新家完司作品一覧

  • 川柳句集 平成二十五年
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    1巻880円 (税込)
    透徹した眼と洗練された言葉、清純簡潔な表現が織りなす待望の第六集。 「川柳の理論と実践」の著者で、「川柳マガジン」に「名句を味わう理論と鑑賞」を好評連載中の著者が平成元年から五年ごとに刊行する川柳句集。 《上品に飲むと悪酔いしてしまう》 《用済みの包丁すぐに仕舞うべし》 《七十歳あたりで分かる砂の味》 《志望した通り無職のおじいさん》 《引きだしの奥も年寄りじみてきた》 《ライバルに拍手するのも修行なり》 《あとはもう酒喰らうだけ午後七時》
  • 川柳作家ベストコレクション 新家完司
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    1巻880円 (税込)
    それぞれの味を纏って連なる川柳の山々。 中でも魅力を秘め険しく聳え立つのは、 ナンセンス・ユーモアの山。(柳言より)    短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳! 47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。 鳥取を代表する川柳作家・新家完司の渾身の作品群! 本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「あきらめたとき美しくなるこの世」。    手を上げて渡るだあれもいない道 誰ひとりきづいてくれぬひとりごと 霧が出て街は水族館になる さくら咲く今は死にたくない季節 自転車に春の空気を入れてやる ともだちを数えて歩く花の下 花の下にっぽんじんは靴を脱ぐ
  • 令和元年
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    1巻880円 (税込)
    透徹した眼と洗練された言葉、清純簡潔な表現が織りなす川柳集の第七弾。 ロングセラー「川柳の理論と実践」を執筆し、現在「川柳マガジン」で「名句を味わう理論と鑑賞」を好評連載中の著者が、「平成元年」から「平成五年」「平成十年」「平成十五年」「平成二十年」「平成二十五年」と五年ごとに刊行する人気シリーズ。 軽みの境地に年齢を重ねて得た燻し銀の渋みが加わって、ついに令和版が待望のスタート! 心臓は本日止まる気配なし 花吹雪浴び渋滞の列にいる アニサキス殺す焼酎ストレート 名水のあふれる里で酒浸り 酒が旨くてチェ・ゲバラにはなれず いい土になれそうもない飲んだくれ 飲みましょう電信柱揺れるまで
  • 令和五年
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    1巻880円 (税込)
    透徹した眼と洗練された言葉、清純簡潔な表現が織りなす川柳集。待望の第8弾! 川柳入門書きってのロングセラー「川柳の理論と実践」の著者であり、最新刊「良い川柳から学ぶ秀句の条件」も大好評の著者が「平成元年」からスタートし、5年ごとに刊行する句集のシリーズ。これまでに「平成元年」「平成五年」「平成十年」「平成十五年」「平成二十年」「平成二十五年」「令和元年」と7冊を刊行。 この1冊から、切れ味鋭いアイロニー、ウイットに富んだ表現、飄々とした軽みの境地を堪能でき、著者が重ねてきた年齢とともに得た燻し銀の渋みが加わって、これぞ川柳という極上の作品群を堪能することが出来る。 働かず朝昼晩と食べている 三月三日電気毛布を弱にする カニカマが遂に大海原の味 いつか出るつもりの町で老いぼれる あの世など公民館の裏あたり お辞儀する姿勢が楽になってきた 忘れてはいない消しゴム借りた恩 春霞なのか白内障なのか この国はまだ美しいフキノトウ 冬の文字その点々は冬なのか ポイントカードごそごそ探す負け戦

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