのように暮らし、そして生きられたのか? 日頃触れられることが少ない、現代皇族の生の声を伝える資料として貴重な一冊。
  • カザモニカ 黄金便器のゴッドファーザー
    3.0
    ローマの闇に潜むマフィア、カザモニカ・ファミリー。『ゴッドファーザー』を思わせる始祖の葬式で世間を震撼させ、ベルルスコーニ汚職の背後にも存在した彼らは、いかにして誕生したのか? 60年代から秘匿されてきた謎に、脅迫にさらされながらも迫ったルポ
  • 掠奪されたメソポタミア
    -
    世界が見守る中、サダム・フセインの像がバグダードの中心で破壊された2003年4月。掠奪者の一群がイラク国立博物館を襲う。近くにアメリカ軍の戦車隊が配備されていたにもかかわらず、掠奪は阻まれることなく、人類の文化のもっとも古い遺物を含む約1万5000点の「メソポタミア」の宝がブラックマーケットの陰へ消えていった。さらに、大規模で組織だった盗掘が始まり、大量の文化財が掘り出され、闇に消える。その数はおよそ50万点。人類共有の遺産の損失は計り知れない。 本書は、軍人・官僚・戦争立案者・考古学者・収集家といったさまざまな「当事者たち」へのインタビューと、彼らが残した記録によって、掠奪者からイラクの文化遺産を保護することができなかった圧倒的な準備不足――アメリカ合衆国政府の失態――を詳らかにする。悲劇が生まれ、それが長く続いたのは、文化遺産保護を支援する人たちの努力が残念なまでに脆弱であったこと、また、危機に対する軍の組織的な無関心さによって倍加されてしまった事実――ペンタゴンの機能不全と誤った情報伝達にもあったこと――を暴き出す。 著者のロスフィールドは、事実を現在にまで引き寄せながら、国際社会がいまこそイラクから学ばなければならない教訓を論じ、同様の悲劇が繰り返されることに警鐘を鳴らす。軍事進攻と文化遺産の消失という破滅的な組み合わせによって紡がれる「現代のクロニクル」――これは、私たちの過去と未来を読み解くための必読書だ。
  • 宮崎勤精神鑑定書別冊 中安信夫鑑定人の意見
    -
    幼女連続誘拐殺害事件被告人に対する、中安鑑定人による精神鑑定書全文を、ほぼ原文のまま収録。類似事件の続発する昨今の状況が、筆者に鑑定書の公表を決断させた。さらに解説として、この鑑定書についての講演録を併載。

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  • アウシュヴィッツを描いた少年 僕は銃と鉄条網に囲まれて育った
    4.0
    15歳の少年のスケッチブックに残されたホロコースト。 生と死の境目で見つけた、友情、信念、そして未来への希望――収容所から解放後に綴られた貴重な手記。 スケッチ56点を豪華フルカラー収録。 本書を読み進める際には、トーマスのスケッチも、ぜひじっくりと見ていただきたい。証言が、図版とともに語られるのはまれなことなのだ。この二つは、いずれもトーマスが後世へと残す遺言である。 ――序文より 驚くべき、非常に心を揺さぶられる作品。 ――ジェームズ・ホランド(歴史家、ベストセラー作家) 彼の力強い声と絵は、人間が悲劇から何を学べるか、そして、どうしたら過去より未来を良くできるかを教えてくれる。 ――エスター・ギルバート(ホロコースト歴史家) 1943年6月、ナチス支配下のベルリン。 ユダヤ人少年トーマス・ジーヴは、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所に送られた。 わずか13歳だった彼は、3つの収容所を経て生き延び、22カ月後ついに解放の日を迎える。 そして、記憶の新たなうちにすべてを伝えようと、絵筆をとった。 少年のまなざしで見るホロコーストとは、どのようなものだったのか―― 大人には語り得ない真実が、そこにはあった。 【目次】 序文 はじめに プロローグ─まだ見ぬ未来 一九三九年、ベルリン 第一部 第一章 シュチェチンとボイテン 一九二九-一九三九年 第二章 ベルリン 一九三九-一九四一年 第三章 ベルリン 一九四一-一九四二年 第四章 ユダヤ人一掃 一九四三年 第二部 第五章 アウシュヴィッツ=ビルケナウ 第六章 隔離 第七章 レンガ積み学校 第八章 生き残るための闘い 第九章 極度の消耗 第十章 絶望の中で 第三部 第十一章 混沌の中のやさしさ 第十二章 古参囚人として生きる 第十三章 変化の風 第四部 第十四章 自由はなお遠く 第十五章 グロース=ローゼン強制収容所 第十六章 撤退 第十七章 ブーヘンヴァルト強制収容所 第十八章 解放のとき エピローグ チャールズ・イングルフィールドからのメモ 登場人物について 謝辞 索引
  • EARTH 地球大全史
    NEW
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 5つの視点で地球史を徹底解剖! 大気、氷、緑、火、人間 5つの視点だからこそ理解できる、現在の地球へと至るダイナミックでドラマティックな歴史。 完全な時間順ではなく、テーマごとに見ていくことで、私たちが知っている地球とその誕生の奇跡に改めて触れることができる。 BBCから生まれた、新しく美しいビジュアルと分かりやすい語りで地球史を深く理解できる一冊。
  • 「無策大道」を往く
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    弁護士・政治家、そして理想を抱き満州国へ――。日本が戦争に突入していく時代、奉天で客死した“肥後モッコス”の苛烈なる五十七年の生涯を、祖父への秘めた思いとともにたどる。令之の長男・岑雄の手記「我が中国の青春―一兵士の記録より」を一部併録。
  • アンドレ・ジッドとキリスト教
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    本書は、1890年代から1930年代までのジッドにおける「悪(le mal)」をめぐる 思想的展開を、「病(le mal, la maladie)」と「悪魔(le diable, le démon, le Satan, le Malin)」という二つの軸となる観念の検討を通じて明らかに しようとしたものである。ジッドの著作を読み解くと、彼が「病」と徹底的に 向き合わねばならなかったからこそ、「悪魔」をめぐる関心や思索の展開が 開かれた様子が浮かび上がる。「病」も「悪魔」も、彼の実存のみならず、 文学創作においても避けては通れない課題であった。これら「悪」との対峙を 通じて形成されたジッドの思想的独自性を浮かび上がらせることが狙いである。 「悪」をめぐってジッドが示した思索が、彼個人またキリスト教社会に留まらない 普遍的射程を有していたことを最終的に結論づける論考である。
  • ザ・ビートルズ 解散の真実
    4.5
    ビートルズのメンバー不和や、解散、再結成レコーディングの裏側にあったものは何か。金銭問題をはじめ、これまでの通説以外の解散の理由を数多くの証言や資料から明らかにし、解散前と、解散後から現在までのメンバーの活動と人間関係をリアルに描いた巨艦ノンフィクション。日本版オリジナル1967年~2014年のディスコグラフィ(主なツアー、プライベートイベントを含む)付き。
  • 九龍城探訪
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 九龍城ファンの間で伝説的な写真集「City of Darkness」の日本語版─在りし日の九龍城が蘇る── 魔窟と呼ばれ、惜しまれつつも1993年に撤去されてしまった“City of Darkness”こと九龍城。 九龍城は、大都市香港の中心に紛れもなく存在した。 ここでは法律は適用されず、警察官も立ち入ることができなかったため、文字通りの「無法地帯」であった。 「一度入ると二度と出られない」などといった数々の都市伝説を持ち、多くの人間を魅了しながらも、外部の人間の侵入を拒み続けたため、その内部での生活について語られたことはほとんどない。 その九龍城はどのように生まれたのか?住民たちがこれほど過酷な環境で生活できたのはなぜだったのか? 取り壊しを前にした生活者たちのありのままの姿、さらに九龍城の歴史を収めた本書は、もはや存在しないこの特異なコミュニティを浮き彫りにした、比類なきドキュメンタリーである。 全盛期の九龍城内部を取材した唯一の書籍であり、生活者のインタビュー、内部および外観写真、九龍城が完成に至るまでの歴史などで構成された九龍城ファン必携の写真集。
  • 元内閣法制局長官・元最高裁判所判事回想録
    NEW
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    通産省での激務、知恵の限りを尽くした内閣法制局、守り通そうとした憲法解釈、公平で理論的な判断を心掛けた最高裁判所。通産省20年、内閣法制局20年、最高裁判所6年と、その持ち場で国家の縁の下の力持ちの役割を果たした著者の仕事ぶりを克明に描く。内閣法制局では、法体系の整備に努める官僚と政治との緊張関係が浮き彫りになる——。  その傍らで楽しんだ私生活や子育てとともに「七転び八起きの人生」を、いま、振り返る。
  • KEIRIN 車輪の上のサムライ・ワールド
    -
    年間総売り上げ一兆円超。ストイックな選手たちの日常、戦後復興や政治とのかかわり、ビルダーと呼ばれる職人の世界、女性選手がもたらした変化……。三〇年以上日本に住む英国人記者が、ユニークな日本発祥のスポーツ文化を通して描き出す日本社会の昔と今。
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か
    4.1
    第二次大戦後、ギャルヴィン一家はコロラド州に移住し、12人の子宝に恵まれた。しかし子どものうち6人に異変が起きる。修道士のようにふるまう長男、自分はポール・マッカトニーだと言い張る末っ子……。彼らはなぜ統合失調症を発症したのか。家族の闇に迫る
  • 冷戦 ワールド・ヒストリー 上
    3.0
    資本主義と社会主義に世界を二分し,国家や人々の生活を激しく揺さぶった冷戦.その起源から終焉までの一〇〇年を,冷戦史研究の第一人者が描き切る.米ソや欧州のみならず,アジア,アフリカ,ラテンアメリカなど全世界を包含した稀有の歴史叙述.上巻は一九世紀末からキューバ危機まで.下巻はヴェトナム戦争からソ連解体まで.

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  • モンティ・パイソンができるまで―ジョン・クリーズ自伝―
    4.3
    私立小学校初日に味わった屈辱的な体験から、相棒チャップマンと出会った大学の楽園の日々を経て、パイソンズ結集へ……笑いの革命を推し進めたラディカルな英国喜劇人が書き下ろした、待望の自伝。
  • 深夜特急(1~6)合本版(新潮文庫)【増補新版】
    4.0
    インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行ってみたい――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは、「大小(タイスウ)」というサイコロ博奕に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪の旅が今、幕を開けた。いざ、遠路二万キロ彼方のロンドンへ!「あの旅をめぐるエッセイ」が新たに追加された【増補新版】。 ※当電子版は令和二年七~九月発行の新潮文庫(新版)『深夜特急』1~6の全六巻をまとめた合本版です。『深夜特急2―マレー半島・シンガポール―』収録の高倉健氏との対談「死に場所を見つける」は当電子版には収録しておりません。
  • 原子野の『ヨブ記』
    -
    神よ、これがあなたのご意志だったのですか?1000人の被爆体験、被爆後体験をあまさず集約して迫る、恐るべき一書。

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  • オスカー・ワイルドの軌跡 世紀末を翻弄した言葉の奇才
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『サロメ』『幸福な王子』『ドリアン・グレイの肖像』など、数々の著作と名句で知られるオスカー・ワイルド。 本書は、ビアズリー、ロートレック、風刺画家マックス・ビアボームが描いたワイルドのスケッチなど豊富な図版と共に、作家本人と彼をとりまく人々の言葉を通して、唯美主義者オスカー・ワイルドの生涯をたどるビジュアル伝記である。 イラストレーターのチャールズ・リケッツとの舞台の仕事、作家アンドレ・ジッドとの友情や画家ホイッスラーとの確執……分野を越境するワイルドの交流は、彼が生きた世紀末芸術の世界をも立体的に浮かび上がらせる。
  • 大宰相・原敬
    4.0
    著者は言う、「原が元老として若き昭和天皇を導き、初期の治世を支えることができていたなら、議会政治が空洞化し、軍部が政治勢力として台頭することも防げたのではないだろうか」「原の暗殺の重さは、大村益次郎、大久保利通、横井小楠の暗殺よりさらに深刻なものであった」と。賊軍・南部藩の家老の家から、苦労して立身出世を成し遂げ、伊藤博文や井上馨、西園寺公望など元勲との深いかかわりを持ちながら、「力の政治」を体現した「田中角栄型」リーダー。一方、清、朝鮮、フランス駐在の外交官を経験し、キリスト教にも通じ、英語、フランス語が堪能。世界を見る眼が確かだった現実主義者。「白髪の平民宰相」という教科書に載っているイメージの裏側にある、「人間・原敬」の魅力的な実像を明らかにする!

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  • 2015年の時事を振り返る5冊セット 全試合記者会見全文!激闘!なでしこジャパン 他
    -
    2015年を騒がせたニュースをもう一度! 2015年、日本で、そして世界で何が起こったのか? FIFAのブラッター会長への一連の疑惑問題の発覚、ラグビーワールドカップで大旋風を巻き起こした日本代表チームのヘッドコーチであるエディー・ジョーンズ退任会見、華麗なる戦いを繰り広げた女子サッカーワールドカップの全試合記者会見、作家である百田氏の問題発言を巡る影響とその検証、韓国を襲った致死率40%のMERS感染。 これらの2015年に起こった出来事を深く追求した5冊をセット!
  • アダルトメディア年鑑2024 AIと規制に揺れる性の大変動レポート
    -
    性 (エロ) の「現在」がこの一冊でわかる! 人間の性が根底から変わりつつある中で、アダルドメディアは、ITやAIの進歩によって驚くべきレベルに達している。しかし合法、グレーゾーン、違法さまざまで、全体像を把握するものは誰一人としていない。それならばと立ち上がったアダルトメディア総研の面々が、漫画、ゲーム・アニメ、AV、女性向け、小説、音声、AI、アダルト規制などの観点から、性の大変動をレポートする -------------------------------- ・同人AV市場は、もはや通常のAV市場を上回る規模に ・写真集もイラスト集もAIが市場を占拠。 ・「電子オリジナル同人」こそ、あらゆるエロの中心地。 ・アダルトVR 2人のメタバース(フルCG)女優デビューの衝撃! ・「女性向け」を探って初めて見える「男性向けの本質」 ・FANZAの3割は女性ユーザー! ・海外は無修正だが「少年ジャンプ」レベルでも18禁に。 ・海外アダルトコミック「HENTAI」は世界の共通語! ・パトロンサイトは現代の闇市か? ・ありとあらゆるジャンルで、インディーズと商業という境目が崩壊! (本書より) -------------------------------- 【目次】 目次 巻頭言 今、我々はアダルトメディアの大変動期に立ち会っている! 第1章 漫画 第2章 ゲーム・アニメ 第3章 実写動画 中間言 「女性向け」を探って初めて見える「男性向けの本質」 第4章 小説 第5章 音声 第6章 AI 第7章 アダルト規制 第8章 その他の印刷物 第9章 その他のアダルト 巻末言 AIと規制の時代
  • 第三の極地――エヴェレスト、その夢と死と謎
    4.8
    ──今も昔も人々の熱狂の渦のなかに聳え立つ、それがエヴェレストだ。 《ページを捲る手が止まらない、山岳ノンフィクションの新たな傑作》 ---------------------- 「そこにそれがあるから」 1924年6月、マロリーとアーヴィンは世界一の頂を目指し、二度と戻らなかった。 百年来の謎を解き明かすため、ベテランクライマーはかの地へ向かう。 そこで目にしたのは、この山に魅せられた人々の、それぞれの人生の物語だった。 ---------------------- 南極、北極に次ぐ「第三の極地」、ヒマラヤ山脈。 そこに鎮座する世界一の頂、エヴェレストに渦巻く熱狂と混乱、そして百年前の謎。 ---------------------- 【目次】 ■プロローグ ■第一部 熱狂への道  ・第一章………死者に囲まれて  ・第二章………モスクワ・ルール  ・第三章………上流社会  ・第四章………製品テスト界のはみだし者  ・第五章………忌まわしき異端 ■第二部 山に登る  ・第六章………雪の住処へ  ・第七章………奇跡のハイウェー  ・第八章………ファニの襲来  ・第九章………エヴェレストの急変 ■第三部 すべてを越えて  ・第十章………カムの闘い  ・第十一章……イギリスの空気  ・第十二章……遥かなる頂  ・第十三章……極限での捜索  ・第十四章……帰郷 ■謝辞 ■訳者あとがき ■資料に関する註 ■索引 ■著者によるペーパーバック版のためのあとがき
  • 死体とFBI 情報提供者を殺した捜査官の告白
    -
    ケンタッキーの田舎町で女が失踪した。FBIの情報提供者だった彼女はなぜ1年もの間見つからなかったのか? その背後には麻薬・強盗事件も絡む谷間の集落の複雑な人間関係があった。初めてFBI捜査官が殺人犯となった実際の事件を詳細な取材をもとに描く。
  • カール・ラガーフェルド モードと生きて
    -
    2019年に他界したドイツ出身のファッションデザイナー、ラガーフェルド。クロエ、フェンディ、シャネルと名だたるブランドを渡り歩いた彼の創作の源泉にあったものとは。また同時代のライバル、イヴ・サンローランへの思いとは。フランス人ジャーナリストが綴る
  • 悪魔の細菌 超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い
    4.5
    か弱い細菌ごときの策略に引っかかるなんて、思ってもみなかった。 私は大陸を股にかけて殺人ウイルスを追跡し、AIDSに対する戦争を仕掛けてきた。ある時は戦いの最前線に立ち、ある時は世界規模での政策立案に携わる人々と議論のテーブルを囲みながら。そう、ウイルスは恐るべき存在だった。では、細菌は? 大した敵ではない。少なくとも、この細菌は恐れるに値しない相手のはずだった。 私は感染症を専門とする疫学者だ。アメリカの大きな大学で国際保健研究所の所長も務めている。他の誰でもなく私こそ、この細菌から自分の夫を守ることができてしかるべきだった。最後にこの細菌を見たのは、大学院に入る前の学部生時代のことだ。私たち学生は、研究室での初歩的な実験で、この細菌を気軽に扱っていた。いつの日か、この細菌の変異体がお前たちを死の淵に追いやり、お前はそのうち、殺し屋ウイルスの大群を注射して夫を救おうとする……。当時、誰かにそう言われていたら、私は相手の頭がおかしくなったのかと思っただろう。だが今、私たちはまさにその言葉通りの状況を迎えていた。 ――本書より
  • 幻覚剤は役に立つのか
    4.6
    『雑食動物のジレンマ』『人間は料理をする』で知られるジャーナリストが自ら幻覚剤を体験し、タブーに挑む! 今どんな幻覚剤の研究がおこなわれているのか。 幻覚剤は脳にどんな影響を与えるのか。 そして、医療や人類の精神に、幻覚剤はいかに寄与しうるのか。 「不安障害」「依存症」「うつ病」「末期ガン」などへの医学的利用の可能性と、“変性する意識”の内的過程を探る画期的ノンフィクション。 ニューヨークタイムズ紙「今年の10冊」選出(2018年)、ガーディアン紙、絶賛! 一部の精神科医や心理学者が過去の幻覚剤研究の存在に気づき、発掘を始めたのは最近のことだ。 彼らは現代の基準で再実験をおこなって、その精神疾患治療薬としての可能性に驚愕し、(中略)幻覚剤が脳にどう働くのか調べはじめた。 ——幻覚剤ルネッサンスである。(宮﨑真紀) 【目次】 プロローグ 新たな扉 第一章 ルネッサンス 第二章 博物学——キノコに酔う 第三章 歴史——幻覚剤研究の第一波  一  有望な可能性  二  崩壊 第四章 旅行記——地下に潜ってみる  トリップ一 LSD  トリップ二 サイロシビン  トリップ三 5-MeO-DMT(あるいはトード) 第五章 神経科学——幻覚剤の影響下にある脳 第六章 トリップ治療——幻覚剤を使ったセラピー  一  終末期患者  二  依存症  三  うつ病 エピローグ 神経の多様性を讃えて
  • イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史(上)
    4.3
    国家とユダヤ人を危害から守るためにあらゆる手段を講じるイスラ エル。イスラエルの新聞記者が政府・軍関係者への膨大な聞き取り から明らかにした、イスラエルで特殊任務にあたるモサド、シン・ ベト、アマンの3機関による、諜報活動と要人暗殺作戦の初の通史
  • プーチンの世界―「皇帝」になった工作員―
    4.5
    一介のKGB職員から「皇帝」となった男が望むものとは? 今も謎に包まれるロシア大統領の“正体”を米研究機関の第一人者が6つの側面──「国家主義者」「歴史家」「サバイバリスト」「アウトサイダー」「自由経済主義者」「ケース・オフィサー(工作員)」から徹底分析。計り知れない男プーチンを正しく恐れるための決定版。 ※単行本に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • キッド――僕と彼氏はいかにして赤ちゃんを授かったか
    4.5
    同性カップルが養子縁組によって子どもを迎えるまでの事の次第を等身大で綴った痛快ノンフィクション。ダンとテリーはゲイのカップル。オープン・アダプション(開かれた養子縁組)で子どもを迎えようと決めた二人だが、男二人で「育ての親」になるという挑戦に加え、「生みの母親」であるホームレスのパンク少女メリッサの事情も絡んで、縁組成立まで一喜一憂の道のりに……。前例のないさまざまなステップを踏破して、ついに愛する息子D・Jの親になるまでの自身の体験を、機知とユーモアたっぷりに語る。自虐&下ネタ満載で(その実、真摯に)経験を語り、同性愛への偏見に対しては辛辣な皮肉の乱れ撃ち! この愛すべき著者は、世界的なムーブメントとなったIt Gets Better Projectの発起人にして「アメリカで最も有名な同性愛者の権利擁護活動家の一人」(ハフィントンポスト)。何が人を親にするんだろう、家族って何だろう──読み進むほどにページを繰る手がもどかしいほど加速する、新しいかたちの家族の誕生物語。
  • 証し 日本のキリスト者
    4.0
    なぜ神を信じるのか? 北海道から沖縄、奄美、五島、小笠原までを全国の教会を訪ね、135人の声から浮かび上がった信仰と祈りのかたち。
  • 原敬 外交と政治の理想(上下巻合本版)
    値引きあり
    -
    朝敵・南部藩に生まれ、新聞記者・外交官・企業経営者など多彩な顔を持ち、一貫して「公利」という概念を重視したポスト「元勲世代」の政治家・原敬の65年の生涯を描く。山県有朋・大隈重信らとの対決を経て、初の政党内閣を組閣、第一次世界大戦後の世界を見通して新たな日本政治の道筋をつけながら、東京駅で凶刃に斃れた「平民宰相」。この暗殺事件で失われた「昭和史の可能性」とは。著者渾身の本格的評伝。(講談社選書メチエ)
  • 心眼 柳家権太楼
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私たちは、何をみているのか? 初代・三遊亭圓朝が生み出した、古典落語の名作『心眼』。あんま師・梅喜の薬師様への願掛けの思いが叶って、目が見えるようになると……。 古典落語の名人・柳家権太楼の口演を写真家・大森克己が、その一部始終を撮影。 見えること/見えないことをめぐる、「落語」と「写真」のスリリングな格闘――。
  • 「生きている」とはどういうことか 生命の境界領域に挑む科学者たち
    4.0
    生命とは何か? 誰もが納得できる生命の定義は、いまだに存在していない。 生物と無生物を分かつものは、いったい何なのか?  現代屈指のサイエンスライターが、波乱に満ちた生命研究の歴史をひもときながら、最先端の研究が進行中の数々の現場を探訪し、「生命とは何か?」という人類最大の難問に迫る。 全米で高い評価を受けた、科学ノンフィクションの傑作。 【各紙誌で年間ベストブックに選出!】 NYタイムズ・ブックレビュー「今年の100冊」(2021年)に選出 PEN/E・O・ウィルソン賞(2022年)ファイナリスト ライブラリー・ジャーナル、サイエンス・ニュース、スミソニアン・マガジンの2021年ベストブック 【有名科学者による賞賛多数!】 現代のフランケンシュタイン博士たちが研究に勤しんでいる今、実にタイムリーな探究の書。 ――ジェニファー・ダウドナ(ノーベル化学賞受賞者・『クリスパー』著者) ジンマーは鋭く魅力的な書き手だ。ふさわしいところで感慨深い逸話を紹介し、科学的な話を描き、研究室での実験に命を吹き込む。 ――シッダールタ・ムカジー(『がん 4000年の歴史』著者) 軽やかで奥深い本書を読めば、生命についてまったく新しい見方ができるようになるだろう。 ――エド・ヨン(『世界は細菌にあふれ、人は細菌によって生かされる』著者)

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  • キュリー夫人と娘たち 二十世紀を切り開いた母娘
    3.5
    目 次 第1章 意志の力――ポーランドからフランスへ 第2章 科学と愛――希望と試練 第3章 第一次世界大戦――前線のマリーとイレーヌ 第4章 アメリカ――夢想を超えた啓示 第5章 ある女性科学者の輝きと黄昏 第6章 キュリー家の姉妹――暗闇から日の当たる方へ 第7章 第二次大戦の混乱の中で生き別れたイレーヌとエーヴ 第8章 冷戦下の軋轢で引き裂かれた家族 第9章 エーヴ・キュリー――亡くなった人たちへの誠実な行動  謝辞  訳者あとがき  原注  主要参考文献
  • ネイビーシールズ 特殊作戦に捧げた人生
    4.0
    特殊部隊を皮切りに、軍最上層部にまで上りつめた元海軍大将の回顧録。日本でも大きく報じられた特殊作戦である、サダム・フセイン捕縛やビン・ラディン殺害などの舞台裏を詳細に語り、米軍と政権中枢でどのように意思決定がなされたかをスリリングに明かす。
  • 【フルカラー・固定レイアウト版】福島第一原発事故の「真実」
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 貴重な写真と図版をフルカラーで完全収録。書籍と同じレイアウトのFIX版。 東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間10年、1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。 他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、第一級のノンフィクションがついに刊行。736ページの完全保存版 思いも寄らない真相が次々明らかに 真相1 吉田所長の英断「海水注入」はほとんど原子炉に届かなかった 真相2 1号機で唯一残された冷却装置は40年間にわたり「封印」されてきた 真相3 原子炉を救う減圧装置には、高温高圧になると動作しにくくなる弱点があった 真相4 2号機の消防注水の失敗が皮肉にもメルトダウンの進行を遅らせて「最悪の事態」を防いだ 真相5 巨大な津波に備えて、津波対策に着手していた原発があった 東日本壊滅が避けられたのは偶然の産物だった!? 極限の危機。核の暴走を食い止めようと、吉田所長らは、爆発や被ばくの恐怖と闘いながら決死の覚悟で現場にとどまり、知恵を絞り出して、原子炉に水を入れ続けた。幸いにして、格納容器の爆発は免れた。当時の政府のシミュレーションでは、最悪の場合、福島第一原発の半径170キロ圏内がチェルノブイリ事故の強制移住基準に達し、半径250キロ圏内が、住民が移住を希望した場合には認めるべき汚染地域になるとされた。半径250キロとは、北は岩手県盛岡市、南は横浜市に至る。東京を含む東日本3000万人が退避を強いられ、これらの地域が自然放射線レベルに戻るには、数十年かかると予測されていた。 10年にわたる取材で、この最悪シナリオが回避されたのは、消防注水の失敗や格納容器のつなぎ目の隙間から圧が抜けたりといった幾つかの偶然が重なった公算が強い。この事故では、当初考えられていた事故像が新たに発見された事実や知見によって、どんでん返しのように変わった例は枚挙に暇がない。この極限の危機において、人間は核を制御できていなかった。それが「真実」である。 *本書には、デバイスの画面サイズや文字サイズの変更などに合わせて、テキストやレイアウトが流動的に表示されるリフロー版もございます。
  • 精密への果てなき道 シリンダーからナノメートルEUVチップへ
    4.0
    蒸気機関シリンダーの寸法のムラをなくせ! 産業革命期に生まれた精密の概念を極度の高みに引き上げた技術者や、フォード、セイコー、インテルなどの企業の奮闘を描きながら、微細の極限を目指すテクノロジー物語を綴る。知られざる技術史を明かすマスターピース
  • ジョン・フォード論
    4.5
    「古典的な西部劇の巨匠」というレッテルからジョン・フォードを解き放ち、画面そのものを見つめる快楽へとひたすら誘う――『監督 小津安二郎』と双璧をなす著者集大成。主要監督作の詳細なフィルモグラフィや貴重なスチール写真を多数収録。
  • 核のプロパガンダ
    -
    日本各地にある原発のPR施設、広島・長崎の平和館、万博の原子力テーマなど、功罪を含め核がどのように宣伝されてきたかを辿る。
  • ドンネルの男・北里柴三郎【合本版】
    -
    世界的な医学者・北里柴三郎が2024年度に発行予定の新千円札の肖像になるのを記念して、『ドンネルの男・北里柴三郎 上』『ドンネルの男・北里柴三郎 下』を収録した【合本版】を制作しました。 【上巻】 破傷風菌の純粋培養、ペスト菌の発見などで有名な北里柴三郎の生誕150周年を記念して発刊。上巻はドイツ留学、コッホへの弟子入りなど若き日々をいきいき描く。 【下巻】 日本近代医学の父であり、世界的な医学者・北里柴三郎の生涯を描く。下巻はペスト菌との壮絶な闘いはじめ、数々の困難を乗り越える北里の壮年から晩年の人生を描く。
  • 残された時間――脳外科医マーシュ、がんと生きる
    NEW
    -
    〈死は、遅かれ早かれ、どんな形であれ、すべての人に訪れるし、それは人生の一部であるが、生きつづけたいという私の願いは、「一目惚れ」のように圧倒的で決定的なものなのだ〉NHSのフルタイムの仕事を引退し、悠々自適な暮らしを送っていたマーシュはある日、進行性前立腺がんと診断される。赤裸々な死への恐怖を告白し、病気を理解することで恐怖を乗り越えようとしては挫折する、「患者となった脳外科医」の日々。がんの検査から治療のプロセスの描写に自らの医師としての経験から得た知識、さらには睡眠科学や進化人類学、量子力学に至るまでの該博な知識が織り込まれる。いやおうなく頭をよぎる患者たちや両親の最後、そして自らに残された時間――。死のすぐそばで働きつづけ、数えきれないほどの死を見届けてきた脳外科医マーシュの、最後のメッセージ。

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